産婦人科医としては「家庭内の性的DV」だろうと思われる、女性からの悲痛な訴えを聞くことがあります。 セックスを強要される、酔っ払うと暴力的にされる、など。それで4人目を妊娠し絶望に暮れているという方も。 現実を見てほしい。自身の身を守るために。 news.yahoo.co.jp/articles/c7af0…
「子どもを持たない」人が増えて少子化となることは、個々人の「悪い判断」の結果では当然ない。 もし少子化を国が「問題」だと捉えるなら、構造的にそれを改善させるのが政府の仕事。 一方で「子どもを持たない」という人も尊重されるべきであって、それらで分断を生まない社会設計にしてほしい。
薬の特徴や注意点、服薬のポイントを全然理解していないで服薬してる人もたくさんいます。 完璧な理解は難しいでしょうが、「全然知らないで飲んでいる」というのは危険。 そしてそういった相談者の多くがオンラインで処方してもらってる印象。 オンライン処方便利だけど、課題は多いと感じます。
オンライン処方は反対!という意図ではなく、実際の現場で感じている現状の課題について述べた次第です。 費用設定や売り方も含めて。
低用量ピルには多くのメリットが。 月経痛は軽くなり、出血量が減り、周期が安定しやすく、PMSにも一定の効果。 長期的には卵巣がんや子宮体がんのリスクが減少します。 副作用のリスクもあるけど、多くの人にメリットが上回ると期待できます。 ただ、正しく理解して服薬することが大事。なのに、
だいぶ前ですが、病院で当直中に、性被害にあった女性の診察を警察に依頼されたことがありました。 私は男性であるからこそ対応に細心の注意を払いたいし、払うべきだし、それでも診察を拒否されたらどうしようかと考えてましたが、実際には私を見てとか関係なく、その女性は震えて怯えていました↓
話を聞くにも診察をするにも、その方が落ち着くまで待ってを繰り返したので終わるまでにだいぶ時間がかかりましたが、そんなことは全然気になりませんでした。 とにかく、その怯えた姿を見て、心の内で加害者に怒りを覚えたし、こうしたことが毎日起きていることを忘れてはならないと強く思いました↓
本来であれば私のような経験がなくとも(圧倒的に数が多い女性の)性被害がどれだけの苦痛をもたらすかを男性は知るべきだと思いますが、まずはやはり幼少期〜学童期の包括的性教育がキーになるんだろうと思います。 15人に1人、もしくはそれ以上の女性が性暴力被害にあっていますからね。。
詳細不明ですが。。 思春期・成長期の女の子にとって断食?はデメリットしかないでしょう。(根拠なき精神論除く) 女性ホルモンのバランスも崩れやすく、月経が不順にもなりやすい。 痩せはその後長期的な負の影響をもたらし得ますし。 賞賛の声とか理解できませんね。。 news.ameba.jp/article/6su38k…
下ネタとか人の容姿をネタに笑いを取ろうとする人は、それくらいでしか面白い(いや面白くはないんですけど)こと言えないってことなんですよね。自分で恥晒しをしているというか。 ユーモアある人は、そんなことしなくても周囲を笑顔にできるわけで。 この辺わかってない(特に)中高年って痛い。
「子宮頸がんの原因であるHPVは男性→女性に移されるんだからまず男性がHPVワクチンを打つべき」という声をTwitterで目にすることがありますが、 ・未感染の男性はHPVを持つ女性との性行為で ・未感染の女性はHPVを持つ男性との性行為で HPVに感染してしまう可能性があるんです。双方向性。 そして、
子宮頸がん発症予防の観点で言えば、 ・未感染の男性全員がHPVワクチンを打ってもHPVをすでに持っている男性は世の中にたくさんいる ・未感染の女性自身がHPVワクチンを打てばその時点で感染リスクを大幅に下げられる という理由から、どの国でも女性が優先的な接種対象になっているんです。 ただ、
当然ながら男性も広く接種していくことが社会的なHPV関連疾患(子宮頸がんや中咽頭がん、コンジローマなど)の減少には大切です。 なので、最もHPVとの関連が大きく死亡数も多い子宮頸がんを減らすために、まずは女性に接種してほしいのです。 私自身は、一産婦人科医&一男性として、接種済みです。
