性教育で特別養子縁組の話をした時「そんなことを安易に言わないでください」と先生から言われたことがある。他にも安易に性行為、安易に緊急避妊薬、安易に中絶···って顔しかめて「安易に」と言う大人がいるけど、そこに至る理由や背景は人それぞれ。きっと性教育で中絶薬の話をしたら「安易に」と
言ってくる先生が出てくると思う。私も昔なら思ったかもしれないし、避妊や中絶が高額なのも仕方ないと思っていた。自己責任、って無意識に思っていた。思わされていた。権利や国際水準なんて知らなかったから。ガラッと見方考え方が変わった今、「安易に」と言われると言い返したいことが山ほどある。
「安易に」と安易に言う人は、そのものを悪いもの、よくないこと、と否定的に捉えてることが多いのかもしれない。でもそれを選択した人にとっては必要なことで、何も悪いことはしていない。幸せに生きていくために必要だったり、ベストな選択だったかもしれない。他人に批判されることではない。
この本は、特別養子縁組や中絶も含め、産むor産まない、自分で育てるor託すという選択について、10代の声を元にまとめています。緊急避妊薬や中絶薬の話も。妊娠不安を抱える人、妊娠した人それぞれの思いや選択を「安易に」批判しないでほしいと思います。 #10代の妊娠 amazon.co.jp/10%E4%BB%A3%E3…
図書館で手にとったある性教育関連の本、「子どもは冷凍食品や惣菜を並べられたら自分が大切にされてないことがわかる」というようなことが書いてあり、閉じて本棚に戻した。こういう考え、私は苦手。教育や子育て関連でわりと見聞きするけど、保護者を追い詰めたり、子どもが傷ついたりいいことない
中学生の感想 「性行為をするのにお互いの同意が必要、というのは知っていました。でも、嫌と言えない場合もある、ということまでは想像できていませんでした。相手ができる前に知れてよかったです。彼女がいない僕には性教育なんて必要ないと思っていたけど、そうでもなかったです」
2分の1成人式もやけど小2の生活科で自分史を振り返る単元も配慮が必要。生まれた時の写真持ってこいとか、親への感謝の手紙を書かせるとか、時々聞くけどドキッとする。性教育でも「親への感謝の気持ちが芽生えるように」「感動する話を」と言われることがたまにあるけど私は感謝や感動を強要できない
かなり頑張ってこの授業をしてる先生に勇気を出して物申したことがある。そしたら「うちのクラスに複雑な家庭環境の子はいないから」と返ってきて。いやいやいや、見た目ではわからんやん。生まれた時は家族じゃなかったかもしれんし、いい人そうに見えても子どもにひどい言葉かけてるとかありえるし。
これめっちゃわかります。相談してくれた中高生に受診を勧めた結果 「中高生でそんなこと(セックス)するから」 「中高生にピルは出せない」 「何の異常もないのに、ただの生理痛くらいで」 と病院で言われました、と報告を受けた時の複雑な気持ち···性教育でつながってる先生たちとの差がすごい twitter.com/womenainimen/s…
妊娠したかも性病かもという相談をよくよく聞いていくと、過去に性的な経験は全くない、ということが少なからずある。そんなことも知らないの、ではなくて、そんなことも知らせてないことがあるのが日本の性教育。妊娠や性感染症を学ぶ単元はあれど性交が省かれているから、わからない子はわからない。
子ども同士の性暴力も身近な問題。なのに「子どもの悪ふざけ」と軽く流したり、せっかく勇気を出して打ち明けてくれたのに「あの子はよく嘘をつくから」と子どもの話を信じなかったり。大人がきちんと受け止めて本気で考えなければ。二重に傷つけることはあってはならない。 nhk.or.jp/gendai/comment…
保健室での失敗の思い出。彼氏が避妊してくれません→それはDVだからそんな男とは別れろ。不特定多数の人と性行為してしまいます→リスク高いからやめるべき。相談して私からそう言われた子達は保健室に来なくなった。よかれと思ってのいきなり正論アドバイスや無意識の善悪ジャッジは高確率で失敗、
ある程度やりとりが続いてから。ある程度関係ができてから。私が最初から「それはよくない」って言ってたら、その話にも辿り着けなかったと思う。そして妊娠不安を抱えてる子はみんな行為を望んでいなかったのかというと決してそうではない。望んでいなかった話もたくさん聞くけど、望んでいた話も
