201
分断はよくない、対立せずにみんなで一緒に取り組もうよ、みたいな柔らかいテイストに包み込むことで、本来鮮烈であったはずの問題提起を巧妙に無効化させ、支配の構造を温存する。
そういう、ぬくぬくとした既得権益擁護の概念に変質してしまったら、もう賞味期限。また新しいことばを繰り出さないと
202
『風が吹くとき』というアニメ映画があります。
老夫婦が、核戦争勃発後も、政府の指示に忠実に従って静かに自室閉じこもり生活を続けるも、やがて衰弱していき…。
究極の「自助・自宅療養映画」です。日本政府の政策に対する心構えを養う上で、参考になるのでは、と思います
movies.yahoo.co.jp/movie/4506/
203
「自分が現在居住し、国籍をもつ国家の領土内で、安泰に暮らし続ける」が前提だと、議論は成り立ちません。
いつ何時、だれもが災害や戦争、事故や貧困などにより、逃れざるを得ない立場になるかもしれない。それに備えて、逃れる人たちに手を差し伸べようという発想が生じます。お互いさまなんです
204
ゼレンスキー来日は、確かに大きなニュースなのだろうけれど。報道がしつこ過ぎませんか。
来日という意味では、アフリカ連合議長国のコモロも来ているのだし。
紛争という意味では、ソマリアやコンゴ民の話題があるし。
ロシアの関与という意味では、マリや中央アフリカのことも取り上げてほしい
205
やはり気になるので書きます。
ウクライナに対するロシアの攻撃は、許されません。しかし、それを一桁上回るほどの人びとが、エチオピア、ソマリア、マリ、ブルキナ、ナイジェリアで殺害されています。しかし、「国際ニュース」にかすりもしない。
なぜここまで黙殺されるのか。涙なくしては語れません
206
パラが終わったら、明日から車いすのスポーツ解説者や、聞こえないキャスターや、手話通訳や同時字幕などのさまざまな試みが、すべて画面から消えていくのだろうな…と思うと、この制度的な冷淡さに思いをいたさざるを得ません…
結局、そういうことなんでしょう。
明日以降も続くなら、大歓迎ですけど
207
これは、そう思います
「今回の文書は番組にとって名誉かもしれません。『一強』を謳歌(おうか)した長期政権にそれほど嫌悪され、敵視されていたということは、時の政権を監視するというメディア本来の使命を果たしてきた証左とも言えるわけですから」
news.yahoo.co.jp/articles/a3815…
208
このことについて、私がわざわざ書いた理由があります。
それが何万ものリツイートやいいねを得ていて、賞賛するレスが多数付いていたからです。
そういうふるまいをする人も、ネタにする人も、それをもてはやす人たちも。恥を知りなさい。
マイノリティをネタにすることについて、私は断固抗議します
209
見比べていて思ったことを言います。
いまEテレでやっている、この放送だけで十分です。これを総合で映せばよい。
そして、いま総合テレビで映っている方は要らない。手話通訳ありの放送で一本化すべきだと思いました。
まったく情報の欠落のないEテレ版を排除する合理的理由はない。そう確信しました
210
明日の国王の戴冠式は、テレビでも中継されるのだそうです。
国王が王冠をかぶった瞬間に、その頭上で光る巨大なダイヤモンドは「英国による南アフリカでの植民地支配と収奪のシンボルだ」というイメージを念頭に置き、その光景を複雑な思いで見つめている人たちがいることを忘れまい、と私は思います
211
あれも同様です。
「朝鮮人虐殺の追悼」をやめて、「関東大震災のすべての被災者の追悼」へとずらしてしまった、今の東京都知事のやり口。
固有の問題性とニーズを抱えた当事者を「みんな」の中に溶け込ませてしまい、その結果、先鋭な批判の効力を失わせようとする手口です。
気を付けましょう
212
「同情するならカネをくれ」というドラマが昔ありましたが。
それに倣うなら、「同情するなら福祉を増やせ、25条の権利を守れ」です。
個々人の生存権を守れば、子どもたちの自由も守れます。
賛美や同情で、子どもたちを親の介助に向かわせる必要もなくなるわけで。
発想の転換を。と呼びかけます
213
奴隷制も、植民地支配も、その他も。
「他者たちの膨大な労働と資源を吸い上げ、経済的には完全に依存する構造の中にありながら、自分たちは違う世界にいて、自由を謳歌していると信じている」みたいな風景には、あまたの既視感があるんです。
