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松本創さんに書いていただきました。吉村府知事による「イソジン騒動」、松井市長による「雨合羽騒動」の混乱や背景を明らかにしつつ、橋下徹氏から引き継がれた「メディア戦略重視」の政治手法についてレポートしてくださってます。吉村氏の政治的来歴にも言及。必読です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/748…
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担当記事が出ました。安倍政権がコロナ対策で行なってきた「外国人入国拒否」政策のせいで、結婚したばかりのパートナーや家族と暮らせない人たちが数千人規模でいることをレポートしてくださってます。
gendai.ismedia.jp/articles/-/741…
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梶谷懐先生に書いていただきました。日本ではほぼ知られていないが、じつは中国であの竹中平蔵氏が人気になっていた。その現象を詳しく見ていくと日中の社会の差異と類似、そして竹中氏の思想が浮き彫りになる。全3回のレポートの第1回。読み応え抜群です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/757…
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河野真太郎さんに書いていただきました。ミソジニー=女性嫌悪の現代的な形態である「ポピュラー・ミソジニー」とはどういうものなのか、解説してくださってます。授業でジェンダーの話をすると、学生から「女性専用車両は逆差別だ」という反応が出るというエピソードや→
gendai.ismedia.jp/articles/-/958…
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小野寺拓也先生に書いていただきました。ナチズムを「国家社会主義」と訳す例が見られますが、なぜそう訳すのがマズく、本当は「国民社会主義」と訳すべきなのかを、ナチの来歴・思想・政策などから解説してくださってます。ナチズムのポイントが押さえられて超勉強になる。
gendai.ismedia.jp/articles/-/811…
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7ページ目。
〈差別は、思いやりの心があろうがなかろうが、社会的関係性の中で起こっている。心の問題にしてしまうと、「差別するつもりはなかった」などという発言が多用される〉〈強制的に社会的な不利益を強いる「差別」問題を、「差別心」の問題にすり替えてはいけない〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/711…
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少し前に、長く大学で教えているジェンダー論の研究者の方と話していたら、「2000年代の後半くらいから新入生のジェンダーに関する知識がガクッと落ちた感じがあった」と言っていて、バックラッシュの影響を示唆しておられた。このあたりの実態の検証、ぜひとも読んでみたい。
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小宮友根先生に書いていただきました。今年も多くの広告が「女性の描き方」で炎上しましたが、とくに「性的な女性表象」の何が問題なのかを、オリジナルのイラスト(ふくろさん作)付きで、根本的なところからわかりやすく解説する。明晰を絵に描いたような圧巻の文章です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/688…
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小谷敏先生に書いていただきました。新型コロナ対応をはじめ様々な場面で日本が「公務員」を減らしてきたツケが噴出しているように見える。この国が80年代からどのように公務員を叩き、減らし、世界有数の「市民を雇わない国家」になったかを振り返ります。超考えさせられる。
gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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丸一俊介さんに書いていただきました。マイノリティの人々が、日常生活の中で苦しむ様々な差別事象「マイクロアグレッション」について。たぶん日本のメディアでは初めての本格的な解説。差別する側が無意識だったり善意で言っていたりすることも多い。超超重要な指摘満載。
gendai.ismedia.jp/articles/-/748…
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韓国で2016年に起きたフェミサイド、江南駅殺人事件以降、韓国のフェミニズムがどう展開してきたかについては、翻訳家のすんみさん、尹怡景さん、ファン・ギュンミンさん、宣善花さん、木下美絵さん、キム・ジュヒさん、小山内園子さんらによる以下の記事が詳しいです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/725…
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常田大希さんにインタビューしてきました。小澤征爾さんからの意外な影響や、チームで物作りをする際の徹底したこだわりなど、超一流クリエイターの秘密が明かされてます。創作という行為にマジで向き合いまくってる感じに圧倒されました。取材と構成は中沢明子さんです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/801…
