しろたぬ(@shirotanu_dds)さんの人気ツイート(いいね順)

101
「何かあっても大丈夫。子どもに面倒みてもらうから」と息子さん(とその配偶者)に自分の介護を押しつけようと計画する高齢者のあとに「子どもを産んだのは、好きな人との子どもをただ産んでみたいと思ったからよ。子ども達には好きなように生きてほしいわ」と微笑む高齢者に会うと、温度差にとまどう。
102
人はそれぞれ人生で食べられる食事の回数が決まっています。残りの数はわかりません。食べられない高齢者をみるたび、普段当たり前に思っている"一食"が尊い物だと感じます。何を、どこで、誰と食べるかは本当に重要。微妙な人とつまむお寿司より、家でひとり映画と共にすするサッポロ一番の至福さよ
103
肺炎で入院していたお爺さん。とんかつを食べたい本人とリハビリスタッフの努力もありキザミ食OKかも…一口大も?…というところまできた。このまま嚥下評価を続けて、入れ歯を新しくして…という会話中に「金かかるからもうこのままでよい」という息子さんの言葉は重い。介護とお金は切っても切れない
104
嚥下障害と診断された高齢者。その家族が「でも全然ムセないぞ」「私がたべさせるとムセない」…みたいに認識して誤嚥性肺炎になっちゃうケースがある。 『ムセない=嚥下機能○』とは限らないこと、そして『ムセ=悪』ではない(むしろ異物を排除するための防御反応)ってことはもっと広まるといいな。
105
よく考えると人生100年といわれるこの時代に「生まれて10年たったら生え変わります。あとの90年は…頑張って使ってね!」という人間の歯のシステムは欠陥がすぎる。 神様仏様、せめて50歳でもう一度だけ生え変わるチャンスをください。
106
「ムセてないから嚥下機能は大丈夫」が大きな間違い…ってことはもっと知ってほしい。肺炎リスクを抱えた高齢者に「俺がやるとムセない!」と豪語して食べさせる息子さんもいる。ムセは誤嚥した物を外に出すための正常反応。その反応がない可能性(不顕性誤嚥)を忘れちゃダメ。ムセなくても誤嚥します。
107
「昔は通帳の残高を眺めてニヤニヤしていたけど、好きなことにもっと金を使えばよかった」と寝たきりになったお爺ちゃんが言ってた。貯金額の最大化だけを目標にすると、虚しさも貯まっていく…と。 そうか…お金がないと「老後の不安」になるけど、今をガマンしすぎると「老後の後悔」になるんだな。
108
母親(80代)の入れ歯を落として割ってしまった同居の息子さん(50代無職)。でも息子さんは「金とるなら治さなくていい!」と。母親が入院した時は「治療費がかかる。早く治して退院させろ」と騒いだらしい。かたや「息子のために長生きせんと」とお粥を食べる年金暮らしのお母様。これが8050問題だよ…
109
もし私が認知症の寝たきりになったら歯を全部抜いて下さいね!…と若い介護職員さんに言われたけど割と真理だよ 歯が多いと噛める、話せる、認知機能が低下しにくい…けど、重度認知症の場合は自傷する、口腔ケア困難、誤嚥性肺炎のリスク…につながる。8020(80歳で歯を20本残す)運動は時と場合による
110
人生での振る舞いは老後に影響する…って、高齢者をみているとつよく感じる。 重い病気でも家族の介護を受けつつ大切にされている人がいる一方で、家族や友人に絶縁された孤独な人もいる。運にも左右されるし、誰が悪いとかでもない。ただ"振る舞いの積み重ね"は生きてくうえで重要な要素の1つだよ。
111
介護職員さんから聞いた"高齢者の枯れない性欲" ・キスをせがんでくる ・胸やお尻を触ってくる ・排泄介助で性器をみせつけてくる ・部屋に呼ばれ駆けつけると自慰行為 昼は紳士なのに夜這いする人や特定の職員だけを狙う認知症の人も。高齢でも性欲が保たれ顕在化することがある。外なら逮捕案件…
112
高齢者から学ぶ人生訓 ・時間は有限 ・歯の健康は体の健康 ・長生き=幸せ…ではない ・見たいモノは今のうちに ・行きたい場所は今のうちに ・「挑戦しない」は後悔の種 ・疎遠な血縁者より近くの仲間 ・純愛以外はわりとお金で買える ・いつかやろう…のいつかは来ない 周りを気にせず今を生きよう
113
