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地下鉄に乗っていたら車内モニタにいきなり自分の名前と顔が映ってびっくりした。思わずうつむいてしまった。
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2001年有馬記念に向かうテイエムオペラオーを見送るような気持ちでいます。さすがに、8つ目は……。
いやしかし、『黒牢城』はどうやら私の思惑なんか置き去りにしていった小説のようなので、どうなることやら、見当もつかないです。いずれにせよ、読者に楽しんで頂けることだけを願っています。
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拙作『黒牢城』(KADOKAWA)が、2022年本屋大賞にノミネートされました。
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「こちらに目線下さい」と言われたのでそちらを向いた。「はいOKです」と言われてからも、その方向にカメラを構えた記者さんがいらしたので、何となくそっちを見たままだった。おかげで、他のお二人が正面を向いているのに、私だけあらぬ方を見ている写真が誕生した。
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拙作『黒牢城』(KADOKAWA)が、第166回直木三十五賞を受賞しました。読んで下さったみなさま、ありがとうございました。
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ただいま帰宅いたしました。
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意図を汲み取って頂いたので『黒牢城』は成仏しました。
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……いま、NHKで『儚い羊たちの祝宴』の名前が出たような……。
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ミスタッチと誤変換が多すぎて、とうとう、警察が令嬢を持ってくる小説になってしまった。
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『紅の豚』がジブリの“名作”になるまで #文春オンライン bunshun.jp/articles/-/513… 読んだ。ユーゴ解体は、本当にさまざまな場所でショックを引き起こしていたのだな……。
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法律が変わってしまったのでトリックが一つ使えなくなった。何事も早めが肝心である。
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確認のため自著を読んでいたらぽろぽろと涙がこぼれたので馬鹿なこんなことは今までなかったと思いながら別件の契約書を確認し始めたところぽろぽろと涙がこぼれたのでなるほどと思って目薬を差した。
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ある年、新年の挨拶に祖父母を訪ねた時のこと、幼い私は何か汁物(雑煮だったかも)の椀をひっくり返してしまいました。祝賀の雰囲気をぶち壊す失態に落ち込んだ私に、祖母は、「あきましておめでとう。縁起がいいね」と言ってくれました。私はその言葉を憶えていて、後に、短編の題名に用いました。
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あきましておめでとう
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ミステリ作家の会合で重鎮が殺され、集まったミステリ作家たちが疑心暗鬼に陥っていく夢を見ました。でも全員知らない人だった……重鎮であるはずの被害者も知らない人だった……「ええっ、まさか〇〇先生が!」と知ってるふりをして驚いてみせて、その知ったかぶりを自己嫌悪するひどい夢だった……。
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感じ方には個人差があるので一概には言えませんが、私の心づもりとして、拙作『黒牢城』は「戦国時代という時代があって、武士という人たちがいた」という以上の歴史的知識を必要とせずに読めるよう書いています。なにぶんミステリでは、「特殊な知識を用いた解決」がご法度でもありますので……。
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たくさん喋った日の夜は何も心当たりがなくても致命的な失言をしてしまったような気がして滅入る
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今日19日の讀賣新聞文化面「始まりの1冊」コーナーに、『氷菓』(角川文庫)について書きました。自作については基本的に訊かれたことだけ答えるようにしていますが、さすがに刊行から時が経ちましたから、今回は着想元、それを膨らましていった経緯などを書いています。ご一笑くださいませ。
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拙作『黒牢城』(KADOKAWA)が、第166回直木三十五賞の候補に選ばれました。選考会は来年1月19日に開かれるとのことです。
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明日発売の「小説すばる」(集英社)で、『本と鍵の季節』の続編、『栞と嘘の季節』の連載が始まります。図書室に返却された本に、自家製の栞(しおり)が挟まっていた。よくあることと思った図書委員・堀川次郎だったが、その栞には恐ろしい秘密があった。栞を巡って、誰も彼もが嘘をつき始める……。
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私には許せないものが三つある。一つは、モノクロでしかプリントアウトしていないのに何故かそしていつの間にか残量が減っていくカラーインクだ。
後の二つは今度までに考えておきます。
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本日発売の「紙魚の手帖」(東京創元社)に、短編「羅馬ジェラートの謎」が掲載されています。最近小佐内に借りを作り過ぎた小鳩は埋め合わせを提案し、小佐内は、噂のジェラテリアのジェラートを要求する。当日小佐内は、自らのジェラートにチョコスプレーが沈む深さを見て、何かを悟る……。
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東京創元社さんが、デビュー20周年を記念した企画をご用意してくださいました。オビについている応募券をお送りいただくと、抽選で、片山若子先生のイラストつきクリアファイルや、単行本版『さよなら妖精』をお届けします。詳しくは下記URLをご参照ください。
webmysteries.jp/archives/27842…