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〈調査対象者のほとんどが年収300万円以下でしたが、彼女たちの多くは自身の収入額について、「不満を言い出したらきりがない」「上を見ればきりがない」と言って、不満を口にせず、「自分よりも給料が少ない人もいるから、まぁいいほうかな」…と話していました〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/946…
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〈何ともいえない不満や不全感、不安やいらだちが男性の間に広がっているのだ。何かいままでとは違う、既得権が失われつつあるようなぼんやりした感情の広がりが、男性の間に見られるのだ。筆者のいう「剥奪感の男性化=masculinization of deprivation」の広がりだ〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/638…
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東京芸大の学生でラッパー/着ぐるみクリエイターの、なみちえさんに書いていただきました。自身の差別の経験をつづってくださってます。心を鷲掴みにされ、ぶんぶんと振り回されるような物凄いパワーを持った痛切な文章です。ぜひぜひぜひ読んでほしい。
gendai.ismedia.jp/articles/-/699…
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西山雄二先生に書いていただきました。「今日の講義ではじめて、右/左の定義を知り、自分の立場を考えた」と言う学生とともに、自身の政治的立ち位置や政治(参加)意識がどんなものかを知ることの重要性を考えます。とても面白く、「自称中立」のリスクにハッとさせられる。
gendai.ismedia.jp/articles/-/703…
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この記事、以前、田野大輔先生に書いていただいた「ヒトラーを「左翼」「社会主義者」と見なしてはいけない理由」の記事と一緒に読むと、両方の記事の理解が深まってよいです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/698…
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〈先に挙げた事件がミソジニーの典型例なのは、犯人の男性が、「女性は自分の性的欲望に応える義務があるのに、不当にも誰もその義務に応えようとしなかった。だからそういう女性たちは罰を与えられても当然なのだ」と考えていたと推測されるから〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/702…
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すごく印象的なのが、戦前日本では「ここまでは許せる」という社会の許容ラインが引き下げられる中でファシズムが拡大したという指摘。「これ、10年前なら許されなかったのでは?」という事態がなぜかまかり通ることが多い昨今を思うと、考えさせられるところ大です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/688…
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担当記事が出ました。竹中平蔵氏と権力の関わりを描いたノンフィクション『竹中平蔵 市場と権力』より抜粋。竹中氏が処女作を出版する際に起こしていた「共同研究の独り占め」騒動についてです。宇沢弘文氏のコメントなども出てきて、とても興味深いです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/756…
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伊藤昌亮さんに書いていただきました。山上容疑者のツイートを専門的な手法で精緻に分析し、その政治的傾向を描いています。反リベラルでありつつ、一方で「ネトウヨになりきれなかったネトウヨ」的な顔を持っていた容疑者。迫力に満ちた論考、ぜひお読みいただきたいです。
gendai.media/articles/-/985…
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飯島裕子さんに書いていただきました。コロナ禍のなか、労働・生活系の相談窓口を訪れる人のうち、女性が占める割合が増えている。エッセンシャルワーカーには女性が多かったり、女性の非正規労働者が解雇される例が多かったりと、女性が置かれた苦しい立場が露呈した。
gendai.ismedia.jp/articles/-/744…
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昨今の情勢に鑑みて米本昌平ほか『優生学と人間社会』を全国各地の図書館が追加で購入する流れになって100万部くらい売れてほしいな。そして電子化につながってほしいな(うちにあるのは古い現代新書の装丁)。
bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0…
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松村一志さんに書いていただきました。一般化してきた「エビデンス」という考え方ですが、扱い方を間違えると「エビデンス」を重視しているつもりが、陰謀論にハマる人と大差ない思考に陥ってしまう危うさがある…といったことを指摘してくださってます。めちゃ面白いです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/912…
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リアルナンパアカデミー塾員による強姦事件の判決が出ました。小川たまかさん(@ogawatam)さんに裁判を取材して書いていただいた記事は、この事件の性質をすごく明晰に整理しています。犯行動機に、性欲というより「レイプすることで男に認められたい」欲が垣間見える。→
gendai.ismedia.jp/articles/-/597…
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飯田祐子先生に書いていただきました。村田沙耶香『コンビニ人間』をジェンダークィアの視点で読み解く批評。コロナ禍の中、CAに防護服を縫製させる例に見られるように社会がいかにジェンダー化されているかが浮き彫りになったが、そうした社会を相対化する力を持つ作品です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/725…
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担当ではないのですが、阿部幸大さんによる漫画『ブルーピリオド』批評が素晴らしすぎる…。芸大を目指す少年のスポ根受験漫画という評価をされがちな同作だけど、阿部さんは男性学的な視点から「少年性」の解体と再構築を読み込む。批評すごい! 面白い! という感動がある。
gendai.ismedia.jp/articles/-/686…
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その意味で「論破」は、なにがしかの階級闘争なのかもしれない…。
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将基面貴巳先生に書いていただきました。「愛国」の概念がナショナリズム/パトリオティズムの区別で整理される。愛国者(パトリオット)が元来、暴政に抵抗する反体制の人々を指していたという指摘に蒙を啓かれる。「自国スゴイ」ではない愛国の在り方。めちゃ面白いです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/668…
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飯田泰之先生に書いていただきました。先日、柳井正氏がインタビューで「公務員を半減せよ」と提言しましたが、日本はすでに公務員の割合、政府支出が先進国最低レベルであることを指摘してくださってます。後半の「経済人の提言分析」も超面白いので、ぜひ読んでほしいです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/679…
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特殊な「外部」から訪れるものであってほしいみたいな欲望があるのだろうか。
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堀江宗正さんに書いていただきました。東日本大震災後の被災地における「霊的体験」の調査についてご紹介いただいています。地域によって「怪談」の中身が変わってくる点など、非常に興味深い。社会が死者をどのように位置付けるべきかという問題について考えさせられます。
gendai.ismedia.jp/articles/-/883…
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橘玲さんに書いていただきました。世界を席巻するポピュリズムと「中流からの脱落に怯える人々」の関係を解説してくださってます。後半では、シリコンバレー的サイバーリバタリアンとラストベルト的白人保守派が「アンチリベラル」で共闘する仕組みが解き明かされ大変刺激的。
gendai.ismedia.jp/articles/-/702…
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斎藤清二先生に「血液クレンジング」について書いていただいた記事が、本当に本当にすばらしいのでぜひ読んでほしいです。この非科学的な療法を問答無用に切り捨てるのではなく、なぜそれを批判するべきなのかを「専門職倫理」の観点から書いてくださってます。感動します。
gendai.ismedia.jp/articles/-/680…
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飯田泰之先生に書いていただきました。アベノミクスを数字で検証。7年で雇用を500万創出、2014年からは正規雇用も増加に転じた。下落したとされる実質賃金も、じつは労働時間あたり実質賃金、若年層の実質賃金は上昇。さらに消費増税がなければ全体でも5%増だった。
gendai.ismedia.jp/articles/-/754…
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谷本奈穂先生に書いていただきました。記憶に新しい「美魔女ブーム」とその裏で起きていた「美魔女バッシング」。バッシング言説を分析することで女性に課せられた呪縛を浮かび上がらせます。「妻・母親規範」などは想像しやすいですが、さらなる意外な呪縛も…超面白いです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/696…
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山岡淳一郎さんに書いていただきました。東京都の保健所のみならず「自宅療養フォローアップセンター」も崩壊状態にある現状をレポートしつつ、一方で、ワクチン接種や自宅療養者フォローに成果をあげる「墨田区」の取り組みについて同区保健所長・西塚至氏に聞いています。
gendai.ismedia.jp/articles/-/861…