201
『「コロナウイルスは存在しない」なんてデタラメだ。人々を油断させ、感染を拡大させて、ナノチップ入りのワクチンを売りつけたいのだろう』といった主張を見つけた。ボールゾーンから鋭く曲がってド真ん中に入る変化球。オレでなきゃ見逃しちゃうね。
202
ワクチン反対者の人たち(の一部)は「実験で死んでるからワクチン反対!」「生理食塩水群で4人も死ぬなんておかしい!」と考えるようです。「臨床試験に参加した人は死なない」「生理食塩水を打った人は死なない」と勘違いしているのでしょうか。
203
矛盾するトンデモ説を同時に信じている事例はよくある。「エイズの原因はHIVじゃない。HIVは無害なウイルスでエイズの治療薬こそが有害」という説と、「ワクチンや輸血によって意図的にHIVを広められ、人々が病気にさせられている」という説を同時に信じる、など。
204
[ワクチンを接種しない人を批判してはいけない natrom.hatenablog.com/entry/2021/01/… ]。そもそもワクチンを接種しない人を批判しているは、私の観測範囲内では、それほどいないけど。
205
プレジデントオンラインにいわゆる「空間除菌」について書かせていただきました。『景表法違反の「クレベリン」も雑貨なら合法…根拠のない「健康に良い商品」の販売を止められない根本原因』[ president.jp/articles/-/587… ]。
206
「『感度70%』はデマ!PCR検査の感度はほぼ100%!」という意見と、「新型コロナのPCR検査は普通の風邪の原因のコロナウイルスでも陽性になる!」という意見が対消滅しないかな…。
207
2020年のノーベル医学生理学賞はC型肝炎ウイルスの発見に対して与えられました。慢性C型肝炎の治療の進歩は著しく、ここ20年ぐらいの間に対症療法しかない状態からほぼ100%治るようにまでなりました。だからこそノーベル賞の受賞対象になったのでしょう。
208
「4月の宣言時の状況とは全く異なる」として、先週の状況と比べてどうなのか。現時点で医療体制が逼迫していなくても、実効再生産数が1以上ならいずれ逼迫する。少なくとも緩和するタイミングじゃない。 twitter.com/nishy03/status…
209
まあ確かに結核ウイルスは存在しない。 twitter.com/bmdurg/status/…
210
よい質問だと思います。「イギリスで25〜29歳の子宮頸がん発生率が54%上昇」というCancer research UKの警告は、反HPVワクチンデマによく利用されています。もともとは「だからこそHPVワクチンと検診を」という文脈によるものです。 twitter.com/pririn_/status…
211
他にもHPVワクチンを推奨すると「HPVワクチンは万能」と言ったことになったりする。検査も検診もワクチンも万能ではない。必要に応じて組み合わせたり、状況によってはしなくていい、しない方がいい場合もある。なかなか説明してもわかっていただけない。
212
認めていません。小森谷さんは、有害事象(「副反応疑い」)と副反応の区別がついていないので、そのような誤解をしておられるのでしょう。ついでに言うなら「発生率」と接種者当たりの報告数の区別もついていないようです。「HPVワクチンを打つな、とは言っていない」ことは免罪符にはなりません。 twitter.com/sayakaatyan/st…
213
大橋眞氏、池田としえ氏の主張の医学的な問題点は、[新しいニセ医学「新型コロナ否認主義」 natrom.hatenablog.com/entry/2020/06/… ]で指摘しています。今後、勉強会の会場提供を依頼された担当者の方のご参考にでもなれば幸いです。
214
大事な要因を忘れていました。現代のがんの増加にもっとも寄与している原因は、おそらく、「長生き」です。自然界の動物はがんになる前に他の原因で死にますのであまりがんになることはありません。
215
名前に聞き覚えがあったけど、青山まさゆき氏、ポビドンヨードうがいによる重症化予防にずいぶん好意的だった人でした。[ ameblo.jp/masayuki-aoyam… ]。
216
「甲状腺がんの過剰診断について言っている連中は近藤誠氏と同類なのでは」といった意見も耳にしますが、「がん検診には害もあれば利益もある」ことを認めず、利益と害を勘案する能力に欠けている点では、むしろ過剰診断の害を認めようとしない人たちの方が近藤誠氏と同類です。
217
過剰診断は有害です。「情報が多ければ多いほどいい」のであれば、まず、過剰診断の害についての情報が不足していることを心配すべきです。 twitter.com/RyuichiYoneyam…
218
日本の輸血の安全性はきわめて高いですが、数十万分の1の確率ながらウイルスに感染する危険性はゼロではないので、輸血後の患者さんにはきちんと肝炎やHIVの検査をします。こうした地道な努力が、輸血・血液製剤の安全性を高めています。
219
[興和のイベルメクチン臨床試験は失敗ではない natrom.hatenablog.com/entry/2022/09/… ]。適正に施行され、結果が発表された臨床試験は、有意差が認められなったとしても失敗ではありません。失敗と呼ぶべきではないと考えます。
220
本人は論理的矛盾には気づいておらず、むしろ、「ワクチンや輸血やエイズ治療薬を売っている製薬会社は悪」という論理で一貫しているつもり。論理的な説得は通じにくい。
221
「危険だから輸血はしない」などとおっしゃる方もいました。自分の受ける医療を選択する権利は誰にでもありますが、手術や血液疾患のときに輸血をしないほうが危険です。デマに惑わされず、医学的に正確な事実を踏まえた上で自分の受ける医療を選択してください。以上です。
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立憲民主党の次期衆院選岡山5区の公認候補となった、はたともこ氏。ブログからHPVワクチン関連の記事が削除されている。考え方を変えたという声明もなし。(そういや自民党の閣僚でもそういう人いたよね)。
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ついでに言うなら、ランダム化比較試験で効果が証明された後に、容認できない副作用があることが判明したり、耐性ウイルスが生じたりするかもしれません。アビガンに限らず、薬は、常に「本当は効かないかもしれない」「利益より害のほうが大きいかもしれない」可能性を念頭に置きつつ使っています。
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ランダム化比較試験で対照群と比べてワクチン群で発症者や重症者が少ないこと、イスラエル国内の観察研究で接種が先行した年齢層でまず死亡者が減ったこと、同年代の比較でも接種者に死亡者が少ないことなど、複数の証拠がワクチン接種と新型コロナ死亡者減少の因果関係を強く示しています。
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例の飲料水(伊藤園ではありません)の裁判を手伝うときにいろいろ調べて知ったんですけど、臨床的疑問を解決するためではなく、「攻める広告でありながら景表法や媒体審査をクリアーする」ために臨床試験を行っている業者があるんです)。「消費者庁の基準をクリアするコツ」とか謳っています。