『てにをは辞典』(小内一 編、三省堂)は、長年校正の仕事をしてきた著者が多くの文学作品や新聞・雑誌から結合語を収集してまとめた辞典です。当初は助詞「を」のみの『逆引き頭引き日本語辞典』でしたが、ほかの助詞を介するものも加えて、この形になりました。 twitter.com/6tU911oTNZUQSS…
6月にハヤカワ新書がスタートします。 第1弾の5冊のひとつとして『名作ミステリで学ぶ英文読解』が刊行されます。現在、締め切りに向けて奮闘中。 twitter.com/Hayakawashobo/…
映画でもTVでも配信ドラマでもいいから、エラリー・クイーンかドルリー・レーンの作品の日本での映像化を夢見ています。実現すれば、海外ミステリー全体だけでなく、国内ミステリーも盛りあがるはず。わたくしなどでよければ、なんでもお手伝いします。
エラリー・クイーンの訳書がついに20冊となりました。一読者だった半世紀前の自分が知ったらびっくり仰天するでしょう。こんなに出せたのは、新訳版を購入してくださった皆さん、話題にしてくださった皆さんのおかげです。あらためてお礼を申しあげます。
語学が得意で将来翻訳の仕事をしたい高校生が、やがてAIがすべて代行してしまうのではないか、そもそも語学の勉強をする意味があるのかどうか不安だと質問し、それに対して何人もの翻訳者が真摯に回答しています。興味がある人や同じ不安をかかえている人は見てください。 detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de…
そして、今月下旬刊行予定のエラリイ・クイーン『靴に棲む老婆』の書影がついさっき手にはいりました(公開OKとのことなので、ひと足先に紹介しちゃいます)。今回は青崎有吾さんから推薦文をいただきました。
エラリイ・クイーン『ダブル・ダブル』(ハヤカワ・ミステリ文庫) の書影が公開されました。『災厄の町』『フォックス家の殺人』『十日間の不思議』につづくライツヴィル・シリーズ第4弾。8月17日ごろ刊行されます。 hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000…
締切守の裏には、「〆」の列と「TIME LIMIT」の文字が配されています。
ところざわサクラタウンの武蔵野坐令和神社では、「締切守」が販売されています。全国の著者・訳者の皆さん、ぜひおひとつどうぞ!
訳文に「暗澹」と書こうとするたびに、いまも20数年前の初訳書のゲラに編集者が書きこんでくれた「これで "暗澹"5回目」というメモが頭に浮かぶ。印象に残りやすい表現はここぞという場面でだけ使えということだ。もちろん「暗澹」だけの話ではない。「30ページ前にも "瀟洒" あり」なんてのもあった。
「翻訳家BL」という、なかなか刺激的なコミックをいただきました。まあ、その手のシーンも多いんですが、主人公はメディカル翻訳の仕事をしながら児童書翻訳も少し手がけるとか、興味深い。翻訳監修が中田有紀さん。章の合間に「翻訳は大きく分けて3種類」とか「翻訳小言」とか、けっこう本格的です。
エラリイ・クイーン『ダブル・ダブル』再校ゲラ作業中。あと何十年修業しても、これは自分には見破れないだろう(この赤字は編集者による)。
7月中旬刊行予定『はじめて読む!海外文学ブックガイド 人気翻訳家が勧める、世界が広がる48冊』の書影が公開されました。〈14歳の世渡り術〉シリーズ最新刊。13言語の翻訳者18人による紹介文を集めたジュニア向けブックガイドです。 kawade.co.jp/np/isbn/978430…
文芸翻訳を勉強中の人などから、読解力の土台を強化したいけれど何をやればいいかと問われたとき、少し前までは、大学受験の参考書以外にないと答えていましたが、いまはほかに『英文解釈のテオリア』や『英文解体新書』も勧めています。『上級英単語ロゴフィリア』もそれに次ぐ武器になりそうです。
翻訳の仕事をはじめる前(30年ほど前)、英文を読む速さが約半年で倍近くになった時期があります。いわゆる「速読」の技術はまったく使っていません。やや難解な1、2ページの文章を読んで、辞書を引きつつ納得するまで復習し、同じ文章を数か月後に少し速く読むということを数百本繰り返しただけです。
フィルムアート社から『サスペンス小説の書き方』(パトリシア・ハイスミス、坪野圭介訳)をいただきました。60年近く読み継がれている伝説の創作指南書の本邦初訳です。表面的なノウハウ本ではなく、堂々の本質論だけど、堅苦しさはなし。ロバート・マッキー3部作の翻訳の参考にもさせてもらいます。
翻訳であれほかの文章を書く機会であれ、以下のことばについては、ほんとうに必要かどうかを考えて、最小限まで減らすよう心がけています。 「~てしまう」「~てみる」「~ておく」「~こむ」「~という」「~くる」「~いく」「~もらう」「~くれる」「~あげる」「~こと」「~もの」「~のだ」
「重箱の隅をつつく」は翻訳では使えないよな、と思いつつ、これに似た英語表現はなんだろうかと調べたら、comma-counter というのがあった。なるほど、カンマを数える人か。comma-hound(カンマの猟犬)とも言うらしい。ランダムハウス英和大辞典には「(特に)うるさい校正[編集]者」という語義もある。
ほかの人の本だけど、「内容はよいが発行年月日が気に入らない」という理由で★ひとつにしているamazonレビューを見かけた。ふられた女の誕生日とかだろうか。著者が気の毒でならない。
これ、6年前のツイートですが、翻訳者(&作家)向けもぜひときどき開催してもらいたいものです。自分の世代だと、小林宏明さんがガンショップへ「引率」してくださったり、いろいろな機会がありましたが、最近はあまり聞きません。ミステリーの版元が開催してくださるのが一番ありがたいです。 twitter.com/Hayakawashobo/…
平田牧場東京ミッドタウン店で、金華豚厚切りロースかつ膳。「選挙割り」期間なので、投票済証を見せると2,300円のところが半額になります。11月7日まで、ほぼ全店舗で実施中だそうです。ご飯、味噌汁、キャベツおかわり自由。 #選挙に行こう
この手の話、定期的に何度もツイートされているんだけど、知らない人がまだまだ多いので広めましょう。 紙でも電子でも事情は同じです。 自分の場合、これまでの訳書100冊近くのうち、おそらく半分ぐらいが、絶版もしくは事実上の絶版です。早ければ3年程度で絶版が決まります。 twitter.com/futami_honyaku…
「英語のsomeは4から6を表す」とかなんとかいうツイートに「わかりやすい!」「nice!」といった感想がたくさんついているのを見て、げんなりしている。
読点の打ち方について、参考になる記事です。本多勝一さんの2大原則と飯間浩明さんの2か条、どちらも役に立ちます。わたしは「打たないことによって文の意味が2通り以上考えられるときは打つ」と決めていますが、それは本多さんと飯間さんのルールでほぼ解決する気がします。 bunshun.jp/articles/-/465…
長らくお待たせしました。エラリイ・クイーンの中期作品『ダブル・ダブル』と『靴に棲む老婆』の新訳刊行が決まりました。どちらも早川書房から、2022年に刊行予定です。新訳実現に向けて応援してくださったみなさん、ありがとうございます。