『M八七』に成田亨の葛藤を込めたと語る米津玄師。「成田さんが描いた絵やデザインからインスピレーションを得ようと(略)芸術的信念と大衆娯楽のはざまで非常に苦しんだ人(略)成田さんの葛藤が曲の中にこもっていることが(略)重要なことだと思えた」 #シンウルトラマン news.yahoo.co.jp/articles/cb9ff…
すでに3回観てきたよとZ世代の知人に『シン・ウルトラマン』を勧めたら、例によって忙しさを理由に観に行くべきかどうかネット上の感想を調べまくりネガティブ要素を掻き集めて提示され、それでも観る価値を尋ねてきた…。転ばぬ先の杖?私の苦手な言葉です。百聞は一見にしかず。私の好きな言葉です。
『シン・ウルトラマン』試写を拝見。初代マン全話分の精神を引き継ぎ、『シン・ゴジラ』のその先さえ感じさせ、人間はまだまだやれると思わせる。知恵と勇気と希望に満ちた日本映画が生まれた。コロナ禍を経てクオリティ向上を期し公開が延びた結果、混迷に満ちた今という時代の心の指針になるだろう。
東京オリンピック閉会式。なぜか曲紹介されなかったが、死者の霊を悼む踊りで流れた名曲は、武満徹作曲の『波の盆』だ。1983年、同名の日テレスペシャルドラマの主題曲。脚本:倉本聰/監督:実相寺昭雄/主演:笠智衆。戦争によって引き裂かれたハワイ日系移民の物語。
このパンフは立つ! 10年に及ぶシリーズ全5作を網羅した公式プログラム特別版「るろうに剣心 X EDITION」が、Beginning公開日に映画館で発売。全156ページのボリュームで、佐藤健やワンオクTaka、大友組インタビューや製作裏話、未公開写真や設定資料、デザイン画など満載⇒ wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshi…
東宝を筆頭とする主要12社の映画興収の3月合計は、前年同月比で7割減の56億円。春休み映画に大打撃を受けた映画界にとって、コロナ禍は、あの3.11直後(128億円)の半分以下に。緊急事態宣言が7都府県に出されて閉館し、さらに全国へ拡大してGW興行失う4月以降は、壊滅的になる。nikkei.com/article/DGXMZO…
朝日新聞の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』全面広告が、インパクト大。「のん」の顔のドアップで「すずさん」へ新年の挨拶。「〜今回のすずさんは、前とは全然違う女性でした。(略) 心の奥にいくつもの秘密をしまっている女性としてのすずさん。私はとっても好きです」
シド・ミード逝去。平成と令和を跨ぐGWに国内34年ぶりのシド・ミード展が開催され、新世代も開拓して3万2千人以上を動員した年に…ルトガー・ハウアーも雨の中の涙のように逝った、『ブレードランナー』劇中年の2019年という年に…。理性とぬくもりに満ちた未来のビジョンを有難うございました。合掌。 twitter.com/progressionsty…
朝日新聞『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』評に驚いた。「底に潜めた反戦のテーマを薄手なものに」「新作の公開をなぜ急ぐのか解せない」…これは決してイデオロギッシュな映画ではない。公開を1年延期してまで表現を追求し、戦時下の日常を丹念に見つめ人々の想いを描き切った人間ドラマだ。
【この世界の(さらにいくつもの)片隅に】“天覧試写”。片渕須直監督と同じ、昭和35年生まれの天皇陛下のコメントは「長さを全く感じさせない。圧倒されました」。皇后陛下「大変な時代だったというのを実感できました」。愛子様「感動しました。昔の広島がああだったということがわかりました」。
朝日に『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』全面広告。コピーは「これは、まったく別の映画の誕生だ。」。完全版とかディレクターズカットとか更に泣ける傑作とか、そんな“ありきたり”じゃない宣伝展開。本作において実に正しいと思う。前作鑑賞者はもちろん観るべし。そして本作から観てもいい。
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。別タイトルが命名された最新作を、前作に対する改訂版や長尺版、完全版やディレクターズカットと捉えてはいけない。何よりこの新作映画は、前作とは全く異なる感慨をもたらす。リンさんとの関係性を軸に描かれた、すずさんの心の軌跡に白紙で臨んでほしい。
