沖縄の伊計島の砂浜に米軍ヘリUH1が不時着して2日後、今度は読谷村の廃棄物処理場にAH1ヘリが不時着した。この一年だけでも7回米軍機が沖縄で事故を起こしている。北朝鮮よりも現実的な脅威だとの住民の声は尤もだ。彼らの不安と怒りの矛先は米国より軟弱外交の日本政府に向けられているのだ。
南北の高官級会談が明日行われることを素直に期待したいと思う。議題は平昌五輪への北の参加問題が中心だが、対話の機会が叶うことは良いことだ。安倍首相は対話の時は終わったと言い、メディアも騙されるなと言うが、トランプ大統領も文在寅大統領を完全に支持している。またも日本の外交は孤立か。
日立が英国に建設予定の原発に3メガバンクが5千億円程度融資をするのに、政府が全額債務保証するとの報道に接した。さらにJBICは融資、日本政策投資銀行は出資をするという。なぜ国を挙げて原発輸出を支援するのか。政府は技術を絶やさないためと説明した。核兵器に転用する技術を残したいのだ。
新年明けましておめでとうございます。今年の政治が期待持てるかどうかの一つは野党の動きです。民進党が希望の党と立憲民主党との統一会派を呼びかけたと聞きました。政策抜きの政党の離合集散は国民不在の政治を助長するだけです。ここは安倍政治にしっかりと挑戦する対米自立の旗を立てることです。
このところ、連日のようにメディアは日馬富士による貴ノ岩への殴打事件の貴乃花の対応が正当なものであったかばかり報じている。それだけ貴乃花の人気が今でも高いことを物語っているが、未だに解決していないモリカケ問題を忘れさせる効果は抜群のように思う。それが意図的ならば大したものである。
原子力規制委員会が柏崎刈羽6、7号機が基準を満たすとして許可した。再稼働はまだまだのようだが、故郷に帰ることのできない多くの人々や、その結果として犠牲者も多く生んでしまった東電の犯罪行為に対し、どのような判断がなされたのだろうか。再稼働させる資格はあるのだろうか、強い疑問が残る。
2年連続して沖縄県に対する予算が削られた。昨年削減されたとき、予算を年度内に使い切れていないことが理由だった。今年は全国一執行率が高くなったにも拘らず減額された。理由が違っていたことが明らかになった。理由は沖縄が政府の安保政策に従わないからだ。政府よ、逆に沖縄の民意に耳を傾けよ。
UIチャンネルのお付き合い今年一年ありがとうございました。今日の話で明らかになったのは、辺野古の基地を予定している海に、断層があるのではないかということです。米国の法では断層の上に建築物は作れない可能性があります。政府は隠しているようですが、米国から辺野古NOが聞こえてくるかも。
天皇陛下はお誕生日を迎えて記者会見をされました。お話しの大半が戦争との関わりや被災地への気遣いでした。国事行為ではなくとも重要な公務と判断されて、そのような公務が十分にこなせないと思われて退位を決意されました。陛下の御意思を尊重して皇室典範を改正すべきだったのではないでしょうか。
東京新聞の報道で、音声データによると森友への国有地売却の値引きについて、工事業者の方が嘘をつきたくないと尻込みしていたのに、国側が「9mまでゴミが混在しているとすればよい」と積極的に値引きさせたがっていたことが明らかになった。高値を望む筈の国が値引きを求める。上からの声しかない。
リニア中央新幹線工事の入札不正問題は、予想通り大林組一社に留まらずスーパーゼネコン4社に広がった。例えば談合で受注価格を釣り上げる場合、発注側が関わっていたかが大きな問題だ。発注側は安倍首相の親しいJR東海であり、3兆円もの財政投融資で国の支援を受けている。徹底的に捜査すべきだ。
米軍ヘリが普天間第二小学校庭に窓を落下させた事故はヒューマンエラーだとして、あっという間に運転が再開された。機体の問題ではなく人為的なミスだから大丈夫と言うのだろうか。とんでもない話だ。人為的なミスをどう防ぐかはもっと深刻とも言える。学校の上は飛ばない協定違反こそ人為的なミスだ。
かつて2012年に私がイランを訪問した際政府やメディアから国賊扱いをされたことがあった。その時テヘランで取材を受けた記者に久方ぶりに会った。彼は「イランの野望」と言う本を書いていた。この件に関して「米国の意向を過剰に忖度して及び腰になる政府、メディアの批判は当たらない」とあった。
