妊娠中のイベルメクチン使用は、本当に危険です。 妊娠の可能性がある、または妊娠中の女性は、コロナ予防・治療目的にイベルメクチンを飲まないでください。 催奇形性=胎児の生まれつきの先天性異常を引き起こす危険性、です。 参考に、薬剤の添付文書の該当部分を貼っておきます。
HPVワクチンや緊急避妊薬、妊娠中絶薬の話をすると、ほぼ必ず「これで性に奔放になることへの懸念が大きい」みたいな意見が出ますが、まず性活動を楽しむこと自体は悪いことではないし、男女ともに性感染症なんかにかかりたくないし、妊娠してもいっかという発想になる女性は稀でしょう。 ↓
コロナ感染・ワクチンと不妊・妊娠・授乳との関連について最新の報告をまとめました。 ・オミクロン株感染による妊婦への影響 ・感染による生殖能力への影響 ・ワクチンの効果と安全性 ・日本からの論文(JAMA pediatr) など。 総まとめとしてご参考になれば幸いです。 news.yahoo.co.jp/byline/shigemi…
女性有名人やインフルエンサーの方が低用量ピルの話をSNSですると、リプライや引用で避妊やエロい話ばっかりに持って行こうとするコメントが多すぎるのを見るたびに「ほんと性教育が必要だ」って感じます。 リアルで女性と付き合って、そんな反応しかできないとドン引きされると思うんだけどな。。
妊娠中の旅行、いわゆる「マタ旅」。 最終決定はご自身と家族の判断になりますが、 ・旅行先で腹痛や出血があってもすぐに診てもらえない可能性高い(特にコロナ禍) ・海外で早産や手術になると数百万〜1千万以上の医療費が自費に ・赤ちゃん入院だと滞在長期化の可能性 などは知っておいてほしい。
フランスがこれにほぼ近い政策。 在住外国人も加入できる医療保険があり、これに加入していれば妊娠・出産にかかるすべての費用が基本的に無料となる。(日本の「保険」とは意味が少し違います) なおフランスは25歳まで経口避妊薬が無料。緊急避妊薬も全年齢で無料になるよう。 理想系の一つかと。 twitter.com/mihyonsong/sta…
短絡的すぎる。。 晩婚化となった背景に若年者の貧困、妊娠〜子育てに関する様々な不安(金銭面、キャリア、核家族化など)などがあり、それに対する支援が不十分で、こうした社会への不安をなくすことが政治の仕事ではないでしょうか? オーサーコメント書きました。 news.yahoo.co.jp/articles/bfa9e…
もちろんほとんどが無事に終わりますが、手術する産婦人科医もヒヤヒヤすることが少なくない。 マトモな産婦人科医に聞いたら「帝王切開は楽で簡単な手術ですね」と答える人は皆無かと。 全ての出産は、本当にたくさんの奇跡の上にある。(それを実現するために医療技術の進歩が続けられています)
帝王切開は概ね1時間程度で終わる手術ですが、 ・常に緊急手術の可能性あり ・赤ちゃん出るまで全身麻酔できない(基本) ・出血量がトップレベルに多い ・難しいケースも多く術者の技術や経験が大切 ・癒着胎盤など命に直結する合併症もある ・自分の病気を治すための手術ではない です。 ↓
思わぬ反響に驚いていますが、それぞれの出産にそれぞれの大変さがありますので、それを忘れないようにしたいものですね。 普段から女性の健康問題や社会課題、産婦人科医療、フェムテックなどの情報発信をしています。 ご関心がありましたらフォロー頂けると嬉しいです。
コロナワクチンが妊婦さんにも数多く接種されるようになってしばらく経ちますが、産婦人科の現場では ・流産は増えていない ・死産も増えていない ・赤ちゃんの異常も増えていない が共通見解かと。 もちろん海外の論文でも同様。 産婦人科医の皆さん、現場感覚としていかがでしょうか?
