126
毎年「三人の日と書いて〝春〟だね」って言う友達と、オンライン飲み会したら心がほどけた。大人だって心が絡まるから、しんどくなったら誰かの『大丈夫』にすがってもいい。『大丈夫』って漢字にも『人』が三人いる。今年は周りの三人くらいに甘える春でいい。
127
プロ野球。ピッチャーが登るマウンドは 日本一低い山ですが 日本一登るのが難しい山だと思うことがあります。日本一を目指した選手、これから目指すチームに 感謝とエールを。
128
学生に「なぜ学校に行っていたか?」と聞かれ『弾よけの練習』と答えた。キレさせちゃマズい不良とか、ネチネチくる先輩、敵に回すと厄介な女子とか、社会に出たら同僚・上司・お局なんて名前に変わって実弾で撃ってくるから 今のうちにサバゲー感覚で楽しんでおくだけでも行く価値あるよって。
129
吉本NSCで丸一日授業。「ホメて伸びるタイプ」もいるけど、先輩とゴタゴタしながら「モメて伸びるタイプ」何を言われても軽く受け流す「ナメて伸びるタイプ」転職して力を出す「ヤメて伸びるタイプ」もいるよ。と伝えました。
130
好きな子に「一本しか売ってなかった」と嘘をついてラムネを差し出すみたいな青春時代はなかったけど、正直いくつになっても夏って響きは好きだし夏になると海に行きたくなる。人間の三大欲求、食欲、性欲、睡眠欲に、夏の間は海に行きたくなる海水欲を加えるべきだと思ってるよ。
131
新幹線の車窓。「おいしいものって ぜんぶ茶色だよね」という芸人の友達がいる。確かに 肉、焼き魚、揚げ物、パン、松茸… おいしいものには茶色が多い。そして日本が二度おいしいのは最も食べものがおいしい季節に 日本全体がキレイな茶色に染まること。秋がきました。
132
大阪時代、今は俳優やってる三浦誠己と金欠で営業先から徒歩帰宅してたら、タクシーのおじさんに「兄ちゃん、金ないんなら乗っていけや」とお世話になった事が忘れられない。困った人を見たら「助けたろか」困ったら「助けて」と言える、そんな関西の人を尊敬していた。つながりましょうね。
134
ある芸人宅におじゃま。芸人が「いつも子育て有難う」とケーキのお土産を渡すと、奥さまは「そろそろ帰るかなと思った」と焼きたての手作りピザをテーブルに運んだ。旦那の思いやりという『やり』に対し、 焼きたてという『たて』で返した妻。愛の『槍VS盾』を見ました。
135
「牛丼 並 つゆだくで」のテンポで「いい歳して独身で寂しくない?」って言われて笑った。樹木希林さんが『一人でも二人でも十人でいたって寂しいものは寂しいもの』と言ってたけど、寂しさから逃げようと自分の感情をおさえて誰かといても寂しさは膨らむ。全ての独身を寂しい人と決めつけなさんな。
136
後輩が「そんなことで悩むな」って言われてたんだけど、その人の悩みはその立場じゃないと分かんないし、他人の昼飯見て「そんなもの食うな」くらい乱暴だと思う。「もっとお前らしく」とかも、他人の尺度で〝自分らしさ〟語られてもだし、今だに自分ですら自分らしさなんぞ掴めないから俺ならキツい。
138
大人になると もう強いヤツにも頭がいいヤツにもなれないけど 変化に対応できるヤツにはなれる。さっき学者に聞いたら 生物の中で最終的に生き残るのは強いヤツでも頭がいいヤツでもなく変化に対応できるヤツだってさ。ありがたいね。
139
さっき山手線で「11月11日11時11分!」とハシャいでた ご婦人へ。可愛かったです。ずっと童心でいてください。明日は「もういくつ寝るとお正月?」とか言ってみて。ちなみに あと50日寝るとお正月。平成最後の。楽しみですね。
140
となりの若い子へ。いま好きでやっている事を 周りに「地味」「無意味」「悪趣味」と言われても気にすんな。その〝味〟が『人間味』になるし 突き通せば周りが興味を持ち始める。面白くなるよ。
141
学生の頃。先生に叱られに行くとき、友達と遊び感覚で「すみません」をNGワードにした。「すみません」を使わずに謝るのは難しくて 不思議と僕らは反省できたし、先生も「伝わった」と言った。安定感ある言葉は 逆に場を長引かせる。朝礼の校長先生のように。
142
そこにお座んなさい今の自分。1つの正解を求めてばかりの学校のテストから解放されて大人になったのに、いまだに自分で「正解は1つしかない」と決めつけ、勝手にソコにたどり着けないことに苦しんでないかい?社会は一問一答じゃなく一問多答。もっとラクにいこうか。
143
タレントさんを見ていると『そ』と『な』の相づちが上手い。「そっか」「それで?」「そういう事か!」「なになに?」「なんで?」「なるほど!」。この『そ』と『な』 いわば『S』と『N』を上手く使える人は SNS社会でも きっと一目置かれる。
144
145
学生に「落ち込んだ時はどうします?」と聞かれたので「落ち込んだ時にしかできないことをやる」と答えた。打ち込める時は打ち込む、意気込める時は意気込む、ならば落ち込む時は落ち込んで そん時しかできないことをやる。トイレ掃除やら家族に電話とか。キレイになるし母ちゃん喜ぶし 案外よいよ。
146
ヒットメーカーと呼ばれる方の著書を80冊読みあさった結果、内容を80文字で要約すると『クリエイティブな職場の上下関係はクソ。上昇志向もクソ。クリエイターの成功は上昇でなく移動。他人を踏みつけて上に昇ることでなく、誰もいないところへ横に移動すること』でした。楽になりました。
147
先週体調を壊し 今日はついに仕事を全休した。申し訳ないなぁと思いつつも、都会に広場が少ないように 大人の仕事場には、正念場、見せ場、土壇場、修羅場だらけで『逃げ場』が少ない。逃げる時は逃げる 休みときは休む。きっとそう考える日があっていい。
148
「アラ?よく見ると指がキレイだな」「アラ?方言が ウチの地元と近いかも」「アラ?スマホに同じアプリが入ってる」。他人の『アラ探し』より『アラ?探し』をしてみると面白い。明日はスマホよりハテナのアンテナを立ててみようかな。
150
人見知りでもバカでも照れ屋でも いいわけ。でも会議や飲み会の直前に「人見知りなんで」「バカなんで」「照れ屋だから」とハードルを下げ始めると、それは 言い訳。