501
マンガ(というか創作物)の解釈は、読者が百人いたら百通りの〝正解〟があると思います。作者すら意図していなかった新解釈に、作者が「なるほど…」と唸らされることも珍しくありません。もちろん、多くの読者から賛同を得られる解釈もあれば、そうでない解釈もあるでしょう。でも、多数決じゃない。
502
日本酒専門店で「酒に弱いから水割りにできないか」と聞いたら鼻で笑われた……ってツイートが流れてきたのだけど、どう考えても勉強不足なのはその店員でしょう。大抵の日本酒は瓶詰め段階で度数や味の調整のために加水されていることを知らないのか。そんなことで日本酒を嫌いにならないで…。
503
G7の参加国に(たとえばオランダやスペイン、ポルトガル、オーストリア・ハンガリーではなく)イタリアが列席しているのは、考えてみるとちょっと不思議だな?と思って調べてみたら、第1回の会議に当時の伊首相アルド・モロが乗り込んできたので、急遽追加されたらしい。行動力の化身かよ。
504
西欧や北米で鉄道が爆発的に発展していた19世紀半ば、東欧やロシアの支配者層は鉄道敷設に及び腰だった。兵力を素早く移動できるという利点は認識していた一方で、人々の自由な移動により農奴制が崩壊することを恐れていた。
結果、ロシアは経済発展で出遅れ、20世紀初頭には共産主義革命を経験する。
505
エイサイハラマスコイ踊り1時間の映像がざっくり2GBだとして、72時間で144GB。平均視聴者数が800人なら115,200GBのデータがDLされることになる。映画『JM』でキアヌ・リーヴスが脳内に埋め込んだ〝ヤバいデータ〟が320GBだった(はずな)ので、キアヌ360人ぶんだ。隔世の感を覚える。
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では、科学はいつ宗教から分化したのか?
その最初の一撃は、17世紀の「科学革命」でした。地動説・天体観測・そしてニュートンの古典力学までの時代ですね。この時代の歴史で分かりやすい入門書として、ワインバーグ『科学の発見』がオススメです。
(画像出典)
books.bunshun.jp/ud/book/num/97…
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私たちがイヌやネコと生活できるのは、その祖先が絶滅していなかったからだ。私たちが絹の衣服を着れるのは、私たちが蜂蜜を味わえるのは、私たちが牛肉や鶏肉、豚肉に舌鼓を打てるのは、その祖先が絶滅していなかったからだ。このリストは、どこまでも長く続く。
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世界三大「原作とは別モノだし原作者からは不評だったけど映画史に残るレベルの傑作」といえば:
『シェイニング』
『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』
あと1つは?
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「同調圧力や世間の評価なんて知らない、自分は自分でいいんだ」と応援してもらいたい気持ちは時代を超えて普遍的なもので、ゼロ年代には「No.1にならなくてもいい元々特別なOnly One」と謳われたけれど、SNSで病んでいる現代では「可愛くてごめん(中略)ムカついちゃうよねざまあ」になる。
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10年前にサービス残業を拒否して定時退社をキメて先輩や上司たちから「甘えるな」と叱られていた新入社員たちが、自分が先輩や上司になった10年後の今、「配属ガチャ」を嘆く新入社員たちを「甘えるな」と叱っている。
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もしかしてだけど…
・計算能力が必要とされる知的労働や創造的な仕事はコンピュータのほうが得意
・肉体労働は肉体を持つ人類のほうが得意
…って、当たり前のことなのでは?
人類とは…人生の意味とは…自我とは…創造性とは……うごご……
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「こんなくだらないアイディアでは笑われちゃうかな?と不安になったときは、かつて『サメでいっぱいの竜巻の映画を撮ろう!』という企画を出した人がいることを思い出せ」って格言、本当に好き。
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勉強を「ミスすると罰を与えられるもの」と捉えるか、「成功すると報酬を与えられるもの」と捉えるかで、勉強を好きになるかどうかが決まる。一族郎党おしなべて東大に入るのが当然みたいなご家庭では、後者のような〝勉強観〟が自然と身につく環境なのだろう。一種のゲーミフィケーションみたいな。
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〝時代〟の流れが速すぎる。昨日までは「マスク氏の采配でTwitterが変わったんじゃね?」って感想をみんな呟いていたのに、今日はすでに一部の人々が「この世のあらゆる悪は、すべてクビになった元TwitterJP社員のせい」みたいなことを言い始めている。
待って欲しい。
俺を置いていかないで欲しい。
517
この世界には「狩猟圧」という概念がある。ある動物の繁殖能力を超えるほど乱獲を続けると、個体密度を維持できなくなり、雌雄が出会いにくくなり、やがて絶滅してしまう。極端な狩猟圧をかければ特定外来生物を減らすこともできるんやなって、マーシーさんの動画を見ていると感じる。
519
「トランプ元大統領が逮捕されるジョーク画像をMidjuorneyで作ったらBANされちゃった人」のニュースに「AIの画像には透かしを入れるべきだ」って意見が紹介されていた。世間とのスピード感の差に気絶しそうになる。
それは去年9月のミミック騒動ですでに通った道…
周回遅れどころか100周くらい…
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ヒトの味蕾の数には個人差があって、
①ハイポテイスター(味蕾少なめ、激辛料理などの強い味を楽しめる)
②テイスター(味蕾の数は普通。平均的な味覚)
③スーパーテイスター(味蕾多め。敏感な味覚を持つが、敏感すぎて濃すぎる味は楽しめない)
…の三種類に分類できるらしい。
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ここでAIの規制方法をミスると何が起きるかというと、日本の漫画家がシコシコと手書きのマンガを命を削りながら週刊連載する傍らで、〝日式〟の絵柄を研究した他国のマンガ家たちが自分のイラストをLoRAしてフルカラーの超絶ハイカロリー作画のマンガを日刊連載して、ぶっちぎるようになります。
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「何も行動せずに文句を垂れているだけじゃお前の生活は変わらねえよ。勝負しろよ。行動しろよ」って言われると「うるせえ黙れ」って感じるけど、『カイジ』を読んでいるとほぼ同じ説教をかましているのに「うう…俺も勝負せねば…」って気持ちになる。これがストーリーテリングの力、なのだと思う。
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StableDiffusionで無限に叡智絵を生成できるようになった結果、超美麗な高精細のR18イラスト(※ただし何の物語性も感じない)よりも、デフォルメを効かせた絵柄のエロマンガのほうが叡智だ……って結論に至り、俺の脳内のラーメンハゲが「俺達は〝情報〟を食ってるんだ」と叫んでいる。
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長崎で被爆した俺の祖母は「家じゅうの窓が割れて、畳や板の間に突き刺さっていた」と言っていたので、Jアラートが鳴ったときに「窓から離れろ」はガチだと思います。
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人間がAIに勝つ方法が分かった。AIが学習しえないことを学べばいいんだ。たとえば小説生成AIは、俺が一生かけても読めないほどたくさんの小説を学んでいる。けれど、小説以外の経験をまったく積んでいない。小説以外から得た知識で物語を作ることができない。これは画像生成AIでも同じだ。