撃った側と撃たれた側で評価の違う兵器というのもよくある話で。たとえば撃った日本側の戦記ではボロクソな評価の多い96式25mm対空機銃、撃たれたアメリカ側の戦記では警戒すべき厄介な対空火器という回想を多く見かける。
なんせ数が多くて、日本軍の防御施設に接近すると全方位からバカスカ撃たれて、一発被弾すれば大穴が空くので警戒されていたらしい。撃った側は「旋回が遅い」「すぐ銃身が過熱する」「弾倉容量が少なくてしょっちゅう再装填が必要になる」と愚痴っているけど、撃たれた側にはわからない。
25mm弾が後部銃座に飛び込んで炸裂し、母艦には生還したけれどミンチになった銃手の遺体は回収することができず、廃機になった機体とともに水葬されたとか、こんなのをリアルに見た搭乗員が25mmを軽んじるわけがないと思う。
もうひとつ。客観的に見れば日本帝国は対中戦も対米戦も始めた側なのに、「戦争体験談」の殆どは「やられた側」の話になっている。 twitter.com/messhie0331/st…
もっとも、こういう歴史認識はよくあることのようで、アメリカでは中国の利権を巡る外交対立やハルノートによる資源輸出恫喝を棚上げにして「平和な中立国だったアメリカはいきなり真珠湾を攻撃された」ことになっている。
アメリカには「My dog ate my homework」という言い回しがあって、宿題を忘れた生徒が「だって犬が食べちゃったんだもん」という見え透いた嘘をつく例えなのです。 twitter.com/kawasakimanabu…
モデルナやファイザーのワクチンは身元証明さえあれば無料で、しかも医療機関ではなく薬局で受けられるのだけど、接種率は7割弱で頭打ちになっているのがアメリカの現状。 twitter.com/macchiMC72/sta…
アメリカは日本と違って国民医療保険がなく(それをやろうとした「オバマケア」は色々あってkonozama)、定職に就いている人ならば会社が提供する医療保険に加入しているけれど、職を転々としていたり日雇いだったり無職の浮浪者の人には医療との接点じたいが無かったりします。
医療保険に加入している人が無料で3次4次のワクチンを受けて、COVIDに感染しても軽症で済んで「たいしたことなかったぜー!」とか自慢している一方で、医療との接点が無さすぎて無料でワクチンを受けられることも知らない社会階層の人たちがバタバタ死んでいるという格差社会、それがアメリカの現状。
ワクチン陰謀論以前に、かなりどうしようもない社会格差があるのです。冷戦終結後の「小さな政府」「規制緩和」「自己責任に基づく自由競争」という新自由主義が招いた弊害。
カリフォルニアでは缶や瓶入りの飲み物にリサイクル料金(CRV)が上乗せされていて、リサイクルセンターに持ってゆけば現金が戻ってくるのですが、富裕層はそんなはした金など意に介せずポイポイ捨てます。それを浮浪者がゴミ捨て場から回収して歩いています。
あの人たちがCOVIDに感染すれば潜伏期間内に「仲間」を感染させ、そして無料でワクチンが受けられることも知らずに発症して、保険に加入していないから医者にも行かず、運が悪ければそのまま野垂れ死にでしょう。
「アメリカではもうみんなマスクなんかしないで日常生活に戻っている、マスクなんかしてるのは日本だけwww」とか言う「出羽の守」は、医療保険に加入しているのが当たり前・ワクチン接種しているのが当たり前・発症すれば医者にかかって入院できるのが当たり前の社会階層の視点です。
うへぇ、C-47じゃなくてDC-3の水上型だ。AやBのサフィックスが付かない元祖DC-3、エンジンがライトR-1820サイクロンでナセルがちょっと短くてオイルクーラーインテイクの形状が違う。1830型は後方吹き抜けだけど、1820型は零戦と同じ横置きで吹き抜けないL型配管。 twitter.com/thenewarea51/s…
みんなだいすき軽量強靭な未来の素材、マグネシウム合金。1950年代、本来はアルミ合金(ジュラルミン)製のロッキードF-80Cと全く同型の飛行機を1機だけ、マグネシウム合金で作り直すという酔狂な実験が行われた。NF-80C 47-0171号機。この機体に関する報告書(PDF)を流し読みしていた。
1970年代に喧伝された「グラスファイバー強化プラスチックによるドーム型の未来の家」と、その末路を思い出すクラスタ(´・ω・`) twitter.com/uchujin17/stat… twitter.com/1104nfuji/stat…
B-24の機内は狭くて暗くてゴチャゴチャ入り組んでいます。特に機首区画は操縦席床下をくぐった先に航法席があって、その先が上下に分かれて上が機首銃座、下が爆撃手席です。そして出口は後ろにしかありません。
5年ほど前にカリフォルニアに吹き荒れてたプラストロー廃止運動は、今では何も無かったかのように元に戻っているよ。あの意識高いスターバックスでも普通にプラストロー置いてます。 twitter.com/JIG_SOU/status…
無農薬とか無添加とか持続可能農法/漁法とか人道的に配慮された家畜育成だとか、すべて虚飾だとは言わない。1970年代の日本ではどっぷり化学調味料漬けの漬物、漂白剤で真っ白なしらす干し、着色料で真っ赤なタラコなど「より商品価値の高い食材」として普通に売られていた。
でも、そういう「科学万能論」みたいな食材が市場にあふれたのは消費者が無知蒙昧だったから?それとも、それを推進した「仕掛け人」がいた?そしてその仕掛け人たちは、その後に「無農薬」「無添加」「自然派」とかを付加価値に振り替えたりしなかった?
「スクラップ&ビルド」という言葉があるけど、Gの社内に居て感じたのは「ビルド&ビルド」で、とにかく新企画スキー新開発スキーな人たちが新プロジェクトをばんばか立ち上げてがんがん実装して… twitter.com/yuysky/status/…
しかし「企画開発」と「製品化」の間には大きな山があって、ドキュメント書いたりバージョン管理したり販売資料用意したり見積もって仕込んで手配して生産して集荷して在庫管理して…とかくそめんどくさい仕事がついてくる。そして企画スキーな人たちはそういう汚れ仕事をやりたがらない。
「プラストロー廃止運動」の震源地はこのへんらしい。plasticpollutioncoalition.org/the-last-plast…
「考えてみろ、ストローは1回だけ使って捨てるんだぞ!すっげー無駄だよな?!」「しかも廃棄されたストローは海に流れ込んで可愛そうな亀さんを苦しめたりしてるんだぜ!」という主張、なんか日本で40年前に流行った「割り箸廃止運動」とそっくり。
挙句の果てに、外食業界は「ストローが無くても飲み物を飲める蓋を開発しました!」とドヤ顔する有様。おい、その蓋は「1回だけ使って捨てるプラスチック製品」じゃないのか?!