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「パイルバンカー」なる劇中造語、ローラーダッシュと並び今も引用され続ける装甲騎兵ボトムズ発祥のネタの二大巨頭
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これねぇもちろんはっきりと「シスヘテロ男性層向けの女性の性的消費」なんですよ。そういうものをオレは憎んでるんじゃないし、むしろ積極的に受容する趣味がある。バスタードは何十年も前の原作だし、OVAにしろネット配信限定にしろ「選択して受容する」発表手段にまで文句をつける見境のなさはない
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旧OVA版はこの2コマの流れがちゃんと映像になるよう「翻案」していて、「いよいよあらわになってしまいそうなタイミング」で「必死で右手で隠そうとしたら」「(壊れるはずがない)枷が壊れてギリギリセーフ」ていうアニオリ芝居にしてるんよ。事後、脆いことにツッコミを入れる台詞が添えられる。
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何十年も前のOVAは当時なりにほどほどアレンジが入ってる…この比較でも旧版はレイアウトが違う。漫画をアニメにするなら「翻案」して当たり前という時代…今はコマの画角を真似、コマ進行を真似、台詞を一字一句同じにしちゃったりするが、それでは忠実から遠ざかるんだ。
twitter.com/02Curry/status…
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スライム責めシーンはPVで存在をアピールするくらい最序盤ウリの見どころ場面。その割に総カット数はたいしたことなく、服が溶け、人ひとりがただ悶える芝居だけの比較的平易なカットなのに、それがこんななんのフェティッシュもないぼんやりした映像では「ヤル気」というものがさっぱり感じられねえわ
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ネトフリ版バスタードが初のアニメ化だったら「まぁこんなもんか」で済んだかもしれないが、原作忠実路線のフリしながら、何十年も前の(当時なりにアレンジがほどほど入れられた)OVAに再現度でおおきく負けてるのはキツい。
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前から言ってるけど時事映画批評というのはトンでもないインチキズボラがまかりとおるゴッコ遊びの率が高くって、たったいちどなんとか鑑賞した対象の映画を、ウロ憶えのまま自信満々に斬ってしまうヤツがたくさんいるんだが、それでも成立してしまうのが時事映画批評特有の恐ろしい様態なんよ。
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今もうすっかり現行ロボットアニメに関心を失ったようなひとに限ってロボアニメ衰退論を吐きたがんだ。「なくなった、少なくなった」というのは「自分自身が関心を失った」の言い間違いでしかないんです。あるけど目に入らない、いっさい探しもしないから見つからない。それを「ない」って言いたがる。
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分析が間違ってるだけなので安心してください。
twitter.com/sasakiatsushi/…
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唐突に鬼滅だけピンで触れて「自分にとって」画期的だと感じるまではいいんだが、それをそのまま無邪気に「漫画史にとって」に差し替えてしまうのが目につく。中でもこれは特に酷くて、そもそもどっちも思い虚しくじゃねえし同化されてもない。しのぶなんか死後もあえなくツッパねてるのに読んでない。
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流石に「方がいい」なんてトンチキを本気で唱えてるとは想定したくはないですが、「アメリカ人が作った忍者映画」も「日本人が作ったヘンテコ欧米漫画」も、そのターゲットはモチーフ地域の顧客ではなくそれぞれ自国民なんですよ。
twitter.com/May_Roma/statu…
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こういうのはコストじゃなくて技術の低下。その原因は意識の低下。「浮いた血管のつもりで浮いた血管を描く」往年のあたりまえさは失われ、浮いた血管の記号として知ってるものを貼り付ける作業しかできなくなってんの。約束事の記号をテキトーに貼ってるだけだから、管の繋がりとか1ミリも気にしない
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原作の手枷はなんで外れるのかさっぱりわからねえ画で、まぁガラの忍術ってことで流してしまうものだけど、OVA版独自の「脆くなった」は「ガラが触れずに勝手に手枷が外れる理屈」と「外れるタイミングがちょうどよくギリギリセーフになる理屈」をうまく回収してるんだよな。
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※こういうとき「オーパーツ」という言葉を用いるのは誤りで、オーパーツとは「その時代にはありえないはずのもの」。アナログ制作時代どんどん表現やクオリティを突き詰めてって、その頂点としてこれらがあるので「オーパーツ」ではないんよね。言いたいことの正解は「ロストテクノロジー」です。