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酸素投与といった標準ケアが死亡率を下げるという意味ならその通りです[ twitter.com/NATROM/status/… ]。その場合、PCR検査よりも呼吸状態などの一般身体所見の変化を捉えるほうが有用です。
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ダーウィンは「変化に最も対応できる生き物が生き残る」とはどうやら言っていなさそう、という文章を昔、書きました[ natrom.sakura.ne.jp/koizumi.html ]。2001年ですから約20年前です。まあダーウィンが言っていたとして憲法改正は関係ないけどな。 twitter.com/jimin_koho/sta…
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ランダム化比較試験で対照群と比べてワクチン群で発症者や重症者が少ないこと、イスラエル国内の観察研究で接種が先行した年齢層でまず死亡者が減ったこと、同年代の比較でも接種者に死亡者が少ないことなど、複数の証拠がワクチン接種と新型コロナ死亡者減少の因果関係を強く示しています。
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認めていません。小森谷さんは、有害事象(「副反応疑い」)と副反応の区別がついていないので、そのような誤解をしておられるのでしょう。ついでに言うなら「発生率」と接種者当たりの報告数の区別もついていないようです。「HPVワクチンを打つな、とは言っていない」ことは免罪符にはなりません。 twitter.com/sayakaatyan/st…
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[「コロラド先生」のツイッターアカウント凍結と過去の発言について natrom.hatenablog.com/entry/2021/05/… ]。コロラド先生@BB45_Coloradoのアカウント凍結は私にとって残念なことであるし、解除を希望する。
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「公民館におけるホメオパシーの講習会」問題にも通じる。会場側が、会の内容を事前に把握し医学的な妥当性を判断するのは難しい。どうすればいいのかわからない。弁護士会の担当者は、会の内容がどうであろうとマスク着用や換気といった感染対策は徹底させる、と言ってくださった。
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ホテルと航空会社に多額の罰金が科せられる模様。台湾は、個人の自己検疫も違反すると罰金が科せられると聞く。これぐらいの強い対策が必要なのだろうね。
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自然治癒する疾患に対する治療の効果は過大評価しやすい、という心理的メカニズムを臨床医は自覚するべきです。そうでないと、風邪に対して抗菌薬をバンバン投与する医師になります。風邪に対して抗菌薬を使って治ったという事例はいくらでも経験できますから。
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発症してから診断、報告され集計されるまでタイムラグがありますので、感染拡大中でも発症日ベースのグラフは見かけ上ピークアウトしたように見えます。去年ならともかく2021年8月にもなって発症日別のグラフでピークアウトを論じる人は信頼に値しません。
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会場となった県弁護士会館には事前に注意を促す情報提供をしたが、会員が利用を申請すれば、よほど反社会的な活動ではない限り、会場提供を断るのは難しいらしい。まあ、言論の自由とか集会の自由とかとの兼ね合いもあるだろうし、それはそうなのだろう。よくわかる。
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瀬尾宜嗣氏が院長をしている「アドバンス・クリニック福山」で行われている自費診療の医療の多くはエビデンスが乏しく、ニセ医学と言えるものもあります。仮に「血液クレンジング」が新型コロナに有効であるとしても、「アドバンス・クリニック福山」は信頼できません。 twitter.com/yseo_medical/s…
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子宮頸がん検診は甲状腺がん検診と違って、子宮頸がん死や浸潤子宮頸がんを減らすことが示され、有効性が確認されています。国際的にも広く推奨されています。推奨年齢になったら子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。
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日本の輸血の安全性はきわめて高いですが、数十万分の1の確率ながらウイルスに感染する危険性はゼロではないので、輸血後の患者さんにはきちんと肝炎やHIVの検査をします。こうした地道な努力が、輸血・血液製剤の安全性を高めています。
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このような発言がありました。「早期投与しなければ死ぬ。投与すれば8割の確率で助かる」「生か死かの狭間の人に試験もへったくれもない」「アビガン一択でいい」「アビガンは有効だと判明した」「比較試験を行っている暇あると思ってんのか平和ボケ」etc…。
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検診で発見されたがんの予後が良くても、がん検診が有効だとは言えないのはなぜか?[ natrom.hatenablog.com/entry/20170307… ]でご説明しました。疫学の教科書にも載っている基本的なことです。
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HPVワクチンに否定的な「窓際記者の独り言」という方とのやり取りで、子宮頸がん検診の感度についての誤りについてわざわざ解説記事を書いて、窓際記者の独り言さん宛てののリプライでリンクしたにも関わらず、「卑劣な欠席裁判」と言われてしまいました。 twitter.com/fukutyonzoku/s…
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BuzzFeedから取材を受けました。「死ぬのが正解」などと回答した医師だけの問題ではなく構造的な問題があります。 / htn.to/3oYtYdbNjd
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がん検診で生じた過剰診断の患者さんは、実際には検診による被害者であるけれどもその被害は認識できず、主観的には「検診のおかげで助かった」と感じます[ natrom.hatenablog.com/entry/2021/10/… ]。よって、当事者の訴えだけに頼ると被害が過小評価され、いつまで経っても改善されません。
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私がイベルメクチンを推したい詐欺師だったら「現時点で、ヒトに対するイベルメクチン投与が新生児死亡、妊産婦死亡率、早産、先天異常、低出生体重児を増やしたという報告はありません」と書きます。事実です。なぜならほとんど調べられていないから。
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ファイザー製ワクチンの感染予防効果は複数の観察研究で確認されています。たとえば[ nejm.org/doi/full/10.10… ]では感染予防効果は92%(95%C.I. 88~95)。有症状感染は94%(95%C.I. 87~98)
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ですが、ワクチンの効果や安全性についてアップデートしていれば、重大懸念があるという公的な報告もなく1年間以上も妊娠女性に推奨されていたワクチンを、先進国政府が突然に非推奨にするわけがないとわかるはずです。意図的にデマを流したか、デマにつられたかのどちらかです。以上です。
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放置しているどころか、進化生物学者の方々はもう30年以上も前から竹内久美子氏を批判しているのです。 twitter.com/ArisatoCovtha/…
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安保徹氏が本当に「国民の健康を願い続けた」のであれば、医学の知識のない一般人しか騙せない一般書ではなく、専門家の批判的検証に耐えうる医学論文として自説を発表していたであろう。 twitter.com/jisei0918/stat…
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[過剰診断と「がんもどき」の違い natrom.hatenablog.com/entry/20171121… ]。よく混同されていますが、過剰診断の存在は、近藤誠氏が提唱した「がんもどき理論」を正当化しません。むしろ、検診によってはがん死が減ることを示すことで、がん検診の疫学は積極的に「がんもどき理論」を否定します。
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ただ、そういう要求を受け入れて検査や治療を行っていたせいで、「検査して治療するのが当然」という誤解を広げたという一面もあります。これを機会に検査や薬の必要性について少しでも理解が深まるのを期待しています。