しろたぬ(@shirotanu_dds)さんの人気ツイート(リツイート順)

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お年寄りの言葉はときに重い。先日、老人ホームで暮らす80代のお婆ちゃんが「誰からも嫌われないように生きていると、誰からも好かれない。」「誰にでもいい顔していると、誰にも信頼されない。」といっていて、そのあと「私がそうだったから」…と呟いてた。なんだか身の引き締まる思いがした。
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先ほど駅で高齢男性が若い女性を怒鳴りつけてた。遠目だったし原因はわからない。女性が悪いのかもしれない。でも立ち去る女性に「こいつ!年寄りを敬え!」とひたすら叫んでいて、無性に悲しくなってイヤホンの音量あげた。敬うって強制するものではないよ。それを望むなら敬える存在であってほしい。
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もし私が認知症の寝たきりになったら歯を全部抜いて下さいね!…と若い介護職員さんに言われたけど割と真理だよ 歯が多いと噛める、話せる、認知機能が低下しにくい…けど、重度認知症の場合は自傷する、口腔ケア困難、誤嚥性肺炎のリスク…につながる。8020(80歳で歯を20本残す)運動は時と場合による
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手の親指を上から見て下さい。 それが気管の太さです。 気管っていうのは、呼吸の通り道。 これより太いものを飲み込むとモノが詰まる、つまり「窒息」のリスクが高まることになります。 身体の機能や嚥下の能力が低下した人は特に気をつけてください。
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たまに「口から食べていない人に口腔ケアは必要ない」という意見がありますが結論、口から食べていなくても口腔ケアは必要です。このような人は体力だけでなく口の周りの機能も低下しています。そのため虫歯、歯周病や肺炎のリスクも上がる。歯ブラシやスポンジで汚れを落とし保湿することを忘れずに。
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お年寄りに性欲なんてない…と思ってる人がたまにいますが、そうでもない。 認知症の高齢男性が女性の体をさわる・夜這いする・性器を露出してくる。逆に高齢女性がキスを求めてくる・卑猥な言葉を叫ぶ…なんて例も。わりと力も強いので、怖いし戸惑う。性欲は減少しても"顕在化"することが普通にある
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最近老人ホームに入居してきた認知症高齢者の娘さんが「遠方の弟には、施設に入れるなんて親を見捨てるのか!…なんて言われたんですけど、もう限界で」と言ってた。 私も同じような経験があるけど「家族が自宅で介護」は他人が押しつけるものじゃない。ムリだったら離れるのも当事者にとっては幸せ。
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介護においては「親の面倒は子どもがみて当然」…みたいに考えるマジメな人ほど追い込まれやすい。 経験上、在宅での介護はおすすめしないけれど、どうしてもする場合は『離れる時間』と『逃げこむ空間』の確保は本当に大事。自分の健康は最優先で守るべき資産です。介護は気持ちだけじゃ成立しない。
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母親(80代)の入れ歯を落として割ってしまった同居の息子さん(50代無職)。でも息子さんは「金とるなら治さなくていい!」と。母親が入院した時は「治療費がかかる。早く治して退院させろ」と騒いだらしい。かたや「息子のために長生きせんと」とお粥を食べる年金暮らしのお母様。これが8050問題だよ…
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さっき老人ホームのお婆さんに「人生はいかに"隙"と"好き"を見つけるか。体力のあるうちにやりたいことをやるべきよ。」といわれた。多分、真理。自分のために使える健康な時間って思ってるよりずっと少ない。肝に命じたい。
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「一人は孤独っていうけど、苦手な人に無理やり付き合っている時間の方がよっほど孤独」って老人ホームで暮らすお爺ちゃんが言っていて、それな。…と思った。 「一人でいる=孤独を感じてる」…とは限らない。逆に、隣に人がいても孤独を感じるときもある。重要なのは物理的な頭数じゃないんだよね。
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今しがた、老人ホームで暮らす高齢者のみなさんが食堂で静かにケーキを食べていると、先日入居したばかりの難聴&認知症のお爺さんが突然「あのぉ…ここに来たら二度と出られないって、本当ですか?」と声を張りあげて、ささやかなクリスマス会に緊張が走った
