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田中亜以子先生に書いていただきました。女性誌と男性誌の違いが示すように、男性は女性に比べ「ありのままを愛してほしい」傾向があることが一般的に指摘される。その違いを歴史的に分析する…のですが、決定的に重要な指摘が大量に出てきて、読みながら震えました。→
gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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アルテイシアさんに書いていただきました。報ステのPR動画が批判を集めましたが、なぜ同じような炎上が繰り返されるのか、メディアの人たちの「わかってないぶり」を指摘してくださってます。シンプルに核心をつく指摘の連発で感動します。
gendai.ismedia.jp/articles/-/816…
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山本咲子さんに書いていただきました。「女性は男性より幸福度や生活満足度が高い」という調査結果を前提にしてジェンダーに関する議論がなされることがありますが、そうしたデータを使う際には注意が必要であることを、「適応的選好形成」の概念で解説してくださってます。
gendai.ismedia.jp/articles/-/946…
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森山至貴先生に書いていただきました。「何でもハラスメントになっちゃって言いたいことも言えない窮屈な世の中だ…」的な物言いを時々耳にしますが、その言葉の「ズルさ」を指摘してくださってます。そういう時は、その「言いたいこと」とは何なのかを考えることが重要。→
gendai.ismedia.jp/articles/-/751…
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飯塚みちかさんに書いていただきました。10代女性を中心に続く「韓国ブーム」の構造を3つの要因から分析してくださってるんですが、見えてる景色の解像度の高さが尋常じゃなくて感動します。とくに「カウンターカルチャーとしての韓国」は気づかなかった視点で超面白いです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/676…
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まとめとこう。
・ミソジニーの基礎理解については江原由美子さんの記事→ gendai.ismedia.jp/articles/-/702…
・韓国のフェミサイド後の動向については、すんみさんらの記事→ gendai.ismedia.jp/articles/-/725…
・アメリカなどの「インセル」文化については八田真行さんの記事→ gendai.ismedia.jp/articles/-/562…
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〈こうした事件は、「家父長制秩序の下にあれば、男性に付き従うべき女性が、男性である自分になびかなかった」という理由で殺人を犯した事件と位置付けることができ、ミソジニーの典型例として解釈することが、できるようになるのである〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/702…
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河南瑠莉さんに書いていただきました。資本主義をスローダウンさせようという思想「減速主義」について。スローライフなど、いっけん人道的に見える減速主義だが、じつは「自己責任」的発想と相性がよく、資本主義の「加速」を進めるおそれがある。めちゃくちゃ面白いです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/665…
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小手川正二郎先生に書いていただきました。女性が自身を取り巻く理不尽について訴えると、男性は「気にしすぎ」「客観的に見ると…」「大げさ」と返しがちで、僕もよくやっちゃうんですが、それがどのような問題を孕むのかを解説してくださってます。超学びが深いです…。
gendai.ismedia.jp/articles/-/734…
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田中東子さんに書いていただきました。報ステのCMの問題点を、これまでにあまりなかった視点で明晰に整理してくださってます。なかでも「ポストフェミニズム」との関わりがとても興味深い。ポストフェミニズムという概念そのものについても勉強できます。
gendai.ismedia.jp/articles/-/818…
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岩崎稔先生に書いていただきました。BLM運動のなかで銅像や記念碑が破壊されたとき、それを批判して「現代の価値観で(植民地主義や人種主義など)当時の価値観を裁くな」といった声が日本でも聞かれましたが、その議論のおかしさについて解説してくださってます。超面白い。
gendai.ismedia.jp/articles/-/754…
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松岡亮二先生に書いていただきました。親の学歴、収入、行動など「生まれ」によって就学前から発生している学力格差は、義務教育を経ても縮小しない。生まれによって「普通」の基準がまったく異なり、緩やかに「隔離」された教育格差社会の現実。ぜひ読んでほしいです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/659…