私たちは世界史を学び、正当に怒る権利があると思います
214
「制度を改正すると、家族観や価値観、社会が変わってしまう」と答弁した首相が、「見るのも嫌だ」と言った秘書官を、「言語道断」と言って更迭した。
つまり、明白な差別を戒め、陰湿な差別を温存しようというポリシーであるらしいです
LGBTQ差別発言の荒井秘書官更迭へ
mainichi.jp/articles/20230…
215
世界を学ぶ上で、日本語メディアの情報に頼ってはいけない、というのは、基本中の基本だと思います。
まず、情報量が圧倒的に少ない。そして、非常に強いバイアスがある。
必ず複数の言語で、毎日ニュースを読もう、と、授業ではよくそれを強調しています。「バイアスがある」ということにも気付けます
216
最近、大阪地裁でこんな判決がありました。
ぜひ、注目していただきたいと思います。
「2022年1月20日、大阪地裁において、大阪市内のマンション内で20年近く入居していた障害者グループホームが、マンション管理組合からグループ利用停止を求められた裁判で、グループホーム側敗訴の判決が下された」 twitter.com/DPIJAPAN/statu…
217
これは、身体的特徴、出自、文化の違いに基づく明白な差別です。
「席を隔離しただけで排除はしていない」という趣旨の教頭の言い訳も、まったくひどいものです
黒人ルーツの髪形「校則違反」 卒業式で席隔離 兵庫の県立高(毎日新聞)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/90818…
218
【毎年定期掲載】広島で炸裂した原爆は、当時ベルギー領であったアフリカ・コンゴ盆地産のウランを原料として作られました。
日本とアフリカを結ぶ、不幸な歴史のつながり。
それを結び付けたのは、植民地を実質的に支配していたベルギーの鉱山企業が、米軍との間で取り交わした、ウラン売買の密約です
219
国境の壁を高くして、切実な事情をもつ人たち(彼ら彼女ら/あなたがた/私たち)を拒む世界よりも。
それぞれの個人のために、居場所を柔軟に提供できる世界を、私は望みます。
目下、国会で審議中の法案にも関わることです。
「国家よりも、人間個々人を先に置く政治を」と訴えます
220
五輪開会式で話したどの要人の横にも、手話通訳者の姿はありませんでした。
遠方の競技場スクリーンの端の方に、その姿がちらりと映りましたが、必要とする多くの人びとへの情報伝達の役には立ちませんでした。テレビ局も、それを映しませんでした。
五輪に手話通訳を。それを見たい人に届く放送を。
221
もちろん、最新の状況に基づいて、各種行事の開催可否を判断していくというのは、当然のことですが。
もしも現政権が、オリは絶対に開催強行、しかしパラの方は中止でもいい、世論と総選挙への影響は少ない、みたいな政治判断をする可能性があるとするなら、それは断固批判されねばならないと考えます
222
パラ大会関連の記述に、驚きました。
・東京選出の与党国会議員:「中止しても大してカネがかからない」
・医療関係者:「パラは無理」の共通認識が広がる
・宮内庁関係者:天皇・皇族がパラ中止を憂慮していると指摘
パラ中止を懸念しているのは、宮内庁だけという状況…?
facta.co.jp/article/202108…
223
故人を偲ぶのは個々の自由ですが、英国の王族だとこれほどもニュースの尺を取って生中継するって、ちょっと度を超しているような気がしました。
それなら、ベルギーの謀略で暗殺されたコンゴ民主共和国の初代首相パトリス・ルムンバ氏の遺骨返還追悼式典(今年6月)とかも、テレビ中継してほしかったよ
224
「耳が聞こえる人たちが手話の学習をする時に犯しやすい過ちとして、手話の語の語源となった動作を執拗に尋ねたり、ろう者の慣習や行動、価値観がなぜ存在するのか、その理由や意味をしつこく当事者に問いただしたりする」
これのどこが問題なのか。
記事に詳しく書きました
president.jp/articles/-/636…
225
ホント、それです。
「選挙前だからこそ」、政治家のいろんな発言をきちんと可視化しないといけません。
メディアは、「投票行動に影響を与える可能性があるから」などと言って引いている場合ではありません。正確に可視化して、投票行動の参考に供するのです。
それが言論の自由というものでしょうに twitter.com/tsuda/status/1…