「ZIP!」の『シェイプ・オブ・ウォーター』特集。インタビュー中にピグモンが現れて、ギレルモ・デル・トロが、怪獣愛にあふれるリアクション。
すでに3回観てきたよとZ世代の知人に『シン・ウルトラマン』を勧めたら、例によって忙しさを理由に観に行くべきかどうかネット上の感想を調べまくりネガティブ要素を掻き集めて提示され、それでも観る価値を尋ねてきた…。転ばぬ先の杖?私の苦手な言葉です。百聞は一見にしかず。私の好きな言葉です。
天皇陛下「即位礼正殿の儀」の参列者として、昨年の沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読した現在高校生の相良倫子さんが、皇室から招かれていることの意味に思いをめぐらせる。
『ゴジラ KOM』話題のモナークの前哨基地ナンバー。ゴジラは54、ラドンは56、モスラは61、と初登場公開年になっているのに、なぜギドラは64じゃなくて32なのか? それは、南極で地球外生物を発見する『遊星からの物体X』へのオマージュ。あの映画の前哨基地31が焼失し、新設したという発想のようだ。
東京オリンピック閉会式。なぜか曲紹介されなかったが、死者の霊を悼む踊りで流れた名曲は、武満徹作曲の『波の盆』だ。1983年、同名の日テレスペシャルドラマの主題曲。脚本:倉本聰/監督:実相寺昭雄/主演:笠智衆。戦争によって引き裂かれたハワイ日系移民の物語。
金・銀、おめでとう。素晴らしい演技に加え、羽生くんが宇野くんをなでなでする、ほんの3秒のシーンの破壊力に、ファンがメロメロになるのは無理もない。
友人から「今年はたくさん映画を観ようと思うので話題になりそうな100本を選んで送ってくれ」という厄介なメール。スルーしようかと思ったが、案外容易に列挙できた。もちろん未見が8割強。鑑賞済みで外したものも多し。ついでにツイートしておこう。【2018年公開作セレクト100★映画CALENDAR】▼
『逃げ恥』ブルーレイ&DVD新聞4紙全面広告「火曜はハグの日」。各紙異なるデザインは、読者層を想定したのだろう。日経には月給19万4千円の文字を大きくあしらっている。朝日と読売はハグを求めるみくりだが、室内と屋外の違いが。人前で大胆にハグをしている毎日の読者イメージが気になる。
『いだてん』が視聴率を盲信する時代に終止符を打つ傑作であることが浸透しつつあるようだ。原理主義的な大河ファンに敬遠されても、今を照射するテーマを笑いで包む本作は、戦中戦後をどう描くのか。「この作り方を最後まで貫いてほしい」というNHK放送総局長の言葉は心強い。asahi.com/articles/ASM6M…
『この世界の片隅に』。呉の北條家へすずが嫁ぐ日を、原作と映画では「19年2月」とだけ表示するが、絵コンテには「〜2月23日水よう」と明記。片渕監督のことだから、具体的に設定したのだろう。暦によればこの日は大安。天気のいい嫁入りから73年。すずさん、結婚記念日おめでとうございます。
やはりこうした事態に発展してしまった。アニメ映画版『この世界の片隅に』製作委員会が、TBSの実写ドラマ版へ声明を発表。ドラマ版は、アニメ版に対する「special thanks」を勝手にクレジットし、設定などを盗用しているという意味合いになる。誠意ある対応が出来ないのなら、放送を打ち切るべきだ。 twitter.com/konosekai_movi…
このパンフは立つ! 10年に及ぶシリーズ全5作を網羅した公式プログラム特別版「るろうに剣心 X EDITION」が、Beginning公開日に映画館で発売。全156ページのボリュームで、佐藤健やワンオクTaka、大友組インタビューや製作裏話、未公開写真や設定資料、デザイン画など満載⇒ wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshi…
ビッグコミック『空母いぶき』佐藤浩市インタビュー全文を読んでみた。つまり弱さを抱えながらも、背負うものに対する責任の重さから、成長する総理像を演じるため、キャラクター設定を強化したわけだ。「反体制」や「現首相への揶揄」で炎上する発言だとは到底思えない。この国の“世間”は恐ろしい。