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松本創さんに書いていただきました。吉村府知事による「イソジン騒動」、松井市長による「雨合羽騒動」の混乱や背景を明らかにしつつ、橋下徹氏から引き継がれた「メディア戦略重視」の政治手法についてレポートしてくださってます。吉村氏の政治的来歴にも言及。必読です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/748…
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この、日本政府が生殖には奇妙にこだわるけど教育投資には関心が薄い問題だけど、為政者のなかにうっすらと「国民が賢くなっては困る」「国民は自分たちの子分でいてほしい」みたいな無意識の開発独裁マインドっぽいものがあるんじゃないか、と邪推してしまう。自民党の副総裁とかを見てると…。
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小谷敏先生に書いていただきました。新型コロナ対応をはじめ様々な場面で日本が「公務員」を減らしてきたツケが噴出しているように見える。この国が80年代からどのように公務員を叩き、減らし、世界有数の「市民を雇わない国家」になったかを振り返ります。超考えさせられる。
gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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とくに面白いのが、98年→18年の20年で日本の一人当たりGDPランキングは6位→26位なのに、「日本は一流国」と考える人は38%→52%、「日本人はすぐれた素質を持っている」は51%→65%、「外国から見習うことはそんなにない」と考えてる人も増えているという指摘。
gendai.ismedia.jp/articles/-/673…
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〈家父長制秩序の下では、男性は、「自分は、女性から何等かの『奉仕』を受ける『特権』がある。だから『奉仕』しようとしない女性に対しては、罰を与える正当な権利を持っている」という無意識の規範意識を、もちがちになる〉→
gendai.ismedia.jp/articles/-/702…
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堀越英美さんに書いていただきました。「性的対象化」に悩んでいた女子高生が、プログラミングの力でそれに抗い「生理タブー」を打ち破るゲームを開発するまでを紹介してくださってます。性的対象化の具体的イメージが男性にも掴めるし、何より爽快感のある文章が最高…。
gendai.ismedia.jp/articles/-/686…
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佐藤一磨先生に書いていただきました。既婚女性を1.子がいる専業主婦、2.子がいない専業主婦、3.子がいる働く妻、4.子がいない働く妻に分け、幸福度を調べると…という内容。個人的には結果に衝撃を受けた。妻の育児負担の大きい現実が浮き彫りに。ぜひとも読んでほしいです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/678…
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7ページ目。
〈差別は、思いやりの心があろうがなかろうが、社会的関係性の中で起こっている。心の問題にしてしまうと、「差別するつもりはなかった」などという発言が多用される〉〈強制的に社会的な不利益を強いる「差別」問題を、「差別心」の問題にすり替えてはいけない〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/711…
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北村紗衣先生に書いていただきました。『ボーイズ』という本をもとに、男の子が文化的創造物である「有毒な男らしさ」をいかに植えつけられてしまうのかを考える。男らしさの檻から出るための教育方法も紹介。フェミニストが語る「男の子問題」めちゃくちゃ面白い。
gendai.ismedia.jp/articles/-/664…
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市野川容孝先生に書いていただきました。安楽死についての議論が活発になり「本人が望むなら仕方ない」という意見も聞かれる。しかし、かつてナチ政府が「自己決定にもとづく安楽死」を持ち上げるプロパガンダ映画を作っていたことにも注意を向けたほうがいい。超必読です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/751…
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堀越英美さんに書いていただきました。鬼滅の刃・炭治郎の「いい子」という特徴にフォーカスして、戦前〜1950年代の「いい子な少年主人公」と比較しつつ、その類似と違いを描き出します。「儒教的倫理」から「ケアの倫理」への変化が興味深く、めちゃくちゃ面白いです…。
gendai.ismedia.jp/articles/-/774…
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脇田成さんに書いていただきました。日本経済がよくなるうえで「賃上げ」がいかに重要であるか、にもかかわらずなぜ賃上げは進まないのか、賃上げに類する効果を持つ政策オプションとしてどんなものが考えられるか…といった点についてわかりやすく解説してくださってます。
gendai.ismedia.jp/articles/-/824…
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読書や本が好きな人が一回は感じるであろう「講談社文芸文庫ってなんであんなに高いんだろう?」という疑問に答えてくれてる。あと、文庫という物体にじつはどれくらい手がかかっていて、その装幀にどれほどの思いが詰め込まれているかがわかっておもしろい。
gendai.media/articles/-/103…