ダッカのサダーガット地区には小規模な造船所が並んでいます。大きなクレーンや立派な船台はありませんが、このように鉄板が加工され、チェーンやプロペラが取り付けられ、1隻また1隻と船が作られていきます。
神戸と言えば潜水艦。 三菱重工業神戸工場第1ドックの盤木は、潜水艦を受け入れるため丸い形状になっているのが特徴的です。
日本で一番の造船会社といえば、今治造船グループです。2018年の年間建造量は455万総トン。国内造船シェアの約3割を占めています。 世界的に見ても第4位の規模を誇っており、内航フェリーからコンテナ船、LNG船など多種多様な船種を扱っています。
2018年の日本造船企業グループの建造量は、 1位:今治造船、455万総トン 2位:ジャパンマリンユナイテッド(JMU)、237万総トン 3位:川崎重工業(NACKS、DACKS含む)、224万総トン 4位:常石造船(中国・舟山、フィリピンCEBU含む)、158万総トン となっています。
【速報】IHIの山田副社長は、JMUの構造改革の一環として舞鶴事業所以外のヤードについても、閉鎖を含めて検討していることを明らかにしました。 jmd.co.jp/article.php?no…
クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」は、三菱重工業長崎造船所で2004年に竣工しました。運航は米プリンセスクルーズ、船籍は英国となっています。 日本発着ということもあり、横浜港では馴染みがある客船の一つです。昨年までは大桟橋に接岸していました。
今日は2月14日。バレンタインデーにちょうどいい写真はないかと探していたら見つけました。 興洋海運のケミカルタンカー、その名も「VALENTINE」です。
初代南極観測船「宗谷」の内部に潜入しています。
南極観測船「宗谷」の第三船倉は、1938年に「地領丸」として竣工した当時の面影を強く残している場所です。エンジンの換装までは石炭庫としての役割を持っていました。構造物をよく見ると、リベット打ちであることがわかります。
今日は初代南極観測船「宗谷」の進水日です。同船は1938年2月16日にソ連船「ボロチャエベツ」として進水、同年6月10日に辰南汽船「地領丸」として竣工しました。後に帝国海軍特務艦、海上保安庁灯台補給船などを経て1956年10月17日に南極観測船となりました。
船の科学館に保存されている南極観測船「宗谷」は現在、40年ぶりとなる大規模な修繕工事を行っています。木甲板や外板など腐食が進んでいた箇所を修理・補強し、竣工から80年以上が経過した同船を、より長く保つための各種整備を進めているとのことです。一般公開の再開は4月1日を予定しています。
「宗谷」の長期保存整備工事は、船舶用床材工事などを手掛ける「ケーエムシー横浜」が担っています。現場では新しく張られた木甲板や、デッキコンポジションによる床面の修復する作業を見学することができました。
「宗谷」の工事では、外観だけでなく内部の修復も進められています。サビが発生した所にはケレン作業と再塗装を実施。腐食が進んでいた左右のバルジ内部の補強・修復を進めるとともに、万が一、浸水しても船体を守れるよう、船倉側から8mm鋼材を用いて外板のダブリングを行っています。
修繕が行われている南極観測船「宗谷」の機関室です。 同船の主機関は新潟鐵工所(現IHI原動機)製のTN8E型ディーゼルエンジン。1956年に灯台補給船から南極観測船に改造する際に搭載されました。
「宗谷」のボイラー周辺は、1978年に海上保安庁の巡視船としての役目を終えた当時の雰囲気を保っています。制御盤や表示パネルの文字はしっかりと読み取れますし、工具もそのまま置かれていました。
普段は「宗谷」の機関室へ立ち入ることはできませんが、一般公開の再開後、新しい展示としてCG映像による主機のメカニズムの解説が加わる予定となっています。
南極観測船「宗谷」には一般公開を行っていない区画があります。そこには、巡視船として活躍していた時代に使われていたであろう数々のモノが残っています。
ここは「宗谷」の洗濯室です。1956年製の電動洗濯機が置かれています。南極観測船への改造時に導入されたのでしょうか。
「宗谷」の浴室です。浴槽や洗面台は40年前に解役されてからそのままの状態です。
「宗谷」機関科の区画です。機関科倉庫には部品や書類が残されていました。南極観測船時代には樺太犬用の冷房室が設置されたとのこと。
船尾の舵取機室です。この機械が「宗谷」の針路を決めるのに重要な役割を果たしていました。室内は今回の修繕工事で、再塗装されています。
「宗谷」の中には、この船が歩んできた80年の歴史が眠っています。 非公開のエリアにも、宗谷とともに過ごした人たちの証が、今も確かに残っていることを思い出してほしいです。
本日、横浜ベイサイドアリーナで、準天頂衛星システム「みちびき」を活用したプレジャーボートの自動操船・着岸実験が行われました。 「みちびき」から受信した位置情報を基に、ボートが姿勢の制御を自動で行い、桟橋に着岸する様子をご覧下さい。
2019年4月末に報道関係者に公開されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内写真をアップします。クルーズ船とはどのような設備を持っているのか理解の一助となれば幸いです。 #ダイヤモンドプリンセス
船内に入ると最初に目にする吹き抜けの空間です。 デッキ5にはアトリウムが置かれています。この吹き抜けを中心に上下船口、客室、ショップ、ツアーデスク、各種ダイニング、カジノなどへとつながっています。 #ダイヤモンドプリンセス