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Twitterってネガティブな物言いが手っ取り早くウケるから、その負のサイクルに嵌って自分の「被害者性」を手放せなくなった人をおれはたくさん見てきたんだ。それは自分の内にある醜い感情を素直に吐露できずに歪んでいった人たちと同じくらいたくさん
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社会はただマイナスをゼロに戻すだけの努力を一切評価しませんってことを早めに教えてほしかった。誰の目にも分かりやすく正の方に振れていなければ、それは「努力」としては中々認めてもらえない
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むかしもっと性格が潔癖だった時は、読んだ本の内容が一回で全部頭に入らないと気が済まなくて、一文一文を読み込むのにすごく時間をかけてたんだけど、良い意味で自分の記憶力をあんまり信用しないようになってから読書が劇的に捗るようになった
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鈴木って本名だけど多すぎてほぼ匿名だからありがたい
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お世話になったアルバイトの最終勤務日に、「Suzukiくんは優しくて気が利くからどんな会社にいっても大丈夫だよ」と励まされ、おれはその言葉を胸に刻み、そのまま無職になった
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おれが就職活動が苦手なのは、就活特有の雰囲気が得意じゃないというのも勿論あるけど、何よりも、例えば「初任給」「生涯賃金」「福利厚生」「キャリアプラン」のような極めて現実的な言葉によって、目を背けてきた自分の将来がにわかに具体性を帯びて目の前に浮かび上がるのがこわくて仕方ないから
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真面目に生きてても報われないらしいけど、報われるために真面目に生きてるわけじゃないから別にどうでもいいぜ
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「陰キャ」とか「陽キャ」とかそんなしょうもないラベリングでみんながはしゃいでるあいだに、おれが一人の人間の中で明るさと暗さを完璧に両立させてみせるからそこで見てな
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学歴の話、就活の話、キャリアの話、収入の話、将来の話、税金の話、投資の話、副業の話、脱毛の話、他人の容姿の話、男がどうとか女がどうとかという話、こんな自分でもどうにかなったからどんな境遇でも諦めずに頑張ろう!みたいな生存バイアスでしかない話、全部全部さようなら
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生活の中でちょっとしたイヤなことがあるとそれに関係ないところまで途端に全部がどうでもよくなるのやめたいぜ
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自分は「ラジオ」が好きなんじゃなくて、人の会話を傍からなんとなく聞いているのが好きなんだと最近気づいた
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自分と他人の容姿についてもっとなんにも思わなくなりたい
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学歴の話、就活の話、年収の話、税金の話、投資の話、副業の話、容姿の話、セックスフレンドがなんたらかんたらとかいう話、こんな自分でもどうにかなったからどんな境遇でも諦めずに頑張ろう!みたいな生存バイアスでしかない話、全部さようなら
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もう全てがどうでもいいはずなのに何も諦められなくて、何も捨てられない。本当は全てがどうでもよくないから
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「思うんだけど人って18(歳)と19(歳)のあいだを行ったり来たりするべきなのよ 18が終わったら19になって 19が終わったら18になるの そしたら色んなことがもっと楽になるのに」
(映画『ノルウェイの森』,監督:トラン・アン・ユン , 2010年)
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今日も音楽を聴いてこの歌詞は自分だけに向けられた特別なものだと思い込もう。本を読んでこれは自分の事を書いた小説だと錯覚しよう。映画を観てこの作品を深いところで理解できるのは自分だけだと勘違おう
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自分と他人の容姿についてもっとなんにも思わなくなりたい
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本当はもっと滅茶苦茶に好き勝手生きたいけどそれはできないから、暗い部屋で身体を丸めて一人ただ映画を観続けるしかない
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イヤなことから逃げる、そしてなんとなくそれでうまくいってしまう。するとその捻れた成功体験から逃げ癖がつく。そうしたら今度は失敗しそうなこと、恥をかきそうなことから先回りして逃げるようになって、最終的には逃避先としての死を考えるようになってしまった
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自分の中に継起する不安定な"感覚"を深追いしないこと、信じすぎないこと。私は私にとって、いつでも「信頼できない語り手」である
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"なりたかった大人"になれなくても全然いいけど、子どものころの自分から見てイヤだなあと思うような大人にはなりたくない
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それにしても「あなたが思うより健康です」って羨ましいな
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おれは心が歪みすぎていて 何を言ったら目の前の相手がイヤな思いをするかというのがすぐに分かるから、逆にそれを絶対に言わないことができる
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おれたちは実は全員大丈夫