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血液検査の結果などは必要なく、「本人が月経痛によって日常生活や授業、スポーツ、仕事に支障をきたしている状態」だけで診断となります。
こうした知識は自分や家族の身を守ることに繋がります。ぜひ、覚えておいてくださいね。
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「双子は一度に妊娠も出産も済むから羨ましい」という発想、全くもってお門違いなのでご注意を。
双子の妊娠は想像以上に様々なリスクが跳ね上がります。
半数が早産になり、胎児異常や妊娠高血圧症候群の発症率も上がる。
大多数が帝王切開で、産後の育児も非常に大変。
産後うつにも繋がりやすく、
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私はこれまで1000件以上のお産に立ち会ってきましたが、そんなごく一部の経験内でも、
・ずっと健康だった妊婦さんが出産時に多量出血で大量輸血&集中治療室へ
・出産時に胎児心拍が落ちてきてへその緒が首に4or5周巻きついて新生児蘇生へ
などは複数回ありました。
「安全神話」はないんです。
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脅かす意図はないですが、せめて
・妊娠37週超えたらいつ何が起きてもおかしくない
・出産時の緊急事態はマジで予見できない
・産後は身体が基本ボロボロになる
は全ての人が知っておくべき。
パートナーはその辺の時期に飲み会行ってほしくないし、会社の人も「一大プロジェクト」と認識してほしい。
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多くの実体験に関するコメントもあり、改めて出産の「予期できなさ」を実感しています。これがどなたかの役に立てば幸いです。
なお、普段からニュースレターとして産婦人科医療や女性の健康関連の情報を配信しています。よければご登録ください。
daisukeshigemi.theletter.jp
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「痛みで動けない時がある」
「勉強や仕事が全然手につかなくなる」
「吐いてしまうこともある」
など症状が強い場合は、必ず早めに一度は産婦人科を受診してください。
子宮内膜症や子宮腺筋症といった病気が隠れていることがあり、月経を繰り返すたびに悪化します。
10〜20代前半でもご注意を。
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月経痛が辛い方へ。
痛み止めの使い方を工夫してみましょう。
・アセトアミノフェンよりロキソプロフェンの方が有効(辛ければ併用も可)
・痛くなり始めにすぐ飲む方が効果的
・鎮痛剤が段々効きにくくなることはない(そう感じるなら子宮内膜症の危険性あり)
ただし、
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もちろん手術の際は毎回真剣ですし、避けられない予期せぬ合併症リスクは常にあります。
ただ、その患者さんの言葉を聞いて、ハッとした経験でした。今でも私の心の支えの一部になっています。
どうか、できるだけ全ての出産を迎える女性が無事に元気に赤ちゃんと過ごせますように。
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以前、帝王切開を執刀し、術後に患者さんの状況を見に行ったら、私の目を見て涙を流しながら「ありがとうございました」と言って下さった方がいました。隣の旦那さんは「大袈裟だなー1時間で終わったじゃん笑」と。
でもその女性は「たった1時間でも、私も赤ちゃんも死ぬかもしれなかったんだよ」と。
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私は「ああ、やっぱり手術を実際に受ける人は大きな覚悟をしているんだ。帝王切開なら赤ちゃんの分も。毎回毎回の帝王切開を真剣に担当し、必ず無事に終わらせよう。」と決意したことを覚えています。
その旦那さんを批判する意図はないのですが、やっぱり気持ちをわかってあげてもらえたらなと。
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帝王切開についてよくある5つの誤解についての解説記事です。無料登録だけで読めますので、ご興味があればぜひご覧ください。
女性の健康や産婦人科医療について、月に数本の記事を配信しています。
daisukeshigemi.theletter.jp/posts/fd7dde80…
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厚労省、経口中絶薬の審議見送り、と。
理由はパブコメが約1万2千件集まり「分析や対応の整理に予想以上に時間を要している」ため。今年1月に別の専門家部会で承認OKとなったのにな。
本当に分析や対応の整理だけなら何ヶ月も遅れないだろうとは思いますが、どうなるか。
asahi.com/articles/ASR3S…
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みなさん、ご自身が初めて誰かと性行為に及んだとき、それを事前に親へ伝えましたか?