老人ホームの入居者の中には、スタッフに暴力を振るうひと、他の入居者に暴言を吐くひと、日常的にセクハラするひと…がいる。無茶な要求を通そうとする家族も。 「入居者から選ばれる老人ホームより、入居者を選べる老人ホームがいいな…」とロッカーから漏れてきた介護職員さんの声は本音だと思う。
114
老人ホームの食堂で総理大臣が変わったニュースを見た、いつも優しいお婆ちゃん。「国会議事堂なんて老人ホームみたいなものよ。そこで小学校の朝礼のマネごとしつつ居眠りするだけなのに、何千万円も貰えるのよね。似た状況の私はお金払ってるのにぃ」とかわいい毒を吐いていたのが、頭から離れない。
115
認知症高齢者の汚れた入れ歯をはずそうとしたら右フックでフェイスガードを飛ばされ、そのまま左ストレートをもらいました。油断した… ここで伝えたいのは、入れ歯を綺麗にしないと肺炎の発症リスクが高まる…というデータもあるくらい"入れ歯の清掃"は大事。そして介護者は"命がけ"…ってことです。
116
認知症が急速に進んだお爺さん。運転して帰ってきたら車に無数の凹み。でも原因を覚えておらず、そもそも運転したことすら忘れていたことがある。 結果、スーパーの塀にぶつけてたけど、これが人だったら…。高齢者の免許更新では認知検査にくわえ、運転シミュレーションも義務化してはどうだろうか。
117
ときどき、高齢の親御さんへの愛情が深すぎて ・肺炎は許さん ・これ以上ボケを進めるな ・抑制はダメ転倒はもっとダメ ・饅頭は差し入れるが窒息は厳禁 …的なことを介護施設に要求するご子息ご令嬢方(やや高齢)に「人は老化する」というシンプルな事実が伝わってほしい…と思う瞬間、たまにある。
118
お世話になった介護施設の職員さんがまたしても辞めてしまう。 認知症の男性から執拗な暴言をうけ続け、診療同行した病院の待合室で公衆の前で罵られたときに心が折れました…と。気配りのできる素敵な人。今まで有難うございます、と伝えたら泣いてたよ。責任能力のないパワハラ、なんとかならんか…
119
在宅介護している家族が、介護に関わっていない親族から「旅行にでも連れてったら?」「ご飯食べさせてる?」「もっとこまめに通院したら?」「本当に認知症?」などの無責任な指摘をされて、凹んだり怒ったりする姿をみると、"介護に関わるなら、何もせず口だけ出すのはNG"…ということを痛感する。
120
寝たきりの年金受給者が一家の大黒柱…という家庭は一定数います。 そのような高齢者と暮らす家族が「いま死なれたら生活できない。保険の満期までは胃瘻でも何でもして生きててもらわないと!」と経済的虐待の可能性を自白しつつ、保険金目的の延命を堂々と主張していた例も。超高齢化社会、カオス…
121
昔、知り合いのケアマネさんが退職するとき「利用者さんのために本当は続けたいんですけど、今の会社は昇給もなく有給もとれなくて。親戚のお葬式で休んだときも電話が鳴りっぱなしで…。命を削って仕事しろと言われてるみたいで…」と。奉仕という名の自己犠牲のうえに、仕事を成り立たせてはいけない
122
身内の介護に関わる人の中には、介護施設の利用を真っ向から否定する人もいます。「在宅介護=愛情」だと。 ですが、介護の形は家族の数だけ存在する…と感じます。好きなようにやればよいけれど押し付けはよくない。在宅と施設の介護をどちらも経験した身としては「施設の利用=愛情」でもあります。
123
日本を寝台列車で回りたかったけど、病気になってムリになっちゃった…そんな高齢者の話をきくと、やっぱりやりたいことは早めにやっておくべきだと思う。 思えば、仕事で多忙だった祖父も老後を経験する前に倒れ、祖母との旅行や家庭菜園は夢と消えた。老後のために何でもガマンしすぎるのは考えもの
124
介護職員の4人に3人が介護サービスの利用者またはその家族からハラスメントをうけた経験があるそうだ。 だけど現場ではスルーと我慢が日常茶飯事。多くは傷だらけで利用者を守ってる。そんな状況で介護職員を大切にせず、自分達だけを大事に扱えと求めるのは無茶がすぎる。日本はこれから介護大国。
125
いま老後を迎えている世代は奥様に家事を全部まかせていた高齢男性も多くて、中には認知症になった奥様の隣で「飯も洗濯もできなくなって困る」と堂々と愚痴る人がいたし、病気の奥様の入院先に「はやく退院させろ」と怒鳴りこんだ話をきいたこともある。そのたびに"自立は老後の備え"だと痛感してる。