よく「産後の骨盤の歪みを治そう」というような表現を目にしますが、骨盤は硬い骨で構成されているため、骨が変に「歪む」ことはないです。 また骨盤矯正でダイエット効果、お腹の凹みなどを期待できる根拠はありません。 「歪みを治さないとヤバい」のような広告に惑わされないようご注意下さい。
なので、妊娠希望でなければ低用量ピルやミレーナ等で月経がほとんどなくなっても、それは身体へ悪影響を及しません。 ただ、通常通り月経が来ている女性の場合、その量や周期が「何かの異常」を示すバロメーターにはなりえます。 この辺は性別に関係なく義務教育で全員知っておいてほしい。
「月経」が意味することへの誤解がまだまだ多い。 月経は、妊娠できるよう身体が準備をして、でも妊娠しなかった月にそのリセットをするという現象。 この「リセット」を謎解釈して ・月経は最強のデトックス! ・子宮を温めると月経血が綺麗に! みたいなことを言う人がいますが、スルー推奨です。
以前に、「加熱寿司」さんの妊婦さん向けお寿司を試食させていただきました。 産婦人科医としても、妊婦さんへ許可するなら安全性を担保する姿勢や仕組みは無視できないし、美味しくなければわざわざ注文もしにくいよなと思いながら。 実際、手元に届いて温めてみたら、 ↓
どんな食品も安全面でのリスクはゼロじゃないのですが、それを理解した上で「お寿司を食べたい!」という希望に応えてくれる商品が出てきてくれたことは大きな一歩だよなぁ。 品質管理のコストもあって決して安いものにはできないでしょうが、お寿司好きな人へ紹介でした↓ kanetsu-sushi.com
医学的に、妊娠初期〜中期の夜勤や不規則勤務、過重労働は、(切迫)流産・早産のリスク上昇に関連することが国内外の研究で示唆されています。 法令違反かつ、こうした医学的リスクを押し付けているということをはっきりと認識しなければなりません。 コメントしました。 news.yahoo.co.jp/articles/f2aa2…
「学生時代に奨学金の貸与を受けた人が子どもをもうけた場合、返済額を減免することなどが柱。」 「返済額を減らして子どもの教育にお金を掛けられるようにする狙いがある。」 なんというか、ツッコミどころしかないと思うんですが皆さんいかがでしょうか。。? news.yahoo.co.jp/articles/6bce0…
梅毒、本当にすごいペースです。 特に、20代から50代の男性、20代の女性が多いとのこと。 臨時の検査会場は会場を変えて今月あわせて7日間。定員は1日40人で事前予約制。匿名で検査を受けることができ、費用は無料で、結果は検査から30分ほどでわかる。 news.yahoo.co.jp/articles/69208…
先日、母親と話した時に、これまでの引越しや不動産業者について話題に。 うちの父は奥手だったので業者とのやりとりは母任せだったようで、「私が話すだけで完全になめられて下手に見られて全然話が進まず苦労した」と。 病院でも、女性の医師や看護師というだけで大きな態度の人はいて、
以前、外来で「生理痛がひどい」と受診された20代半ばの患者さん。これまでも辛かったが、親に「生理なんか女性はみんなあるんだから痛み止めで我慢できるでしょ」と言われ続け、ひたすら耐えてきたようでした。 診察すると、子宮内膜症が進行しており、卵巣も腫れ、早期の手術が必要な状態。 ↓
骨盤内の状況から、ほぼ不妊の状態だとも判断されました。 こうしたことは、実は珍しくありません。 「月経痛は鎮痛薬で対処可能」ではあるけど「潜在的な子宮内膜症の悪化を止めることはできない」です。 10代でも、月経痛が辛い人はまず一度、産婦人科に相談しましょう。 ご家族もご理解下さい。
内診についてはこちらで詳しく解説しています。 daisukeshigemi.theletter.jp/posts/67840070…
多くの女性が「自分の娘にはこんな思いをさせたくないからきちんと話を聞いて、気をつけます」とコメントしてくれており、それだけで大変嬉しいです。 なお、「重い月経痛」には「月経困難症」という病名がつき、低用量ピル等の保険診療が受けられます。 そして「月経困難症」の診断には、 twitter.com/Dashige1/statu…