関西・沖縄戦を考える会で講演した。アメリカの意向を忖度する外務官僚による偽造文書の話もさせていただいた。熱心に耳を傾けてくれて、質問もたくさんいただいた。この会は辺野古に毎週訪れ、その数7百回を超えるという。大阪にとても活発な沖縄応援団がいることに、大変勇気付けられた。
広島高裁が定期点検中の伊方原発3号機の運転を差し止める画期的な決定をした。阿蘇が大規模な噴火をした場合、火砕流が原発敷地内に到達する可能性は否定できないとした。再稼働したいとする電力会社や政府の側の論理に立たず、住民側の生命を重視した判断に感謝したい。日本に原発は似合わないのだ。
米軍ヘリの部品が園舎の屋根に落下した5日後、再び大型ヘリの窓が普天間第二小学校の校庭に落下する事故が起きた。このヘリは10月に沖縄で墜落して炎上したヘリと同型機だ。その際防衛相は安全確認まで飛ばすなと求めたが無視された結果がこの事故だ。だから辺野古移設ではなく、だから米軍撤退だ。
ノーベル平和賞授賞式でICANのフィン事務局長は「核の傘」に頼る国々も「共犯者となるのか」と強く批判した。広島の松井市長は「核の傘」はイリュージョンだと話された。その通り。政府はいまだに「核の傘」を信じたフリをして従米路線を歩んでいる。この幻想から解放された時日本は独立できる。
また大企業の不正問題が生じた。しかもリニア新幹線というビッグプロジェクトでの不正入札容疑である。問題は大林組一社なのか他のゼネコンに波及するのかだ。一つ指摘しておきたいのは9割のトンネルの残土処理だ。ヒ素などが含まれている土は勝手には捨てたり埋めたりできない。リニア最大の問題だ。
トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことでパレスチナを始めアラブ諸国とイスラエルの紛争に火がついたのではないかと大変に懸念する。当然アラブ諸国のみならず英仏独などEU各国も反対し、中ロも懸念を示したが、日本は米国に気兼ねして反対しなかった。どこまで従米なのか。
この3週間で3回、4泊5日中国を旅して感じたことは、地方都市の活気である。高速道路や高速鉄道の建設のスピードには驚きを禁じ得ない。更に日本以上のスピードは高齢化である。医療と介護の結合のあり方などを日本から学びたいと各地で日本の介護センターが開設され始めている。日中友愛は介護だ。
人間に求められているのは頭腦ではなく真誠であることが森友問題での理財局長の答弁を聞いて良くわかった。虚偽答弁を認めたくないばかりに、「金額」のやり取りはあったが、「価格」のやり取りはしていないと言い張る。ここまで嘘を糊塗すると背後に大きな力があったに違いないと思わざるを得ない。
習近平主席は我々との会談で、朝鮮半島問題に関して、基本的に米国と北朝鮮の問題であるが中国は国連の制裁を全て実行している。朝鮮半島の非核化を求めるが戦乱は避けねばならない。緊張緩和して平和交渉に戻そうと、あくまで対話による解決を主張した。私は主席に米朝交渉への中国の指導力を求めた。
広州の従都という田舎町で開かれたグローバルガバナンスを議論する国際フォーラムに招かれ三日間参加した。最後は人民大会堂で習近平主席と我々元指導者が1時間半にわたり会談した。主席は「一本咲くのは春でなく、百本全て咲くのが春である」と述べ、あと3年で貧困を完全になくすとの決意を示した。
日馬富士が貴ノ岩を殴打して負傷を負わせた事件に続いて、白鵬が立ち合い不成立ではないかと、土俵上で不満を示した事件が起きた。これでモンゴルの力士に対する過剰な批判が起きないか心配である。日本人の力士が実力不足の昨今、大相撲を支えてきたのはモンゴル力士であることを忘れてはならない。
国有地が森友学園に不当に安く売却された問題で安倍首相は「検査院が調査する」と逃げてきたが、その会計検査院が事実を認めた。昭恵夫人担当政府職員が関与したことは明白だ。役人はまずい記録は破棄したと言う。ならば妻が関与していたなら総理を辞めると言った以上昭恵氏の証人喚問しかないだろう。