201
中国のノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏の死を悼む。友人から日本での治療をと依頼されたが、叶わぬままに亡くなられ、申し訳ない思いであるが、重篤になるまで伝えられず、虚しい気持ちである。ご冥福を祈りたい。
202
撫州にある曹洞宗の師祖本寂禅師の眠る寶積寺に招待された。ご住職はなんと可愛らしい尼僧であった。女性で唯一の住職なのだ。彼女はフランスで医学博士を取得し、鍼で多くの治療をしている。子ども達に毎日説法やネット配信を行い信者が急速に増えている。日本の冠婚葬祭中心の宗教は見習うべし。
203
加計学園の獣医学部新設問題で民進党は7人の証人喚問を要求している。証人喚問は嘘をつくと刑事罰に問われることになる。これに対して前川前文科次官は喚問に応じると述べているが、安倍政権側のみなさんは応じない方針と聞く。このことからも、安倍政権側が嘘をついていることが明らかになったのだ。
204
都民ファーストの新人都議たちは、取材を制限されていると聞く。発言で党の足を引っ張られたら困るかららしい。そんなに自信のない人たちを執行部は候補に選んだのか。訓練されて、小池都知事に逆らえない議員ばかりになったら、個性のない数でしかない。都民ファーストの先が見えたような気がする。
205
加計学園の獣医学部新設問題を巡って、今度は山本幸三担当相が、認定の2ヶ月前に事実上加計学園に決めていたことが文書で明らかになった。この件で取材を受けた獣医師会の北村直人氏とは北海道で初当選同期で、正直な男である。山本大臣はそうは言ってないと弁明しているが、閣僚達の嘘は聞き飽きた。
206
加計学園の獣医学部新設問題で、獣医師会の北村直人顧問は国会で参考人として出席することに前向きと伺った。加計ありきの指摘に山本担当相は京都もあると発言した。その通りのようだが、「ほっておくと京都も続く。そうならないようにする」の文脈で、加計ありきは変わらないとの北村氏の発言に注目。
207
大田元知事の沖縄県民葬に参列しました。安倍首相は弔辞を読みましたが、戻るときに1人の女性が大田さんの遺志と安倍首相の行っていることのズレにいたたまれずに野次を飛ばしました。指名献花を私も行いましたが、私だけ県民のみなさんから拍手をいただきました。本土の方には信じられないでしょう。
208
安倍首相が加計学園の獣医学部新設計画を承知したのは今年の1月20日と述べて、以前から知っていたとする過去の答弁を「急な質問で整理が不十分で混乱していた」と弁解した。誰が信じようか。知らなかったとするために整理したのだろう。整理前の答弁の方が事実を語るものである。
209
森友学園の籠池理事長が大阪地検特捜部で事情聴取された。安倍政権に好意的だと優遇し、危なくなると捕まえる。これでは恐怖政治ではないか。国民は知っている。この問題の本質は補助金の不正受給よりも、八億円の国有化の払い下げの値引きがどんな「神風」によるものか解明することにあることを。
210
水野和夫氏の「閉じていく帝国と逆説の21世紀経済」を興味深く拝読した。その中のアガンペンの言葉「国家は恐怖から本質的機能と正統性を引き出している」は正にその通り。北朝鮮のICBM発射は米国との交渉の為だが、安倍首相は北の脅威を煽り政府の正統性を主張している。冷眼こそ求められる。
211
東京新聞のインタビューで福田康夫元総理が「官僚は官邸の顔色ばかり見ている。国家の破滅が近い」と述べている。昨日私の所を訪れた若手官僚も全く同じことを述べ、「役人はやる気を失っている」と慨嘆していた。官邸の布陣が変わらない限り、内閣改造で急場を凌ぐことすら無理であろう。
212
またまたオスプレイが墜落した。在沖縄米軍のオスプレイがオーストラリアで訓練中に墜落し、3名が行方不明である。昨年の12月にもオスプレイが名護の安部沖に墜落した。報道は不時着だったが、現地を見て、明らかに墜落して大破している。これ以上未亡人を製造すべきでない。米軍人がかわいそうだ。
213
新任の江崎鉄磨沖縄北方相が記者団に、答弁は「しっかりお役所の原稿を読ませていただく、答弁書を朗読かな」と発言した。正直な方だが、役所の文章をそのまま読むなら大臣は要らない。役人は未来の夢を語れない。未来の日本の姿を語れないなら、大臣を、否、政治家をなさる意味があるのかと問いたい。
