あらゆる不安を消滅させることはできないので、自分の中の不安の根源をよく知り、うまく付き合っていくことが大事かな、と思っています。 今の中高生は就職氷河期世代のご子息にあたることもあり、「社会の不安定さ」に対して敏感なのかもしれないですね。
「不安定な職種を選ぶことの不安」については、就職後数年以内に転職する同級生が結構いたので、「絶対的に安定した職種なんてもはやなさそう。ならば楽しいことやった方が自分の幸せには近づけそう」と思っていました。
「マニアックな研究分野に進むことの不安」については、研究は人が多ければ多いほど競争が激化するので、「マニアックだから不安」という気持ちはなかったです。むしろ王道な分野の方が大変そうなイメージが…自分の性格的には、ニッチでマニアックな分野の方が合っていたかなと思っています。
それと「研究で苦労したことはなんですか」もよく聞かれるのですが、これに関してはお答えしないようにしています。研究の楽しさが第三者には共感しづらいことが多いのに対して、研究の大変さはハードワークや人間関係など”わかりやすい”ものが多いからです。 苦労よりも楽しさを聞いてほしいです〜
【科学論文が学術誌に掲載されるまで】 ※内容は、複数の研究者によって複数回チェックされます ※掲載料をいただくことは基本ありません ※他人の論文のチェックも無償労働です ※「この内容では掲載できません」に至る理由は、内容の科学的正当性、研究手法の妥当性、内容の重要性など様々です
日経サイエンス2019年4月号に掲載された「分断の心理学 SNSが加速するタコツボ社会」、今こそ読むべき。 ・東日本大震災直後、原発関連の情報発信は科学者が中心となり、幅広い層に影響を与えていた ・一年後には、科学者に懐疑的な派閥が情報発信の中心なり、科学クラスターとの分断が生まれた 1/6
NHK出版「本がひらく」で連載中の拙コラム、第7回が掲載されました!今回のテーマは「消化器官」です。 キリンはウシやシカと同じ反芻類の仲間なので、あれだけ長い首をもっていてもきちんと反芻を行います。反芻って一体なんの為にするのか?などについても解説しています! nhkbook-hiraku.com/n/n6f9bcca5b20…
木登りヤギさんのこのツイートに興味をもった方には、ぜひ五十嵐圭日子先生の「水に濡れた資料を塩水にひたしてカビを防ぐ研究」の記事も読んで頂きたいです。「今更こんなことやって何になるの?」と言われ続けた地味な研究のおかげで守ることができた文化財のお話。 facebook.com/kiyohiko.igara… twitter.com/kinoboriyagi/s…
保護されたオオコウモリがバナナを食べる動画、なんだかクセになる。 フル動画はこちら→youtube.com/watch?v=S8zhnX…
オリジナル動画はこちらのようです→fb.watch/846yHMuB5V/ Batzilla the Batという保護団体が撮影した動画だそうです。団体名で検索すると、何かをほおばるコウモリの写真がたくさん出てくる!
センザンコウについて勉強する機会があったので、忘れないうちに種同定マップ作りました。
補足:とっても可愛いオオコウモリですが、狂犬病やエボラウイルス、SARSコロナウイルスの宿主となっていることもあるので、もし身近で見かけても触ったり餌をあげたりしないように注意してください。そして、危険なウイルスを有していても、「絶滅しないよう保護する」ことも重要です。
コウモリつながりってことで、チスイコウモリのツイートも置いておきます。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
「コウモリってバナナ食べるの?」というコメントが複数きていますが、オオコウモリは英語ではfruit batといい、主に果実を食べて生きています。コウモリの仲間は約1000種ほどいて、哺乳類全種の1/4を占めます。国内の哺乳類は、約1/3がコウモリだそうです。食性は果物、昆虫、血液、蜜など様々です!
久々に東大を訪問して、出身ラボで研究してきました。三日間の成果まとめがこちらです↓
ちなみに生茶は130円、ソルティライチは140円なんですが、実際出てくる商品にあった値段になったいたので、補充時の入れ間違いじゃなく、見本の間違いかなと思います。一体いつからこの状況なんだろう。
自動販売機でバズる日が来るとは思わなかった… キリンの新生児の平均身長は約180cmで、自販機と同じくらいの高さなので、街中で自販機見つけたら「これがキリンの赤ちゃんのサイズ…」と思ってください🦒 大人のキリンの場合、おっぱいまでの高さが約180cmです(この写真はオスですが)
先日出演したラジオで、伊集院さんが「好きなことに社会性を持たせられたら幸せ」とおっしゃっていて、「好きなことを仕事にする・夢を叶える」の本質ってそれだよなあと思いました。特定の職業を目指すことだけじゃなく、好きなこと・やりたいことと社会の接点(=需要)を探していくことが大事。
かれこれ10年以上の付き合いになる先輩のインタビュー。面白かったし、なんだかちょっとだけ泣けた。 自分の幸せを決めるのは自分だし、好きに生きていいんじゃん!と思わせてくれた人の一人。 president.jp/articles/-/504…
この科学者は非形態学者ですねぇ。ウサギは外耳道骨部が長いので、長い耳をもってたんだろうなぁと推察できるし、なんなら垂れ耳かどうかもわかるらしい。歯の形態から草食動物とわかるので、お腹の中には長い腸があってぷくぷくしてただろうなとも想像できる。 twitter.com/tyomateee/stat…
ちなみに、耳の長さと外耳道骨部の長さの関係性を指摘したのは、かの有名なチャールズダーウィン。耳が長くて大きいロップイヤー(垂れ耳)だと、外耳道骨部の形状が変わるらしい。ロップイヤーの骨格見てみたい! 図は、ダーウィンの仮説を検証したこちらの論文から→ onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/je…
「耳とか鼻とか、それ自体が骨として化石に残らないものは、きちんと復元することはできない」と思っていた時代が私にもありました。が、耳も鼻も骨にくっついているので、その痕跡はちゃんと骨に隠されているし、多くの方が思う以上に、骨は雄弁に生前の姿を語っていると思います。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
拙著「キリン解剖記」の児童書版が12/13に発売されます! 全ての漢字にふりがなを振って、新たに用語解説を加えました。「キリン」と「研究者」について紹介するコラムと、動物園関係者との対談が新たに加わりました。これまで以上に多くの方に読んで頂ければ嬉しいです。 amazon.co.jp/dp/4816371133
拙コラムの第9回が公開されました!今回のテーマは”呼吸”。哺乳類や鳥の肺呼吸、魚のえら呼吸の仕組みを紹介しています。 新作の例え話も誕生→『キリンの肺容積は約55Lで、登山用の大きなリュックと同じ位』 登山リュック背負う時、「これがキリンの肺…!」と思っちゃうな〜 nhkbook-hiraku.com/n/n3719c820f739
先日の講演会で「男の子ってこういうの好きなんでしょ?」のノリで紹介した、替刃式解剖刀の刃を挿し替える動画。 大型動物の解剖時に時折使う、刃渡り17cmの大型メス(?)です。使うのはごく限られた場合で、基本は数センチの小さなメスを使っています。