たくさん聞く。それに例え望んでいなかった場合でも、ここを最初から決めつけてアドバイスしてしまったりするとまた失敗する。心を閉ざしていく。私もまだまだ失敗するし、質問されても無難なことしか言えないことも多い。だから自分が知らないこと、詳しく答えられないことを答えられる人を尊敬する。
以後きちんと最後まで話を聞く、生徒が知りたいということにはわかる範囲で答える、を目指した。今も「これって妊娠しますか?」など10代からたくさん相談を受ける。その背景に性暴力があることも少なくないことは著書でも書いた。でもいきなりそんな話になることはまれ。性暴力の話になってくるのは、
安易な中絶につながるとか誤判定がどうとか、どっかで聞いたような話···。力石さん、ロート製薬、素敵。並々ならぬ努力と苦労のおかげで、性教育でも「ネットでいくら調べても自分が妊娠してるかどうかはわからんけど、妊娠検査薬を使えば自分で調べられる」という話ができる news.yahoo.co.jp/articles/24a19…
先日、高校生数人と話していたら緊急避妊薬の話題に。 「高確率で妊娠を防ぐことができると言ってましたが、お金が足りなくて買えなかったらどうなるんですか?それで妊娠してしまっても仕方ないってことですか?」 どうにかしたいよねぇ😭 仕方ないなんてことないよねぇ😭 camp-fire.jp/projects/view/…
中3の感想 「今日受けた性教育の話を塾でしたら、他の中学校の子達はそんな授業一度もなかったと話していました。今後もし誰かと付き合うことがあれば、ちゃんと性のことを勉強している人がいいなと思いました。こういった授業をどこでも受けられるよう国が増やしていかないといけないと思いました」
「国が」って本当にそう。現状は、地域によって、学校によって、先生によって、性教育に差がありすぎる。教科書だけ、学習指導要領の範囲だけでは、本当にうすっぺらい内容。たとえば義務教育で避妊は学ばない。学んだ子、その大切さに気づいた子からしたら、「えっ、なんで学ばないの?」となるよねぇ
「エイプリルフールにセックスして妊娠したら、中絶リミットはお盆頃、生まれるのはクリスマス頃」 昔、産婦人科医の河野美代子先生の講演を拝聴してなるほどと思った妊娠週数の数え方、今も性教育でよく使わせていただいてる。「妊娠10か月」「十月十日」のイメージより実際は短い。
小学生にも中学生にも高校生にも多い感想の1つが 「なぐる、ける以外にも暴力があるって知りませんでした」 私も性教育やるまで暴力に鈍感だった。自分の被害、加害にも気づかなかった。暴力に敏感でありたい。そうでなければ、性暴力、いじめ、DVなども気づきにくく見過ごしてしまうから。
世界の妊娠の半数は「意図せぬ妊娠」 ・ジェンダーの格差が大きい国ほど「意図しない妊娠」が多い ・女性のニーズに沿った避妊手段を提供することや、性教育を充実させるよう呼びかけている こういうニュースを見て「途上国の問題」と思う人は少なくないかもしれないけど↓ www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
↓日本も ・ジェンダーギャップ指数120位 ・避妊の選択肢が少なく高額 ・性教育後進国 なので、身近な問題。たとえば性教育。国際セクシュアリティ教育ガイダンスには「意図せぬ妊娠は起こるもので、すべての若者は健康やウェルビーイングに必要なサービスや保護にアクセス可能であるべきである」↓
↓とあるけど、日本の義務教育カリキュラムでは意図せぬ妊娠や避妊に一切ふれていないし、高校ではあるけど教科書からは「意図せぬ妊娠をしてはいけない」雰囲気を感じる。「意図せぬ妊娠は起こるもの」というスタンスで性教育をしていかなければ相談できないし、サービスや保護につながれないと思う。
またまた素敵な性教育本が発売✨日本の保健の教科書では女性の外性器はスルーされてるし、自分の外性器をきちんと見たことがないという女性も少なくないし、外性器イラスト=「卑猥な本」扱いされかねないけど、フランスでは「ユネスコマーク本」!からだ、ジェンダー、同意など文もイラストも丁寧😊