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00年代前半に高校生だった僕にとって、浜崎あゆみ、パリス・ヒルトン、ブリトニー・スピアーズ、そして吉川ひなのは、“キラキラした女の子”の象徴だった。
早い段階であゆの家庭環境の複雑さには気付いたけど、まさかパリスが虐待サバイバーで、他2人も毒親持ちだったなんて当時は思いもしなかった。
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性器の写真を女性に送りつける男性の多くは突然変異的に出てきた異常者というより、「ちんこには特別な価値があって女はそれを欲しがってる」と考えてる人間の成れの果てだよね。
性器の大きさ自慢をする男性や、性行為=挿入だと思ってる男性の延長線上にいる存在。
つまり予備軍はどこにでもいる。
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この映画に出てくる男性たちのことも単なる異形のモンスターとして見てるだけでは、問題の本質にはたどり着けない気がする。
実際に加害行為に及ぶのは一部の男性であったとしても、彼らに相通ずる発想の持ち主「モンスター予備軍」はそれよりもずっとずっと多いだろうから。
google.com/amp/s/eiga.com…
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女性から教育と雇用を奪うことが少子化対策に有効だ、というような内容のツイートを見た。
ちなみに僕自身は子供を欲しいと全く思わない。
専業主婦だった母の挫折や怒りをずっと見てきたから。
子供を持つのが幸せなことだと思えないんだよ。
誰かを踏みつけないと繁栄できない社会なら滅べばいい。
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恋人の時は関係を極秘にしたり、秘密が漏れ伝わっても完全沈黙を貫いてた有名人カップルが、結婚した途端すごくオープンにして祝われてるのを見ると、その変化にとまどう時がある。
“恋人”では認められなくても“夫婦”なら認められるものっていっぱいあるんだろうなと。
一人のゲイとして淋しくなる。
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「道徳的にLGBTは認められない」とか言うくせに税金も保険料もちゃっかり請求してくんのよねコイツら。
あとLGBTって当たり前に全員人間なんだけど、もしやご存知ない?
都合よくこの社会に存在してるお飾り要員じゃないんだよ。
今年は秋に選挙があるらしいね。
皆、行こ。
news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne…
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今はこうして声を発する場がある。
そして何でも話せる仲間もいる。
でももし今が10代の頃だったら。
外と繋がる術を知らず、死にたいと思って生きてたあの時代に、「道徳的にLGBTは認められない」という文言を見たら最後のトドメになってたかもしれない。
差別は人を殺すんだよ。
だから黙らない。
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90年代以降、グラミー賞の新人賞なんかは女性歌手が獲ることが増え、「女性の時代」みたいに言われてた。
でもプロデューサーやレコード会社の社長等、裏で力を握ってるのはまだ男性ばかり。
平等に見えるのは表層部分だけ。
そのすぐ下には根深い女性差別が今も存在してる。
jiji.com/jc/article?k=2…
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この国のお偉いさんって、子供を作らない・作れない人のことは非難するくせに、 子供を作るけど育てる気はない男に対してはやけに寛容だよな。
確かに僕はゲイで何も命を生み出さないかもしれないけど、自身が生み出した命を見捨てた父の方が社会的には「生産的」と言われるの本当に納得がいかない。
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フェミニズムやゲイライツについて声をあげてる人のツイートだけを見て、大したもの食ってないはずとか働いてないはずとか勝手に決めつけ揶揄する奴をよく見る。
SNSで私生活を全てさらすわけないだろ。
マイノリティなら特に。
そのリスクについて想像力が働かないあたりが「強者の発想」って感じ。
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東電OL殺人事件から今年で24年が経つけれど、社会はあの事件から何も学べないままここまで来てしまったのかな。
人権や人の尊厳に関する個々の考え方はゆるやかながら確実に刷新されていってるようにも見えるが、社会の形そのものは24年前、いやもっとはるか昔から実は何一つ変わらないままなのでは。
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ブリトニーとビヨンセとピンクがクイーンのWe Will Rock Youを歌った2004年のペプシCM。
剣闘士である3人が互いに戦わされそうになるも女性同士で一致団結するという内容だった。
にも関わらず、当時3人の不仲説が流された。
女性同士が戦わされるこのCMが単なる虚構ではないと皮肉にも証明する形に。
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ピンク本人もこう語っている。