『ブレードランナー2049』試写at品川IMAX。妥協なき完璧な作品。ATARIやPanAmが存続し、更に環境が悪化したディストピア。ディーキンスの撮影に酔いしれ、前作より深化した生命を巡るテーマに息を呑んだまま、2時間43分は一気。ヴィルヌーヴはキューブリックの域へとひた走る。
『あまちゃん』スタッフが手掛ける異色の大河『いだてん』は、オリンピックをめぐる近現代史として楽しみだが、特撮映像にも注目❗️VFXスーパーバイザーは『シン・ゴジラ』特技統括の尾上克郎。円谷英二の故郷・福島県須賀川市で、明治から昭和に至る東京・日本橋の大規模なミニチュア撮影も行われた。
#いだてん 五輪選手村の候補地,代々木ワシントンハイツ。米国立退き料60億円を,カラーテレビ普及に懸けるNHKの移転先にし資金を捻出する田畑の発想も実話。因みに同ハイツ内で少年野球チーム「ジャニーズ」を率いていたのがジョン・ヒロム・キタガワ,後のジャニー喜多川。つまり芸能事務所の出発点だ。
アカデミー賞授賞式の視聴者数が過去最低の2650万人だったことに、トランプが「オスカー史上最低の視聴率。問題は、もはやスターが存在しないこと。我らが大統領を除いては(もちろん冗談さ)」とツイートし、司会者キンメルが「ありがとう、史上最低支持率の大統領」と返す。 twitter.com/jimmykimmel/st…
夏恒例の日テレ『24時間テレビ/愛は地球を救う』、今年のテーマは「人生を変えてくれた人」。その初日ゴールデン裏に、先天性の聴覚障害を持つヒロインと主人公の物語『映画「聲の形」 』をぶつけてきたEテレ編成は、どの局よりも挑戦的だ。 www6.nhk.or.jp/anime/topics/d…
【この世界の(さらにいくつもの)片隅に】“天覧試写”。片渕須直監督と同じ、昭和35年生まれの天皇陛下のコメントは「長さを全く感じさせない。圧倒されました」。皇后陛下「大変な時代だったというのを実感できました」。愛子様「感動しました。昔の広島がああだったということがわかりました」。
池袋IMAXこと、明後日オープンの「グランドシネマサンシャイン」内覧。縦18.9m × 横25.8mのIMAXスクリーンは、デカいのはもちろん、見上げての第一声は「た、高い! 」。さすが、等身大ガンダムの身長、ビル6階分のタッパ。キャパは542席。
『シン・ウルトラマン』試写を拝見。初代マン全話分の精神を引き継ぎ、『シン・ゴジラ』のその先さえ感じさせ、人間はまだまだやれると思わせる。知恵と勇気と希望に満ちた日本映画が生まれた。コロナ禍を経てクオリティ向上を期し公開が延びた結果、混迷に満ちた今という時代の心の指針になるだろう。
東宝を筆頭とする主要12社の映画興収の3月合計は、前年同月比で7割減の56億円。春休み映画に大打撃を受けた映画界にとって、コロナ禍は、あの3.11直後(128億円)の半分以下に。緊急事態宣言が7都府県に出されて閉館し、さらに全国へ拡大してGW興行失う4月以降は、壊滅的になる。nikkei.com/article/DGXMZO…
ハリソン・フォードが来日したにも関わらず、『ブレードランナー』公開前夜の新聞広告は、ハイテク装甲車を乗り回す特殊部隊が砂漠で戦う『メガフォース』より小さめだった。もちろん「SE<サイエンス・エンターテインメント>」という造語は浸透しなかった。その35年後を、誰が想像出来ただろう。
ルトガー・ハウアー逝去。享年75。『ブレードランナー』で演じたレプリカント、ロイ・バッティの寿命が尽きた2019年という年に…。彼が即興で詠んだ最期の台詞「〜雨の中の涙のように…」からイメージした『ショルダー・オブ・オリオン』を、シド・ミード展で初めて観た年に。 hollywoodreporter.com/news/rutger-ha…
#いだてん 』。時空を往き来する宮藤官九郎脚本をテンポよく運ぶ井上剛演出。心配していたのは語り部・古今亭志ん生=ビートたけしの滑舌。だが若き日の志ん生=森山未來が、たけしの「ちんたらした」喋りに毒舌を吐き、クドカンは語り部を早々に切り換えた。なんという禁断の技!たけしも寛容だ。