214
オスプレイが豪州で墜落した際、小野寺防衛相は国内飛行の自粛を要請した。名護に墜ちたとき6日で飛行再開した。さて今回は自粛要請に何日もつかと思ったら、1日ももたなかった。「運用上必要なら構わない」と条件つければ常に運用上必要と言うに決まっている。米軍にこんなに馬鹿にされて良いのか。
215
海の向こうでは「アメリカファースト」のトランプ氏が大統領、こちらでは「都民ファースト」の小池知事が勝ち、今度は「日本ファースト」が誕生すると言う。政策は見えないが、自分だけがのナショナリズム全盛の感がある。でも本当にそれで良いのか。相手を思いやる心がなければ政治ではないと信じる。
216
政府は原爆の被曝者と米国のどちらを向いているのかが明らかになった。核保有国が核兵器禁止条約に賛成するはずはない。せめて会議には参加して被曝者の声を伝えたいとの望みも聞く耳を持たない政府は、今でも米国の核の傘にいるから安全だという神話を信じているのだろうか。自分の頭で考えて欲しい。
217
トランプ大統領が知的財産権の侵害など中国の不公正行為があるかの調査を指示した。あった場合には中国製品に高関税をかけるなどすると言う。かけられて困るのは米国民で、代替にならない米国製品がそれで売れるようになる訳ではない。大統領の狙いは中国に北朝鮮への制裁強化だろうがうまく行くか。
218
母方の叔母が亡くなり、教会での前夜式に参列した折、93歳で矍鑠としておられるご夫君に健康の秘訣を伺った。健康は代償無くしては得られないとの言葉をいただいた。その叔父の健康法は1日100回の屈伸運動とのこと。クスリやサプリに頼って健康を維持できると考えるのは浅薄というものだろう。
219
武道館で行なわれた戦没者追悼式に参列し献花をしてきました。それぞれの挨拶のキーワードは、安倍首相は「御霊」、天皇陛下は「反省」、大島衆議院議長は「憲法」でした。戦争を決めたのは昭和天皇陛下ではありますが、陛下は政府に逆らえなかった現実を踏まえれば、政府こそ反省すべきでしょう。
220
今日から日米共同訓練にオスプレイが初めて北海道を飛ぶ。豪州で墜落事故を起こしてまだ2週間だ。飛行を容認した政府を翁長沖縄県知事は批判したが、高橋道知事は容認した。地域住民の命を誰が守るのか。命を守れないのは米軍はいつでもどこでも飛ぶ権利を持っているからだ。日本は独立国ではない。
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2プラス2会合で対北圧力強化のため米国から高価な地上配備の迎撃ミサイルを購入することを決めた。位置が正確に分からない複数のミサイルをミサイルで全部撃ち落とすことは不可能である。圧力を高めれば降参する相手でもない。戦争になれば日本がターゲット。北をいかに対話路線に乗せるかが全てだ。
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民進党の代表選挙が告示された。UIチャンネルで高野孟さんは、安倍首相が唱える、憲法9条1項、2項は変えず自衛隊の項目を加える加憲は、元々前原誠司候補の主張をパクったのではないかと述べた。とすると、前原候補が代表になると、安倍首相が望む憲法改正が実現することになる。それで良いのか。
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米韓軍事演習が始まり、北朝鮮は「火に油を注ぐ」と強く非難。しかし米軍は核を積むことができるB1戦略爆撃機は使わず、米軍兵は例年より7千人以上減らした。明らかに北朝鮮へのシグナルだ。言葉とは裏腹にお互いに戦争は回避するのだ。対話に向けて動く気配を感じる。日本政府だけが見えていない。
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今朝辺野古の米軍新基地建設に反対してゲート前の歩道の縁石に座っていたお婆ちゃんが軽自動車にひき逃げされた。両足骨折の疑いがあるという。県警機動隊が座り込み市民を強制排除した直後である。犯人は逃げているので詳細は分からないが、意識的にやったのだとしたら、余りにも酷い話だ。