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「キャンセルカルチャー」に対して怒ってる人が、これまでマイノリティが表舞台に立つ機会や発言の権利を奪われてきたといういわば「表面化しないキャンセル」に対しても怒りを向けてくれれば、もう少し発展的な話になりそうな気がするのだが。
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山口慎太郎先生に書いていただきました。「早生まれは不利」などと言われますが、生まれ月によって子どもの学力、自己効力感などの「非認知能力」に大きな格差があることを実証してくださってます。そうした格差を解消する方法も提案されていて、超面白いです。経済学スゴい。
gendai.ismedia.jp/articles/-/756…
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〈家父長制秩序の下では、男性は、「自分は、女性から何等かの『奉仕』を受ける『特権』がある。だから『奉仕』しようとしない女性に対しては、罰を与える正当な権利を持っている」という無意識の規範意識を、もちがちになる〉→
gendai.ismedia.jp/articles/-/702…
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佐藤一磨先生に書いていただきました。既婚女性を1.子がいる専業主婦、2.子がいない専業主婦、3.子がいる働く妻、4.子がいない働く妻に分け、幸福度を調べると…という内容。個人的には結果に衝撃を受けた。妻の育児負担の大きい現実が浮き彫りに。ぜひとも読んでほしいです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/678…
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坂本治也先生に書いていただいた記事がめちゃくちゃ面白いのでぜひ読んでほしいです。日本人は、納税のような「公助」、寄付やボランティアといった「共助」双方に対しての意欲が乏しいという調査結果が明らかに。日本は助け合いを嫌う「自助」「自己責任」の国だった…。
gendai.ismedia.jp/articles/-/671…
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元橋利恵先生に書いていただきました。『anan』を通して見える女性のセックス観の変化(セックスのお仕事化、投資化)と、女性が置かれた社会経済状態の新自由主義化のつながりを指摘してます。たぶんこれ就活セクハラや性暴力の問題とも関わってて、めちゃくちゃ興味深い。
gendai.ismedia.jp/articles/-/692…
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自由主義史観の「論破」には、戦後民主主義的な「いい子のタテマエ」の虚妄を暴いてやろう…みたいな、エスタブリッシュメント批判の性質があるように見える。いま人気を集めている「論破」も、そういう「タテマエの破壊」的側面、「偉そうなヤツへの逆襲」的側面が好まれているんじゃないか。
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田上孝一先生に書いていただきました。マルクスに関する授業を持って25年、段々と大学生のマルクスに対する否定的態度が目立たなくなり、むしろ共感を寄せる姿勢が見えるようになったことを指摘してくださってます。「疎外された労働」への共鳴など注目の論点がたくさんです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/737…
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三木那由他先生に書いていただきました。「なんでも言っていい」という建前の「フラットな対話」の場が設定されることがあるが、じつはそれがある種の人を黙らせたり、発言の意味を奪ったりしている可能性について言語哲学の視点から解説してくださってます。大変面白い。
gendai.ismedia.jp/articles/-/760…
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とくに面白いのが、98年→18年の20年で日本の一人当たりGDPランキングは6位→26位なのに、「日本は一流国」と考える人は38%→52%、「日本人はすぐれた素質を持っている」は51%→65%、「外国から見習うことはそんなにない」と考えてる人も増えているという指摘。
gendai.ismedia.jp/articles/-/673…
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編集を担当した『裁判官も人である』が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しました。岩瀬さんは取材の鬼みたいな方で、100人以上の裁判官に取材して裁判所内部の論理を描き出してます。取材の苦労を隣で見てきたので、この評価は超うれしいです。この機会にぜひご覧ください!
bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0…
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木澤佐登志さんのご寄稿です。テレビ番組の特集から、社会に浸透した優生思想的発想を浮き彫りにする。〈障害者を恨み施設を襲撃した植松聖と、障害者支援団体の理事が、ほとんど同じ価値に根ざした言葉を発している〉。もともと「群像」に寄せられた文章。ものすごい名文。
gendai.ismedia.jp/articles/-/744…