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身内の介護に関わる人の中には、介護施設の利用を真っ向から否定する人もいます。「在宅介護=愛情」だと。 ですが、介護の形は家族の数だけ存在する…と感じます。好きなようにやればよいけれど押し付けはよくない。在宅と施設の介護をどちらも経験した身としては「施設の利用=愛情」でもあります。
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仕事のできる施設ケアマネさんが休職してしまった…。 誤嚥性肺炎で入院(3回目)した入居者の家族から「プロなら防げよ」「食べさせ方が悪いんだろ」と怒鳴られ続けたらしい。何度でもいうけど、どれだけ注意しても高齢者の誤嚥を完全に防ぐのはムリだし、現場への過度な圧力は萎縮と病人しかうまない。
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電車にて、30歳位の男性が頬を押さえながら「ここんとこずっと歯が痛くて…」と隣の上司らしき人に話していて、それに対してその上司が「歯の痛みはね、経験上自然に消えるから問題ない。今が耐えどきだね。やまない雨はない」とドヤ顔でアドバイスしてた。一度歯医者にいくんだよ…と強く念じてる。
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介護施設で暮らすお婆ちゃんが「1日中ヒマなのよ。大切にされるより必要とされたい」と呟いていてフムフムと思っていたら、隣のお婆さんが「大切にされてると感じるだけありがたいのよ」と語りかけ、向かいのお婆さんが「必要とされる人になろう」と励ましていて、その様子がなんか哲学っぽくて好き。
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「こんな所に入れるなんて、娘はひどい!家がよかった!」と嘆きながら介護施設に入居してきた身体の不自由なお婆さん。 だけどその後ろには「もう限界です」…と在宅介護に疲れ果てた娘さんがいて、しかも娘さんは経済的にもたくさん援助している…という構図をみると、両者の温度差にせつなくなる。
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肺炎で入院していたお爺さん。とんかつを食べたい本人とリハビリスタッフの努力もありキザミ食OKかも…一口大も?…というところまできた。このまま嚥下評価を続けて、入れ歯を新しくして…という会話中に「金かかるからもうこのままでよい」という息子さんの言葉は重い。介護とお金は切っても切れない
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認知症の祖母を介護していた頃、「通帳みせろ!」と遠い親戚に怒鳴りこまれた経験がある。 認知症では、家族にお金を盗られた、ご飯をくれない、介護職員に夜這いされた…みたいに身近な人を加害者として吹聴する場合がある。普段介護に関わらない人は疑念を抱く前にまず現状把握を。3日いればわかる
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本はたくさん読みなさい!ってよく言うけれど、それって教養や読解力なんかを学んで知見を広めなさいって意味だけじゃなく、歳をとると目がやられて本が読めなくなる…ってことでもある。 高齢者が虫眼鏡を使って苦労しながら小説を読む姿をみて、強く思う。美しい文章を快適に見られるのは今のうち。
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祖母の在宅介護でメンタル崩壊して思ったけど、介護の「終わりがみえない」「終わりは被介護者の死」という現実はネガティブさを増強する。 すべてがおわるまで黙々と耐え忍んだ知人もいた。これから介護問題に関わる人は激増します。介護の現状や知識がもっともっと共有される社会になりますように。
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認知症の介護や医療の現場では、口だけ出してお金は出さない次女さんや、思いつきの要求をしてくる決定権のない娘婿さん…なんかが現れると業務が著しく停滞するので 身内の介護が必要になったら「"お金を管理する人"がキーパーソンになる」と「家族内での意見を統一しておく」はほんとお願いしたい。
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在宅介護で大切なことはなんですか?という問いには「お金」「笑顔」「柔軟性」「個性の尊重」「ケアマネさんとの相性」…と答えは色々あるけれど、"一番"大切なことは?と聞かれたら「介護者の休息」と答える。次点は「周りに助けを求める勇気」かな。在宅介護の限界って介護してる人の限界なんだよ。
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もし高齢になるまで生き延びてしまって介護施設に住めるほど恵まれていたなら、リングフィットと太鼓の達人でリハビリして、モンハンとドラクエで頭を使い、みんゴルとマリカーでレクリエーション。熱帯夜はバイオハザード、正月は桃鉄大会…そんな施設に入りたい。…なんて時々想像してニヤニヤしてる