#いだてん 五輪選手村の候補地,代々木ワシントンハイツ。米国立退き料60億円を,カラーテレビ普及に懸けるNHKの移転先にし資金を捻出する田畑の発想も実話。因みに同ハイツ内で少年野球チーム「ジャニーズ」を率いていたのがジョン・ヒロム・キタガワ,後のジャニー喜多川。つまり芸能事務所の出発点だ。
#いだてん 1964東京オリンピックに向け、至るところ工事だらけで渋滞は激しく排ガスに満ちた、1961年の日本橋。円谷英二の故郷・福島県須賀川市に組んだ大きなミニチュアとVFXとの融合が、高度経済成長期にタイムスリップさせてくれる。
東京国際映画祭用の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』特別先行版を内覧で鑑賞。長尺版ではなく前作とはトーンの異なる新たな映画だ。リンさんとの関係を軸にすずさんの女性性が露わになり情念が深まって、そこに3年を経たのんの成長が重なる。更に数シーン増えるという正規版への期待が募る。
『 いだてん 』 1959年のミュンヘンIOC総会で、1964年のオリンピック東京招致を決定づけた平沢和重のスピーチ。娘に教えられた小学校の教科書を引用して、日本にオリンピズムが根付いていることをプレゼン。以前、仕事絡みでその原稿を探し求め、英語原文を発見。星野源は最後まで目を通しただろうか。
是枝裕和監督の東京国際映画祭に対する印象に、映画祭関係者は反論できるだろうか。「業界団体と広告代理店が主導していて、その後に配給・公開される映画の宣伝に映画祭をどう利用するか、という発想からスタート(略)文化的な視点からとらえていない」news.yahoo.co.jp/byline/atsumis…
天皇陛下「即位礼正殿の儀」の参列者として、昨年の沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読した現在高校生の相良倫子さんが、皇室から招かれていることの意味に思いをめぐらせる。
丸の内ピカデリーが都内初の【ドルビーシネマ】専用シアターに。ドルビーシネマを構成するのは《立体音響ドルビーアトモス×映像技術ドルビービジョン》。ドルビービジョンとは、4Kプロジェクターを2台使用して従来より2倍明るくなり、明暗コントラスト比が500倍になる技術。皮切りは『ジョーカー』。
#なつぞら 惜しまれながらの円満退社。待遇向上を求める社員にロックアウトで対抗した、冷酷な会社の現実は描かれなかった。モデルの奥山玲子は会社側と交渉し、組合闘争でクビになった社員の復職を見届けてから東映動画を辞めたという。そうした描写は、女性の自立テーマを更に強化したはずなのに。
日曜美術館。片渕須直監督が「高畑勲」の丹念な調査研究を語った際、平安時代を舞台にするという片渕アニメ新作イメージスケッチが不意に登場して喫驚。「当時の文献から人間を読み取っていくと自分と重なるし、現在にいてもおかしくないと思えた時、遠い時代が近くなり初めて描けるような気がします」
芸能界改善を本格化させる公取委の指針を評価したい。耐え抜いてきたアーティストたちが、本当の新しい地図を描けますように。但し、直接的な圧力ではないものの、大手事務所の顔色を伺い、独立した俳優やタレントを起用しない「テレビ局や制作会社側の忖度」についての指針にも今後踏み込んでほしい。 twitter.com/livedoornews/s…
#なつぞら なつが作画監督を引き受けた人気キックボクシング漫画原作の『キックジャガー』。悪徳プロモーターが送り込んだ覆面ボクサー、その正体は孤児達のために戦う孤児院出身の日本人…梶原一騎に仁義を切らなきゃいけなそうな『キックの鬼』と『タイガーマスク』の融合。いずれも東映動画作品。
誰のためのオリンピックか?『いだてん』の主人公の理念は、国威発揚とは無縁だ。「紀元2600年は大事。日本人にとっては。〜何、期待してんのオリンピックに?ただのお祭りですよ。走って泳いで騒いでそれでお終い」。パトリオットではあってもナショナリストにはならない。現状への批評的精神が宿る。
朝日取材に「のんは現状テレビ番組に出ていないだけで経済的成功を収めている」とエージェントが語ったその日に、のん×椎名林檎のユニクロCM解禁。絶妙だ。もはや時代は変わった。因習を貫き情念深い人々や、渋々彼らの顔色を伺うテレビマンも、もう終わりにしようじゃないか。youtube.com/watch?v=L-lSlb…