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オーストリアでは健康保険証が電子化されており、どの医者も過去の受診歴が見れるので初診でもアンケートは必要なく、医者は薬の処方を電子的に書き込むだけで紙の処方箋も必要なく、病欠の報告も電子的に行えます。大事なのは、これはこちらがスゴいのでなく、ただ日本が遅れているだけという点です。
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障害を持つ人が何かを頑張って達成することを必要以上に美化する傾向をなんとかしたい。健常者は、健常者を主とする社会に健気に適応しようとする障害者の心を美しいと感じるのかもしれませんが、吃音障害を持つ私から見ると、それを美しいと感じる健常者の心は、むしろ醜い。
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ドラマで、社会に絶望して仕事を辞めようとする人に先輩が「ちゃんとしてないやつ奴の話は誰も聞かない。社会の輪の中で働いて居場所を持って堂々と声を挙げろ」と言うシーンがありました。「仕事=ちゃんとする、社会の居場所」という感覚が迷いなく描かれる社会は生き辛い社会だと改めて感じました。
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#政権批判は誹謗中傷ではない
民主主義のあたりまえ体操のようなタグがトレンド入りしていて驚いています。まず右足出して次に左足を出すと歩ける。同様に、まず民意を示す、全てはここからで、それをもって始めて民主主義は機能します。そして言うまでもなく民意には当然、政権批判も含まれます。
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そもそも社会的優位性や地位や勝敗やお金などの価値観にも違和感は強いですが、差別は良くないとか言葉の問題ではなく、性別や出身地や障害などの背景によって明白に辻褄が合わないことが多い社会は、そこを無視したとしても結局、色々と不自然で無理がある皆が生きにくい社会なのではないでしょうか。
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今の社会は、想定されていない人たちが苦しんでる事実を知った先が「同情」に留まってしまう傾向にあります。しかし実際問題として、「同情」だけでは生きていけず、人生の大半のエネルギーを社会に合わせることに費やすことになります。皆がありのままの生きやすい社会、そんな社会を実現したいです。
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指摘されている部分の多くは、あまりに細かく入り込む差別的な表現の中でも際立つ部分だけであり、つまりは、考えが足りていないというより、考えるという行為自体を軽視しているのだと思います。その背景には多様性への無理解また無関心から、多様性を考えることを不自由との誤解があると想像します。
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ここまで政策に関する議論が置き去りで政治家が椅子取りゲームをしている国は本当に珍しい。これは国民がそういう議論を普段しない事と強く関係していると私は考えていますが、いずれにしても、これでは国が成立しません。私たちの未来を明るくする為に、絶対に変わらないといけない部分だと思います。
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ちなみにこれは後で清掃業者が入ったりはしない手作りのイベントであり、ゴミは誰かが拾わなければいけない状況でした。また他にゴミ拾いなどの分担もなく、ゴミ関係の分担は私たちゴミ回収係りしかいませんでした。私はこの意見の「必要ない」は、誰かがやってくれるからという意味だと感じました。
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「親への感謝」
日本では、育ててもらい教育も受けさせてもらい職も得られた、そんな人がこの言葉を「自分だけが逃げ切れる人生を与えてくれて感謝」という意味に結果的になってしまう形で使う人が多すぎます。恵まれた立場の人が社会への視点を持たない社会は未成熟です。
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冒頭で紹介した「同情するなら金をくれ」。この言葉は、私にとっては「同情するならバリアフリーにしてくれ」という意味ですが、これが「傲慢」と取られない社会を私は目指したい。私たち吃音障害者など、社会に想定されていないことで、ありのままで生きることが許されていない人は少なくありません。
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今の野党じゃ与党とあまり変わらないから、今の与党が嫌でもNoと言う意味がない、という意見を聞きますが、野党との比較でなく、与党にNoと言うことそのものに大きな意味があることを忘れてはいけません。悪い政治をすれば国民にNoと言われる。その事実が大切です。
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仕事を離れると職場が回らない、他の人に申し訳ない、上司が許さない、といった理由が多いようですがどれも性別に関係ない話ばかりです。更に、病気や介護などその他の理由で職場を離れる場合でも同じはずです。つまり結局、子育ては男性が行う喫緊の事柄ではないと考えている人が多いという事です。
