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「楽しい」という感情こそが最も簡単に人の行動を変化させることができるというVWの「ファン・セオリー」に基づくスウェーデンでの社会実験(2009年)。階段を音が鳴るピアノに変えると、隣にエスカレーターがあるにもかかわらず、階段の利用者数が普段より66%も増えたとのこと。まさに最高の仕掛学。
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突如発生した内戦により、ロンドンで暮らす一人の少女の平和な日常が劇的に崩壊していく様子を描いたSave the Childrenの啓蒙動画“Most Shocking Second a Day (2014)”
「もしロンドンがシリアだったら…」というコンセプトで制作され、そのショッキングな内容から世界中のメディアで取り上げられた。
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シャーロック製作陣がおくる英BBC/Netflixの新ドラマ『ドラキュラ伯爵(原題:Dracula)』
こちらは英国で実施されたその屋外施策で、日が暮れると木の杭が打ち込まれた看板にドラキュラの影が浮かび上がるというもの。暗闇の中でしか活動することができないドラキュラの性質を見事に表現しています。
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学生時代に発見し、おそらく人生で一番衝撃を受けたCM。仏エイズ患者支援団体AIDESの啓蒙広告で、言いたいことは「エイズから身を守ろう (=コンドームをつけよう)」なんですが、このぶっ飛んだストーリーを最後のメッセージへとしっかり着地させるのは本当に凄い。(Cannes Lions 2010 ゴールド受賞作)
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「サンタクロースはクリスマスイブ以外の364日間、何をして過ごしているのか?」
今まで謎に包まれていたその正体を、ある企業がついに暴露してしまいました。まさにこのブランドならではの素晴らしいCMアイデアだと思います。
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「なんで日本語を話してるのか自分でもわからないけど、ドリトスわさび、ブラジルで新発売!」
そんなナレーションで始まる全編日本語のこのCM、なんと日本ではなくブラジルで放送されたもの。ドリトスわさび味の新発売を伝えるもので、YouTubeで400万回再生されるなどブラジルでも話題沸騰とのこと。
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通常では放送できない残酷な児童虐待の現実を描き出すために、虐待される子どもをカートゥーン調のキャラクターとして登場させたNSPCCのCM、“Cartoon (2002)”。リアルな暴力とコミカルな演出とのギャップが、不安を増長させる。
"Real children don't bounce back."(現実の子どもは復活できない。)
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“お客様は神様です”の精神が根強く残る日本で2017年、店員が「注文をまちがえる料理店」がオープンした。そこではホールスタッフ全員が認知症の方々。「注文をまちがえる」という看板を掲げることでオーダーミスに寛容となり、間違った本人やお客さんからも笑みがこぼれた。
youtu.be/ZAZCveIj-Pg
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落書きによる宣伝は犯罪でも、“洗浄”による宣伝は犯罪ではない?
2013年にリリースされたエミネムのアルバム『MMLP2』の斬新なプロモーション(スウェーデン)。型抜きパネルでその部分だけを高圧洗浄することで、汚れた壁や路上に見事にEMINEMの文字を浮き上がらせました。
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