きっと「そんなわけない」という方がほとんどでしょう。
だからこそ、小6〜中学生あたりにHPVワクチンのお話を子どもにしてあげる必要があるんです。誰にも(本人にも)「初めて」がいつかなんて分からないから。
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HPVワクチンに限らず、
・適切な避妊方法
・性感染症予防
・相互の思いやりと同意
・性暴力や支配の境界線
などは、きちんと知識として持っておかなければ「初めて」の際に大きな危険に晒される可能性だってあるし、本来はおかしな方法を「普通」と認識して成長していってしまう危険性もあります。
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子宮と体温について大事なこと。
・月経中に下腹部を温めることで痛みや不快感が和らぐこと(人)はある(いる)
→正しい
・子宮を冷やすとホルモンが乱れて痛みが出る
→誤り(深部体温はそう簡単に下がらない)
・子宮を温めておけば月経痛がなくなって鎮痛薬やピルがいらなくなる
→誤り
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月経に関して、以下は全て誤った/危険な情報です。。!
・月経痛に鎮痛薬使ってると慣れて段々効かなくなる
・月経期間に中出ししても妊娠しないから大丈夫
・ダイエットすると月経止まって一石二鳥
・小学生は発育が未熟だから妊娠しない
・ピル飲んでると将来妊娠しにくくなる
こうした誤解は、
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人によっては本当に信じていて、身に危険が及んでからじゃないと気付かないことがあります。
医師として「そんなことも知らないんですか」というような発想・態度はとりたくないし取るべきではないはず。
少しでも正しい医学的情報が広まってほしいなと、日々感じます。
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これは産婦人科医としてというか人として伝えたいですが、
「相手が自分の前で薄着で肌を露出させていたり、お酒を飲んだり、部屋に遊びに来る」ことは性的同意とイコールではありません。
もちろん自分に好意がある場合もありますが、肌に触れる以上に進みたいなら必ず気持ちと同意の確認を。
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気持ちや同意を確認するのは不自然だしカッコ悪いと思うなら、ぜひ考えをアップデートしてほしい。
もし本当に相手がそれをダサいとバカにしてくるようなら、あぁそこまでの人だったんだなと思っていいのでは。
お互いに、こうした流れを「素敵だ」と自然に思いあえる関係なら最高なのかなと。
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そういえば昨年にanan特集で性的同意について取材いただきました。懐かしいな。
あれから少しでも社会が変わってくれたら嬉しいですが、主なanan読者の女性の皆さんとしての実感はどうなんでしょうかね。。
twitter.com/Dashige1/statu…
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おお、ついに。こういうのは大事。
空間に浮遊する菌やウイルスの除去をうたった除菌製品「クレベリン」の広告表示には根拠がなかったとして、消費者庁は11日、景品表示法違反(優良誤認)で、「大幸薬品」に6億円超の課徴金納付命令を出した。
yomiuri.co.jp/national/20230…
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SNSを眺めていると、謎商品や謎施術の宣伝で
・50歳からでも女性ホルモンup!
・閉経していたのに綺麗な赤色の月経再開!
的なことが書いてある投稿見かけます。
これ、嘘なら嘘でタチ悪いですが、仮に実体験をもとにしてるなら
・閉経後の不正出血→高確率で子宮のがん
なので本当に危ない誤解です。
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「皆さん完全母乳を続けられてるんでしょうか。。」と落ち込んでいるお母さんを見かけることがあります。
2015年度の厚生労働省の全国調査では、完全母乳を続けられている女性は産後1ヶ月で51%、3ヶ月では55%でした。実際、半数程度しかいないです。
ご自身の体調や仕事とのバランスを大切に。
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診察にあたっては不要な情報・アドバイスだし、セカンドレイプに該当する。
夜中だと担当医師が私(男性)であることに申し訳ないと思いつつ、
・上記のような発言は一切しない
・なるべく短時間で終える
・心身への配慮を最大限に
を意識し、対応しました。
若手産婦人科医にも知っておいてほしい。