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半沢直樹、見ました。日本では人気作品にネガティブな事を言うのはご法度なのかもしれませんが、不思議な点が多い。特に、人など関係なく自分の人事に明け暮れる側vs人の心に真摯に向き合う側という構図の中で、後者の半沢側の長時間労働や仕事関係の飲みや妻などの女性の位置づけとか必要でしょうか。
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妻の日本の仕事関係者とのやり取りを見ていると、対応の丁寧さに明らかに性別による差があります。先日も、妻が仕事を発注した先の会社の男性が、妻が女性だと分かると、丁寧さを欠いたメールを送って来たり、緊急性のない確認の電話をこちらの深夜の時間にかけてきたり、非常に失礼な態度でした。
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育休の異常なまでに低い男性の取得率も、選挙の低い投票率も、日本では、民主主義や多様性など多くの面で人間がその歴史の中で発展させてきたものを、その背景にある価値観の変化を伴わずに形だけ導入してしまい機能させることができていません。そしてコロナ禍でこの問題点が次々と表面化しています。
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日本の誤った英語教育の結果の一例。海外で育った日本人が海外で活躍するとすぐ、言葉が話せるから、と考えてしまいます。でも実はそれは傲慢さも含む思考です。海外で成長するとは、その文化の中で考え苦しみ成長するという事であり、言葉という文化の一面からだけで理解できる問題ではありません。
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私が家事育児をする理由を、私の仕事が楽で暇があるからに違いないと見られる事があります。何が楽で暇かは人それぞれの定義によるので、その真偽は論じませんが、男性の家事育児関連時間が女性の5倍以下である日本社会では、例え時間があってもやらない男性が少なくないと私は考えています。
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日本が世界トップクラスに安全、そう考えるのは自由ですが、日本社会の中で苦しむ人が多くいる事実を無視する事が社会に生きる大人としての知性だとは私は思いません。安全だと感じるなら、そう感じる事ができる状況に自分がいるだけで、その感覚を日本というレベルに適応するのは単なる思考停止です。
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米国といい日本といい、国のトップがためらいなく悪質な嘘をつくという事が当たり前のようになってしまっていますが、この事態がどれだけ未来ある子供達に悪影響を及ぼしているか、私はとても怖いです。子供にとっての数年というのはその後の人生を左右する決定的に大切な数年になりえます。
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吃音障害とはただ最初の音の発声に難がある障害ではありません。正確には、そこから様々な問題が重なっていきます。例えば私の場合は、ある単語を話そうとしてもその最初の音の発声が難しいと感じた場合に、話の途中で急遽別の単語を探します。その結果、話したくない単語を咄嗟に出してしまい、
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海外留学なんて必要なくてオンライン授業で、という話があるようですが、日本という海外の情報が入り難い国では特に、海外で色々な人と話し現地を五感を通じて見る事は貴重な経験になると思います。仕事でですが、米国もオーストリアも出来る限り調べてから行きましたが、住むと印象は全然違います。
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オーストリアではロックダウン、マスク義務、休校、スーパーなど必要最低限の店以外は閉店、外国からの出入りも厳重に管理という状態を3週間続けても、人口900万人に対して新規感染者が1000人を切りません。世界が相手にしているのは、このウィルスです。明らかに日本は、現実を軽視しすぎています。
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「身体的な性差ではなく、“社会的な性差”が女性宇宙飛行士にとってはハンデになる」
性差別など差別は、多くの人から人権を奪うと同時に、多くの人また社会から可能性を奪ってしまいます。差別のない明るい未来に向かいたい。
@frau_tw gendai.ismedia.jp/articles/-/822… #FRaU
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それを、そんな活動に時間使ってる暇あったら仕事しろなどと言う。同様に、命を育てるという人としても社会としても極めて大切な事より仕事。こんな思考が充満した社会が持続して行けるとは私には思えませんし、その視野では柔軟性のある仕事が生まれる可能性も少なくなると思います。