四宮先生! コロナワクチンに関して ・不妊症の原因になるとは全く考えられない ・接種者で流産や死産、赤ちゃんの先天異常やどは実際に増えていない ことは数々の論文や公的機関の見解で示されています。 このようにはっきり伝えてくれてありがたい。多くの人に届きますように。 twitter.com/Kounodori_mor/…
セックスをする機会のある男性が覚えておくべきこと ・互いの同意は必須 ・爪を切って滑らかに ・身体は清潔に ・性感染症予防のためコンドームを ・「されたら嬉しいこと」は人によって違う ・「激しくすれば気持ちいい」は大概間違い ・AVはフィクションです ・早めにHPVワクチンの接種を
梅毒がかなり増えてきている。 性行為で感染するものですが、挿入せずとも口や肛門での性行為でも感染します。 妊婦がかかると子どもに先天異常(生まれつきの身体や知能の障害)を起こす原因となります。また、流産や死産の原因にも。 オーサーコメントを書きました。 news.yahoo.co.jp/articles/4ee1e…
大事なことは定期で。 ・産後の骨盤の歪み→"歪む"ことはないので矯正は必須じゃない ・子宮の血流が悪い→整体や触診で診断、治療は不可能 ・リンパ液の流れが悪い→触診じゃわからず不妊や月経痛に影響するとは考えらていない 好みで施術を受けるのは個人の自由ですが、まずは医学的根拠の確認を。
妊娠中のコロナワクチン接種について迷っている人もいるでしょう。 大事なことをまとめておきます。 ・中等症 II・重症となった妊婦81人のうち全員が未接種だった(日本) ・感染すると早産リスクもup ・オミクロンでも未接種の妊婦では重症化しうる ・妊婦には追加のワクチン接種が推奨される
東京駅のコロナワクチン接種会場、久しぶりに長蛇の列になっていますね。 2回目から間隔が空いていて、まだ3回目のワクチンを接種してない方はなるべく早めの接種をお勧めします。
男性誌でもSRHRや性的同意、包括的性教育に関する情報をしっかり掲載・発信していかないと、どんどん性別による意識の差が開くばかりになってしまう気がする。 それじゃ社会的課題の解決は程遠い。 でも、本当に全くそういった特集とかを見かけない。 そこへの突破口は何なんだろうか。。
月経困難症は「月経によって種々の症状が起こり、日常生活や仕事、学業、スポーツなどに支障が出るもの」です。 しかし、一部の男性(女性も)は、「生理の辛さ=お腹の痛み」だけだと思っているように感じます。 なので「痛み止め飲めば大丈夫でしょ」となってしまう。それは違います。 ↓
妊婦がサル痘に感染してしまうと、胎盤を通じて胎児へウイルスが感染してしまう危険性があると考えられています。(実際に母子感染による死産などの事例が報告されています) 日本でも流行が起こる可能性はゼロではないので、症状や予防法などはぜひ知っておきましょう。 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
「東京都内で国内初の「サル痘」感染者を確認」 とのこと。。 稀とはいえ、妊娠中の方とそのご家族の皆さまはどうぞご注意ください。 サル痘による妊婦・胎児への影響はこちらの記事で解説しています↓ twitter.com/Dashige1/statu…
日本の産後ケア対象者は「家族等から十分な育児等の援助が受けられない産婦及びその子で、心身の不調又は育児不安がある者、その他支援が必要と認められる者」となっていますが、こんな制約を課さずシンプルに「すべてのお母さんとそのご家族へ」ってできないものなのか。 まずそういうとこからさ。。
妊婦へのコロナワクチンを危険だと主張する意見として 「カフェインやアルコール、市販薬など妊娠中に推奨されていない成分が多いのに、新しいワクチンが安全なわけない!」 というのを見かけますが、 「得られるメリットの大きさが違いすぎる」 んです。妊娠中の接種の安全性も蓄積されてますしね。