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イベントを楽しんできました!
夜遅く(しかも学校が始まる前夜)にもかかわらず会場に来ていただいた皆さんや、ネット配信を視聴してくださった皆さんに大感謝です。
最後のお別れの際に、足がレールから離れてしまい、空中でジタバタしてしまいましたが、ご愛嬌ということでご容赦ください。
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みなさま、おはようございます。今日は重大なご報告があります。
実は、宇宙に着いてからの身体計測があったのですが、な、な、なんと、身長が9センチも伸びていたんです!
たった3週間でニョキニョキと。こんなの中高生のとき以来です。
帰りのソユーズの座席に体が収まるか、ちょっと心配です。
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無重力環境でしばらく生活していると、背骨の骨の隙間が開いて、身長が伸びるといわれています。人によっては、腰や背中に痛みを感じることもあるそうです。
ロシア人船長に「9cmは伸びすぎだろう?」と怪しまれたので、自分で簡易的に再計測してみたところ、だいたい182cm。地上より+2cmでした。
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計測ミス(?)なのに、大変な話題になってしまったみたいで、とんだフェイクニュースを大変失礼しました。
腰や背中は痛くないし、むしろ肩こりがなくなったくらいなので、やっぱり9cmは伸びてないと思います。さすがベテランのシュカプレロフ飛行士。
帰りのソユーズにも乗れそうで、少し安心です。
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「きぼう」のロボットアームを、筑波宇宙センターの管制室から遠隔操作しているのが、KIBOTT(キボット)という管制官です。
エアロックとロボットアームを使ったミッションは予約が一杯で、先日は四半期での運用回数の新記録を更新したとかで、NASAからチーム表彰されたそうですよ!
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土曜日は、ドラゴン宇宙船の出発で早朝から半日みっちり働きましたので、日曜日の今日は、ぐうたら遅くまで朝寝坊させてもらいました。
無重力では寝袋の中でもフワフワ浮いて、ハンモックか、船で波に揺らされているかのようで、良く眠れます。寝返りを打つ必要もないので、大変気持ち良いものです。
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宇宙ステーションは、お昼休み。
よく質問を受けるのですが、宇宙ステーションでは世界標準時で生活をしています。
医学実験のため、朝ごはんなしで今まで検査を受けていたので、腹ペコです。
シュカプレロフ飛行士の言う通り「ハングリーだと、アングリー」なので、もりもり宇宙食を食べてきます!
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宇宙食は「標準食」と呼ばれる米国製のモノを普段は食べています。
どれも美味しくて、まだ飽きてはいないので、JAXAが持たせてくれた宇宙日本食は眠ったままです。
毎週金曜日の夕食会で、他の飛行士にも食べてもらい、宇宙日本食を売り込みたいと思います。
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来週・再来週と、船外活動(EVA)があるため、少しずつ準備が始まっています。
来週は、ロボットアームを操作して、宇宙服を着て、宇宙ステーションの外で活動するクルーと共同作業を行う予定です。
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無重力の環境で移動するのは、まだ姿勢を制御するのが難しいです。
いわゆる「スーパーマン・スタイル」で移動しても、2~3メートルを越えると、下半身が浮き上がってしまって、天井にぶつかってしまいます。
逆に、足を先頭に移動すると、体全体を見渡せるので、コントロールしやすい気がします。
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ミッション中でも、訓練や勉強が大切です。来週・再来週の船外活動に向けて、打ち合わせや勉強が多くなってきました。
でも、その合間を縫って、宇宙実験にかかわる作業は続いていますので、ご安心を。
宇宙ステーションの実験棟は年中無休、科学の進歩のための営みが止まることはないのです。
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日本の実験棟「きぼう」は、宇宙へのトビラ。誰もが、気軽に宇宙を利用できる未来の実現をめざして。
1月24日、25日と、平日ではありますが、ぜひお立ち寄りください。 twitter.com/JAXA_Kiboriyo/…
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