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考えるの。もし、娘が叫んでも隣の知らない人が『もう、この子はまたこんな冗談を言って』って笑ってたら大人は助けないかもしれない。だから、逃げてお店に行ってレジの人へ助けを求めて」
娘「わかった」
こんな話をした。何か伝わったらいいなぁ。
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傷つき悩んだ娘が「娘ちゃんなんていなければいいんだ。いなくなりたい。死にたい」と泣いた。思わず「死にたいなんて言わないで」と言いたくなったけど、グッとこらえて「死にたいと思ってしまうくらい悲しかったんだね」とハグした。
子どものこの言葉は悲しい。でも、言わないで自分の中に
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ためこんで、一人で悲しんで苦しむ方がもっと悲しい。
言ってくれるなら助けられる。だから、私は全力で助ける。SOSに全力で応えて助ければ、何か変わる。まずは娘を全力で守る。
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娘に「娘はできないと嫌われると思う?」と質問したら、「思う」と娘は答えた。「パパとママはできなくても嫌わないよ。理由はわかる?」と質問したら、娘は考えてから「世界一愛してるから?」と答えた。「正解!でも、もう一つあるよ。パパとママはね、何もできない赤ちゃんの頃から大好きだからだよ
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だって、赤ちゃんの頃は何もできないからね。生まれた時は自分に手や足がある事も知らなかったんだよ。手を発見して指をしゃぶってって姿を見てきたんだよ」と伝えたら、娘は少し不思議そうにした。「だから、パパやママにとってはできなくてもいいんだよ。できるようになるのは、娘の楽しいを
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「できなくてもいい。でも、やろうとしてね」と伝えたら娘は頷いてた。
私らにとったら、できるようになった姿しか見てないんよね。だから、娘はすごい!しかない。何もできない頃からずーっとずーっと愛してんだよ。娘に伝われーと思う。できなくてもいいんだよ。娘はそのままで素晴らしい。
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夫が自分で参考書を買い、小6の時には中3の勉強が終わってたと教えてくれたので、「夫なら飛び級の制度があったら利用してた?」と質問してみた。「した。だって無駄やろ?」と。そして、夫は話をしてくれた。
「人にはそれぞれに合った勉強のタイミングってのがある。だからな、小1の時に小1の勉強が
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できなくてもいい。中1の時に中1の勉強ができなくてもいい。小3で小1の勉強をしてもいいんや。焦ってみんなと同じタイミングでしようとせんでいい。自分がわかるタイミングでわかるようになればいい。小3からしても十分間に合う。中2で中1の勉強をしても間に合う。大丈夫」と話してくれた。
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「という事は、できないってレッテルを貼らない事が大事?」と質問すれば「そうや。できないって烙印を押さん事が大事。大丈夫やから」と夫は言った。
あくまでも夫の価値観の話。だけど、こんな風な人に教えてもらえると安心するだろうなぁと私は思った。
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どうやら娘、保育園での絵や工作でお友達に「真似しんといて」って言われてるらしい。やっぱりか…って感じ。本人は「真似してない」って言ってるらしい。だからお友達はさらに嫌がってるって。そりゃそうだろう。娘が作るのはいつも誰かとそっくりだし。
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夫が娘に「何回同じ事を言わせるんや」と言ってたので「何回も同じ事を言わなくちゃダメなら言い方を変えたらどう?面白く言うとか、わかりやすく説明するとか」と伝えた。夫が黙ったので「同じ事を何回も言うって事は、その言い方じゃ伝わらないんだと思うよ。言い方を変えたら?」と再度伝えた。
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実際は、聞く娘の方にもまだ理解できるレベルではないとか、疲れていて聞けないとか理由があるんだろうけどね。だけど、自分の言い方に疑問を抱かずに相手を責めるのは違うと私は思う。特に、大人と子どもの会話でその考えは違うと私は思う。
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伝える時は、自分の中にある言葉ではなく相手の中にある言葉を使う方が伝わりやすい。それに、二人の温度を揃える方が伝わりやすい。
私も伝えるのが上手ではないから偉そうな事は言えないけど、何回も言ってる自分に少しは疑問を感じてほしいなぁと私は思う。
