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ほぼ十年おきに戦争を繰り返した帝国の歴史に比し、戦後日本の77年に及ぶ平和は掛け値なく尊い成果であり、党派や思想の違いを超えて努力を払った先人に敬意と感謝を表する。
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もうすぐ2022年が終わる。
幾度も繰り返し述べたが今年は、戦後日本国の77年の歴史が、明治維新から敗戦にいたる日本帝国77年の歴史と長さにおいて並んだ年であった。
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再来年の紫式部主人公の大河、異常気象の連続で日本の村落のほとんどが消滅し、パンデミックで首都人口が半減するという、地獄のような時代なんですな。
科学データが見せる10世紀に社会が 大きく変化したわけ – 國學院大學 kokugakuin.ac.jp/article/255367
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保守政権にとって統一教会との癒着は核心的利害ではなくて冷戦時代の岸人脈からの不良債権いたいなものだから、今さら損切りしてもあまり痛まないんだろう。
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国会報道は統一教会漬けになってる間に政府はあれよあれよと戦時体制の準備を進めて敵地反撃能力まで来ちゃったわけだけど、機密保護法や安保法制の騒ぎは一体何だったのという感じはする。
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九か月前、侵攻した街頭で婆様にヒマワリの種を胸ポケットに突っ込まれてたロシア兵、まだ生きてるだろうか。それともヒマワリの花になってしまったろうか。
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すごい勢いで戦時体制の準備を進めているな。
twitter.com/paramilipic/st…
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亡父から聞いた話だと、地理の試験で「京浜地域の工業発達の理由を述べよ」という設問に「天皇陛下のおかげです」と回答して切り抜けた学友がいたそうな。
twitter.com/kotoriko/statu…
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マイナンバーカードを保険証や運転免許証と一体化したら、紛失届をどうやって本人確認するんだ。
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これは欧米でも似たような流れにありますが、平成リベラルというのは、元々あった自由主義の樹の根に寄生して、その歴史的評価を食い荒らし枯死させてしまった、菌類みたいな代物なんですよ。
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現在「リベラル」と称する政治傾向は、もっぱら昭和時代には「進歩派」と呼ばれていた左派であり、冷戦終結による社会主義の全面的な退潮に際し、中道めいた看板に塗り替えて勢力の延命を図ったのが平成以降の「リベラル」である。
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昭和時代55年体制におけるリベラルとは保守本流を自任する宏池会や三木派を指していた。
戦前のリベラルと言えば言論界の石橋湛山や清沢洌だが、まず衆目の認めるリベラル政治家は西園寺公望で、その西園寺を後継者として薫陶し政友会総裁に据えたのが伊藤博文だった。
twitter.com/nobuko_kosuge/…
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あたら督戦隊としてスペツナズを使い潰したロシア軍に対して、特殊部隊はこう使うのだと見せつけた感じすらある。
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ケルチ大橋の爆破、破壊工作なら昨日今日の計画ではなく下準備に相当な時間をかけたうえで、プーチン誕生日とケルソン反攻という政戦略的なタイミングを見計らって上級司令部がGOの判断を出したのだろう。
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おもしろおじさんで人気出かけてるけど、反体制派に流血の弾圧加え、自国経由で大量の中東難民をEUに送り込んで嫌がらせしたり、東京五輪で自分に批判的な女性選手を連行しようとしたり、やってることは真っ黒だからな。
twitter.com/masa_0083/stat…
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昭和世代にとってこういう時に迫撃弾のひとつも飛ばないの、後継者がおらず滅んだ民俗芸能みたいな物悲しさがある。
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山県有朋が暗殺された伊藤博文を追悼した歌を菅前首相が安倍元首相に読み上げたの、見事な締めだな。
将来の歴史学者が必ず伝記のエピローグに入れるだろ。
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この「秋田戦争をめぐる仙台藩の軍事」を見ると、火器の近代化イコール軍事の近代化ということではないことがわかる。
iss.ndl.go.jp/books/R0000000…
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左は「鎌倉殿の13人」のコミカライズじゃなくて『まんが日本の古典文学 吾妻鑑』なんだが、なんで竹宮恵子の描く美形がそのまんま立体化造形されてんだよ。
twitter.com/ginganoinbouro…
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ゲームをデザインしていて気になったことの一つは、戊辰戦争の時の指揮官たちはいったいどういう地図を使用して地理情報を把握していたかということ。
調べてみると、秋田戦線で敵から鹵獲した地図というのがあって、それを見るに一般的に流布していた国図や郡図を使っていたようだ。
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私もここまで酷いとは思ってなかったのですが、黒井文太郎さんのように兼ねてからプーチンの本質に警鐘を鳴らしていたジャーナリストがいたという事実が、言い訳を許さないんですよね。
twitter.com/tatsurokashi/s…
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過去七十七年の平和への努力、しかしそれは将来の平和を確約するものではなく、むしろよく七十七年を持ちこたえたと言えるかもしれない。
ユーラリア大陸の東西で平和の綻びつつある今、日本にとって「先の戦争」が「最後の戦争」であることを願うばかりだ。
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さりながら現代の日本人が第二次世界大戦を回顧することは、終戦の年に明治維新を回顧するのと同様の時間の隔たりもある。
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ほぼ十年を待たず戦争が引き続いた77年に、全く戦争の無き平和の77年が続いた。ウクライナの戦争を見ても、戦争で失われるものはまことに多く、77年間の平和を図り平和の維持に尽くしてきた先人に対しては、党派的立場を越えて敬意が払われるべきだろう。
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明日は七十七回目の終戦記念日だが、ある意味で大きな節目の年である。
というのも1968年の明治維新から1945年の敗戦までが七十七年であり、近代国家としての日本の歴史はまさに二分されるからだ。