名取宏(なとろむ)(@NATROM)さんの人気ツイート(リツイート順)

もし将来、アビガンが期待ほどじゃなかったら、「比較試験前にアビガンが効かないかもしれないなんて当り前。アビガンをどんどん投与しろなんて誰も言っていない。そんなことを言っていたやつを人を複数、まずは屏風から出せ」とか言い始める人もいるかもしれませんので、一応、記録しています。
将来は乳がんが手術をせずに薬と放射線治療だけで治る時代が来るかもしれない。「海外がん医療情報」の記事を紹介する。[化学療法で完全奏効の乳がん患者では手術不要の可能性 cancerit.jp/73445.html ]。こうした情報が日本語で読める時代になった。
私は内科医ですが、自分の診療経験からも、よほど専門領域ドストライクでもないかぎり(だったら自分で診るべきですが)、医師の家族が治療方針に口を出すとあまり良い結果にならないと思っています。主治医が明らかにヤブなら別ですが、それを言うなら新型コロナに限った話じゃないです。
「がん検診は役に立たない」「検査すればするほどよい」といった単純な主張は間違っており、「がん検診には利益もあれば、害もある」「利益が害を上回る有効ながん検診もあれば、害のほうが大きいがん検診もある」ことが、より多くの人に伝われば幸いです。以上。
東北大学の「新型コロナウイルス感染症の急性期症状に漢方薬」の話ですが、主要評価項目も副次評価項目も対照群と比較して有意差なしです。negative studyです[ jrct.niph.go.jp/latest-detail/… ]。
「プラセンタ投与後に体調がよくなったらプラセンタ投与のおかげ」と思い込んでいる医師は、ワクチン接種の後に重篤な有害事象があったときにワクチンのせいだと思い込むであろう。「全国有志医師の会」の全員ではないだろうが、そういう医師の割合が高くなると思われる。
「ドイツの神経科のトップドクターGriesz-Brisson氏」とあるけど、これが本当なら、動画やSNSじゃなくて、論文で発表すればいいのに。話はそれから。論文を書かずに動画だけで標準的な学説を否定する主張を振りまくのは専門家のやることじゃないです。
前後関係は必ずしも因果関係を示しているとは限らない。ワクチン接種の後に重篤な有害事象があったとき、ワクチン接種は原因かもしれないし原因でないかもしれない。患者さんが前後即因果の誤謬に陥るのはかまわない。けれども専門家たる医師の中にも前後関係と因果関係を混同する人がいる。
「エビデンスも論文も関係ない。自分を向上させるものこそが重要だ」などと体験談のみを重視し、客観的に効果を確認できる方法を避けるのは、ニセ医学によくある手法です。「エビデンスを確立し、論文として発表し、より多くの子どもたちに届けたい」と主張するほうが望ましいと考えます。
プレジデントオンラインにいわゆる「空間除菌」について書かせていただきました。『景表法違反の「クレベリン」も雑貨なら合法…根拠のない「健康に良い商品」の販売を止められない根本原因』[ president.jp/articles/-/587… ]。
イベルメクチンは新型コロナに効果があるかもしれないし、ないかもしれない。ただ、効果があるとしても一部の論者の主張するほど強力な効果はないと思う。強力な効果があればもう証明されているはず。
ロイターの報道によると台湾最大の航空会社のパイロットが滞在した空港ホテルでアウトブレイクが発生した。 [ jp.reuters.com/article/us-hea… ]。報道時点で35人。台湾基準では大きなアウトブレイク。
余計なことなんですが、書いてもいないことを読み取る人たちが多いんで、念のため。質の高いエビデンスが得られるまでアビガンを投与するべきじゃないと言っているわけじゃないです。情報が不明確なときは不明確なりに、やりようはいくらでもあります。
「アース製薬が本気で飲んでほしいシリカ水」(商品名:アース コロイダルシリカ100)を推奨している星子クリニック院長星子尚美医師は、自由診療で血液クレンジングを提供しているような医師だ。料金1万5000円(税別)。
「海外では(HPVワクチンの)接種率が高い国の方が(子宮頸がん発生率が)増加傾向にある」という主張は誤りです。ソースを要求されて出てくるのが公的なサイトではなく、海外の一医師のブログである時点でお察しです。 twitter.com/gomaki19531/st…
岩上安身氏の医学に関する主張のほうが信用できない。2014年、氏が代表であるインターネット報道メディアIWJにおいて、「輸血は不要、むしろ危険だ」とする内海聡氏らの会見が報道され、その後なんら説明なく削除された[ twitter.com/NATROM/status/… ]。
[「抗がん剤は本当に効くのか、それとも毒なのか」多くの人の疑問に内科医が出した最終結論 president.jp/articles/-/631… ]。毒っちゃ毒ですが症例を選べば効きます。効く毒のことを薬と呼びます。
いわゆる「無痛MRI乳がん検診」が、乳がん死を減らすという質のよいエビデンスは現時点ではありません。減らさないというエビデンスもありません。こうした点を説明され、理解した上で検査を受けるのはかまわないと思います。
「新型コロナウイルスは存在しない」って言っていた人たちが最近の状況をどう考えているのか見にいったら「ワクチンを打てば打つほど感染拡大」とか言っていた。存在しないウイルスが感染拡大とは?
花木秀明氏が、イベルメクチンの個人輸入サイトへ誘導するアカウントをRT。これはいくらなんでもダメだろう。むしろそういうアカウントに注意を促すべき立場であろうに。
[新型コロナに対するイベルメクチンのケースシリーズを発表してほしい natrom.hatenablog.com/entry/2021/08/… ]。「何百人にも投与したが一人も死んでいない」は根拠になりません。
病気になりにくい対策を周知することは確かに必要なんだけど、病気になった人を努力不足だなどと責めるようになってはいけない。対策していても病気になるときはなるし、なんならいろいろな事情で十分な対策ができない人だっている。
もしかすると、将来、新型コロナウイルス対策にポビドンヨードうがいがとても効果的だということが判明するかもしれない。そうだとしても、今回の大阪府の発表には問題点が多くあったことには変わらない。臨床試験は結果オーライではない。
名前に聞き覚えがあったけど、青山まさゆき氏、ポビドンヨードうがいによる重症化予防にずいぶん好意的だった人でした。[ ameblo.jp/masayuki-aoyam… ]。
池田清彦氏はまた、喫煙の害に否定的で、武田邦彦氏らと「タバコはホントに体に悪いの?」というトークイベントに参加しています。池田清彦氏による医学に関する主張を信用したい人は自由にどうぞ。私はまったく信用しません。