80〜90年代の邦画の名作を撮った監督(アイドル映画含む)や名脇役の多くがにっかつロマンポルノ出身だったことなど、映画関係の原稿には書くのも恥ずかしい知識だったと思うけど、もう共有されていないのかな。
ツイッターでもなにかマンガの自主規制の話になると、この話が掘り起こされますが、これですね(しかし近年は中高生どころか、昭和の時代が舞台のドラマでもタバコ吸わなさすぎで逆に気持ち悪い。今はVFXでも煙足せるのだし、むしろ時代の雰囲気をよく表せる描写だと思うんだけど) twitter.com/honkisuzu/stat…
ツイッターはろくでもないことも多いが、何の分野であれその筋の専門家や在職の方が常駐しているので、吹替でも火山でもマンガ史でも特撮でも音楽でも古代ローマでも、怪しげなことをつぶやくと、すぐに正してくれたり補完していただけるのはありがたいことだと思っている。
よく「今年は訃報が多い」といってしまうが、本当はある年代に入ると自分が影響を受けた先達の訃報が重なるのは世の理で、このくらいの年回りの人にとってはどの年も実は「多い」と感じてきたのだ、というのは理屈ではわかるが、それにしても今年は劇画という一時代を画した方々の訃報が続きました。
今は映画でもマンガでも作るに当たっての考証や情報収集は以前とは比べものにならないほど綿密で、また研究も進み資料も揃っていて実際細かい精度は高いのだけど、白土さんや平田さんのように戦国時代からそのまま生きてきて描いてるかのような生活や人間の迫力は、なかなか出せないのだよなあ。
マンガ家(作家)やファンの間でも異論はあるかもしれないが、私は原作のある映画やアニメを観てそれが面白かったら、それは9割以上その映像の創り手の腕や才能のおかげで「原作のストーリーやアイデアが面白いから」ではないと思っています。マンガの面白さと映像作品の面白さは違うものだから。
こども庁(家庭いらん)は全員こどもで、デジタル庁は全員AIで構成するほうが、今の大人に任せるより格段にいい気がする。
80年代は老人にとってはつい一昨日くらいの感触だが「自分が小学生のときの大正時代くらい昔」という換算は時々自覚的にしないといけないな。
紅白というのは不思議な番組で、NHKの看板番組でありながら昔(70年代頃)からふだんはNHKには出ない(けどその年の民放の番組で話題になった)芸人さんやキャラクターが呼ばれて出るんだよな。しかも晴れ舞台のはずの歌手の演出に組み込まれて歌唱の邪魔をしたりする。
誰が書いたのか知らないがこれは下手だ。賛成反対関係なく下手だ。 www3.nhk.or.jp/news/html/2022…
「差別語満載。よくこんなことを書いたな、ということを平気で書いている。しかし、そうした昔の作品を『直せ』と言われても、僕は直しません。この時代に、こういう差別語があったという証明になるからです」 筒井康隆「美女」は消えますか?|文藝春秋digital bungeishunju.com/n/n692eb452ba9d
綿密な取材とか考証とかは、基本大きな嘘をホントっぽく見せるためにするものです。
“フィクションで”大きな嘘をつくために、とことん取材・考証をした先駆者のお一人です。 twitter.com/yoiinago417/st…
#大怪獣のあとしまつ (とり・みき『SF大将』「溺れた巨人」より)
というわけで『いじわるばあさん』を読み返していたら、俺はなんという世間に気を遣いすぎたマンガを描いていたのかと猛省することしきり。
ときおりマンガを映画やアニメのための準備作品と捉えているかのような、もしくは「そうなるのがめでたいゴール」と考えているかのようなツイートに出くわして面食らうときがある。ほとんどのマンガ家はマンガはマンガ作品として完成・完結させるために描いていますよ。
「笑いを解体してみると陽気の素材ではできていない。悪意や不安、意味のない優越感など、心地よいものの対極の成分でできているんです。実は楽しそうなものが何もない。笑いって陰気なんですよ。人間って笑いながら、恐怖や怒りを収める」 山上たつひこ『王子失踪す』 nikkan-gendai.com/articles/view/…
そういえば火浦功は可愛がっていたハムスターが死んだとき、近未来に再生技術が進化するのを信じて自宅の冷凍庫でコールドスリープさせたはずだが、あれはまだ火浦家の冷蔵庫に入っているのだろうか。1回引っ越したはずだが大丈夫か。
だいたい、同じ人物が大統領になったり首相になったり知事になったり市長になったりして延命を図る時点でデタラメな人物や集団と思わない感覚のほうがおかしいですよな(すみません一部国と自治体が混じってしまいました)
11年前は『とりったー』連載中。Twitterで体験談を募集して紹介するマンガでこのときは平成版イタイ話の回を執筆中だった。締切を過ぎて最終ページを描いている時に揺れが来て事態もよくわからぬまま急遽それだけぶっ込んだ。そのせいで雑誌掲載マンガでは最も早かったと思うが何の自慢にもならない。
停電地域の同業者の描きかけ原稿がどれだけ飛んだことだろう。恐ろしい……
謹んでお悔やみ申し上げます。あなたの銀幕での活躍は自分の創作の血肉となりました。怪獣映画出演への誇りも近年の反戦発言も、その立ち居振る舞いすべてがかっこよかった。 宝田明さん急逝、87歳 映画「ゴジラ」など出演 nikkansports.com/entertainment/…
誤って白紙原稿(原稿用紙のフォーマット)を10枚も編集部に送ってしまった。何かの嫌がらせかレジスタンスか気がふれたと思われたかもしれない。
そうしたらそれに対して入稿確認の御礼のメールが届いた。中を見ていないのがわかったので、まあどっちもどっちだ(本日の実話)
筒井康隆さんが責任編集をやっていたときの「面白半分」誌で、タモリさんが原稿を落としたら、その分のページを丸々白紙のまま出した、というのはリアルタイムで読みましたが(恐ろしいことである)