“女性シンガー同士を競わせるような風潮について、「女性たち全員にとってフェアじゃなかった。私たちの誰も望んでいなかったし」とピンク。「私はブリトリーのことが大好き。彼女は私のアルバムを持ち歩いていてくれていた時もあったんだよ」”
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「女の敵は女」という風潮に対し、マライアもこう語っている。
“音楽業界が成長していくためには、まだまだ変化が必要だと考えているという。米Varietyのインタビューでこう語った。
「もっとも変わらなければいけないことは、女性たちを対抗させようとするのを止めること」”
front-row.jp/_ct/17309325
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小学生の頃、一人で犬の散歩をしてる時に中年女性から話しかけられることが結構あって、気が付くと散歩コースのあちこちに“おばさん友達”ができてた。
まだ声変わりもしてないような男児と世間話なんかして楽しいんだろうかと後になって思ったりもしたけど、今振り返ると、結構守られてたなと感じる。
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幼い頃の僕に話しかけてきた大人には中年男性もいたが、8割は中年女性だった。
ただ彼女たちは、僕みたいに夕暮れ時に犬を連れ一人で歩いてるような子供がいたら男児だろうと女児だろうと声をかけただろう。
そう思える安心感が彼女たちにはあった。
主に女児ばかりに声をかける中年男性とは違って。
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ちなみに、僕に話しかけてきた中年男性は皆さん優しい人ばかりだったので、子供に声をかける男は皆ヤバい奴などと言うつもりはない。
ただ、頻繁に色々な中年女性から話しかけられたけど、女児が中年男性から話しかけられた体験談によくあるような不穏な空気を僕は一度も感じなかった。
それも事実。
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嫉妬は女性がするものだという偏見が根底にあるせいか、自身の中にある嫉妬を嫉妬だと認識できずにいる男性って結構いるんじゃないかと思う。
認識できないが故にそれを歪んだ正義感や理不尽な怒りに変えて相手へぶつけてるんだろうな、という男性を結構見てきたので。
上手に嫉妬することって大事。
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嫉妬という感情と女性性を結びつけるのは女性への抑圧になり得る。
と同時に、男性が自身の嫉妬と向き合う際の障壁にもなるのでは。
その最たる例が、「女は受け身でいいから楽だ」などと言って女性にキレてる男性。
それが女性への妬みだと気付かず怒りを増幅させても、自分で自分の首をしめるだけ。
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あと、「女性は感情的」と言ってる男性もよく見るが、その発言自体が感情的だってことに彼らは気付いてない。
男性って僕も含め、孤独・嫉妬・悲哀といった感情をそのままの形で表すのが苦手な人が多いと思う。
で、最終的にそれら全てが怒りに変わってたりする。
『男は泣くな』という呪いの重み。
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「テルマ&ルイーズ」
男性社会に抗う女性二人の逃避行を描いた1991年の映画。
結末は二人の生死がはっきりしない形で締められる。
ただ当時もう一つ別の結末が用意されてたらしく、そちらは二人が生き延びる内容だったが採用されなかったらしい。
今ならきっとその結末が採用されるだろうなと思う。
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妻が夫の姓になった時から夫のDVが始まったケースが多い、というツイートを見て思い出したことが。
前にも呟いたけど、部下がバイトから正社員になった瞬間に扱いが荒くなる上司を何人か見た。
両者似てるよね。
相手が自分の属下になったという意識。
そして、そう簡単に離れないだろうという慢心。
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今まで見た中で一番ゾッとしたのが、部下がバイトから正社員になった瞬間、それまで君づけしてたのを突如呼び捨てに変えた上司。
正社員になったその日からいきなりだよ。
あの上司の変貌っぷりは怖かったけど、結婚相手が家庭内である日突然同じように変貌したらと思うと、それ以上の恐怖を感じる。
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この記事の件で、マライア・キャリーがブリトニー・スピアーズにTwitter上でエールを送っててウルッときた。
きっと今ブリちゃんの境遇をリアルに想像し、理解できる数少ない人の一人よね彼女は。
どちらも世界の頂点に立ちながらも家族からは奴隷扱いされてたという意味で。
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「女は貶した方がいい」
「女にはこれをあげときゃ喜ぶ」
↑こんな恋愛指南をするアカウントをよく見るが、彼らの目的は女性を手に入れることよりも、こうしたアドバイスを信じてしまうような男性にノウハウを買わせることだったりする。
軽視されてるのは女性だが、搾取されてるのは男性という構図。