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「暴力はどんな理由があろうと絶対にダメなんだよ。暴力では何も生まれないんだ」と娘に伝えたら「もし小学校で先生に叩かれたらどうしたらいい?」と娘が質問してきたので話をした。
「他の先生に言えばいいよ。それに逃げたらいい。保健室とか職員室とか。最終手段は校長室」と言ったら娘は大笑い。
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夫が家を出る前に夕飯の献立を伝えていたけど、夫が帰ってくる前に電話をくれて「本当にごめん。どうしてもピザが食べたい」と言ってきたので「いいよ」と返事して夕飯はピザにした。
ピザを食べてる時「本当にごめんな。仕事してる最中、ずっと『家に帰ったらピザを食べたる!』と思ってたから
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どうしても食べたかってん。ありがとう。おいしい」と夫が嬉しそうに言った。
こんな夫を見て、ふとこの時の事を思い出した。自分の素直な気持ちを言えなかった夫は今では素直に言ってくれる。今ではあんな言い方は私に対してはしない。変わったねー。本当に変わった。嬉しい。 twitter.com/OKAMATI1/statu…
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自虐的な事を夫が言ってたのを最初は聞き流していたけど、娘がとことこと夫のところへ行って夫の手を握り「パパ、大切なパパの事をそんな風に言わないで」と言った。夫が何も言わないから私のところへ来た娘。頭を撫でて「いつもママが娘へ言ってる事だね」と言ったら、娘は笑って頷いた。「そっか」と
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話の流れで私と夫で娘へ「パパやママに暴力を振るわれたり、酷い事を言われたりしたら警察に行ったらいいからね。それか病院。どこの病院でもいいから、助けてくださいって言ったらいいよ」って話をした。
その後、お風呂で娘と2人きりの時に「さっき何であんな事を言ったかわかる?」と質問してみた。
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「わからない」と答えた後、娘は考えて「疲れててそういう事をしちゃうかもとか?」と言った。「それもあるかもしれない。それとね、もし娘が外で暴力を振るわれた時、パパやママに助けを求められない時があるかもしれない。そういう時に警察とかに行くってのができるようにだよ」と言ったら
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娘は「あぁー」と言った。「後、お友達が誰かに殴られたりしてた時とか、どうすれば助けてあげられるかわかるでしょ?」と言ったら「あぁー!」と娘は言った。その後、娘の提案でごっこ遊びをしながらシチュエーションをいろいろ想像してみた。
その後「困って誰かに助けを求めたくても
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助けを求める方法がわからなかったら、怖くて動けなくなってしまったりするの。だから、娘にはいろんな助けを求める方法を知ってもらって、いざという時に動ける人になってほしいんだよ」と言ったら「わかった」と娘は返事をした。
もちろん娘には「パパとママは娘が大切だから酷い事はしないからね」
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保育園のお友達のを間違えて持って帰ってきてしまった娘が大泣き。泣き止ませてからハグして話をした。
「間違えて持って帰るなんて誰にでもあるよ。娘は今、間違えた事が悲しいの?怒られるかもって怖いの?驚いたの?」と質問したら「怒られるかもって怖い」と娘は答えた。
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娘と遊んでいる時、怒ってるパパの真似を娘がした。なので、私が怒ってる時の真似もしてもらおうと思ったら、娘は考えてから「わからない」と言った。「ママって怒ってるでしょ?」と言ったら「怒ってない」と娘は言う。すごく不思議に思ったのでいろいろと話をしたら、どうやら娘の中では
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娘の気持ちを聞いて、怒ってる理由もきちんと話をして、会話ができてるのは怒るになってないらしい。頭ごなしに言うのを怒ると感じるらしい。だから、私は言い方がキツイ事はあるけど怒られた記憶としては残ってないそうだ。
これが面白いなと思った。
そういや私も、嫌な事があってもその場で
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すごーく嫌な用事があった夫が「1人で行くのが嫌だから一緒に来てほしい。隣にいてくれたらキレないと思うし」とお願いしてきたので「いいよー」と言って一緒に行ってきた。楽しかったよ。
家を出る前に「こんなん頼んでごめんな」と言うから、「いいよ。前の夫なら『暇やったら一緒に来る?』みたいな