201
④公共では、大項目「公共の扉」のなかに「公共的な空間を作る私たち」「公共的な空間における人間としての在り方生き方」「公共的な空間における基本的原理」があり、基本的原理のところに「人間の尊厳と平等、個人の尊重、民主主義、法の支配、自由・権利と責任・義務など」と列挙されている。
202
「とにかく決めること」の意義って、特に非常時にはあるわけですよ。シドニーのロックダウンでも運動に出るときの距離制限が自宅から5kmとかになっていて、なんで5kmなのか5.3kmじゃいけないのかといって明確な根拠があるわけはない。でも、だから決めないとなるとロックダウンなんかできないわけ。
203
検察って本来、職務は独立・身分は統制という意味で特殊なんだと思うんだけど、身分を独立にしたら職務が独立になるという根拠のない話してないか、下手すれば身分が独立・職務は統制というダメな事態になってるのを隠蔽してないかという疑問は持つべきだと思うんですよ。
204
>RT 違憲性を認定しつつ形式的には棄却なので勝った(ことになっている)国側からは控訴できない、という確定狙い判決だったような気がするんだけど。
205
⑬公共は「グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の有為な形成者に必要な公民」。この「形成者」というのがポイントで、自分たちが制度を遵守するだけでなくそれを形成していくのだと認識してほしいという話になっているのですよ。
206
③現代社会では、大項目「私たちの生きる社会」に続く「現代社会と人間としての在り方生き方」のなかで、「ア 青年期と自己の形成」の次に「イ 現代の民主政治と政治参加の意義」という組み立てで、「基本的人権の保障、国民主権、平和主義と我が国の安全について理解を深めさせ」るとある。
207
①多様な意見の代表者を集めると議論が紛糾して時間がかかるようになるというのは端的に事実であり、えらい人を集めるとそんなに長時間の予定は確保できないという事実と基本的に衝突することは認めるべきだと思うのですね。資源制約無視していいならいくらでも夢物語できるだろうけど。
208
ドイツの雑誌が2013年のスキー事故から公の場面に出ていないミヒャエル・シューマッハの「初のインタビュー」を表紙に彼の写真まで載せて掲載したものが言動を学習させたAIによる生成物だったという事案が発生しました。ご家族は提訴する方針とのこと。
bbc.com/sport/formula1…
209
まああれだけ言うて実名を公開させたんだからこのあと世界に誇れるレベルの素晴らしい報道がなされるはずなのでみんな刮目して待つといいと思う。
210
実はもなにも、戦後70年で河村又介(任47-63)とがんばって伊藤正己(任80-89)しかいないじゃないか。そういうとこだぞ。
>「実は、現在、最高裁には憲法学者が一人もいない」gendai.ismedia.jp/articles/-/581…
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志田先生の切り分けが適切で、
・外部からの影響に対抗し国民の自律性を保護する限りで正当、
・国家自身が国民の自律性を侵害するなら不当、
という整理ですね。
どっちにしろ情報発信だよねとか適当にしておいていい話ではないわけですよ。 twitter.com/YyYySinger/sta…
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デジタルガバメント以前の問題というのはその通りで、情報技術でリプレースしきれていない職人芸に頼りきっているから中の人が疲れるとミスが出てくるわけですよ。
>誤字・欠落…政府提出法案にミス続く「前代未聞の緩み」 asahi.com/articles/ASP39…
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①宗教法人の解散命令については、(A)組織的な犯罪への関与があった事例では前例があるので認められる見通しがあり、(B)民事の不法行為が頻発している事例では先例がなく、認められるかもしれないしそうでないかもしれないという状態。統一教会は現状だと(B)。
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しかしフェイクニュース問題で複数の国で規制が導入されパターナリズムの復権が必要かもと欧米の一流知識人が言い出す情勢でガバナンス強化に精を出すITプラットフォーマーを尻目によりによって疫病関係でデマを撒き散らすとか、自◯願望でもあるのかね一部メディアは。
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最高裁が宇賀先生を得たことはたしかに喜ばしいのだがそれは同時に霞ヶ関が宇賀先生を失ったということであるはずで大丈夫なのかそれは(ぼそり)。
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②ところが仕事の内容としては司法に関するものが多く、採用も通常の公務員とはまったく別ルートです(通常の検事は司法試験からなので、むしろ裁判官・弁護士と共通性が高い)。現在でも定年が一般公務員より長いのには、このプロセスに時間がかかるからという理由もあります。
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④攻撃側・防御側の非対称性を前提にしたとき、かつてのような言論の自由市場モデルを維持することができるか。このあたりについて考えないとなと言いながら仕事に追われているわけですが。
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③また、政治家や官僚の犯罪も含めて摘発する立場であり、政府から距離を取って自律性を持つことが必要であると理解されています。このため、通常の省庁であれば大臣が内部に対して指揮命令を行なうことができるのに対し、検察庁に対する法務大臣の権限には制約が加えられています。
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④具体的には、検察庁自体は法務省内にあり検察官の事務一般については法務大臣が指揮監督できるものの、個々の事件の取調べ・処分については検事総長に対する指揮しかできません(検察庁法14条)。検事総長がその内容に同意すれば検察内部で命令されるでしょうが、抵抗の機会がある点がポイントです。
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ここは私が言うので政治的なスタンスと無関係だと思ってほしいんですけど、不衛生なレストランに保健所が営業許可を出す義務なんかないし、営業不能に陥ったことで失われた利益を保障する義務もないんですよ。
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じゃあ政府が、といって決められると思いますかね。高齢者の次に優先すべきワクチン接種者もろくに決められず、オリンピック警備に出る警察官が未接種だったという次第になったこの国でさ。
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エンハンスメントの実用化が進むとすれば肉体への侵襲がなく可逆性のあるものだろうという予測はしていたのですが、なるほどこうなるのか。
>塩味1・5倍に感じるスプーンとおわん、キリンが商品化へyomiuri.co.jp/economy/202209…
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①私の考えでは同性婚も夫婦別姓も問題の根源は同じで、婚姻という契約形態が過剰に多くの法的効果を束ねてしまっていること。当事者間の性愛、子の養育、経済的な共同体形成、対外的には一方当事者がそれを代表すること(の表現としての姓の統一)、等々。
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⑯補足2は小ネタですが、上記の通り視点を制度から原理に移したことによって消えた要素がもう一つあります……「天皇制」。現代社会だと前掲の列挙の直後に「天皇の地位と役割」が出てくるけど、公共ではこの部分の列挙から消えている。
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このあたり、たとえばATMのような機器やネットワークそれ自体の空き具合のように、対象の現状という情報が元から情報の世界に存在するものであれば考える必要がないわけで、そういう対象であれば混雑具合の可視化とかそりゃまあすぐにできますよねとも思うわけです。