本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(古い順)

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「批判って、難癖をつけるとか、文句ばかり言う、ということとは違います。正しい批判精神を失った社会は、暴走していきます。批判することは、もっとよくなるはずと、理想を持っているからできること。社会を愛する気持ちと反対のものではない」(『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』P33)
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4月5日は、音楽家カート・コバーン(NIRVANA)の命日。 「俺はいい人生を送っていた、とてもいい人生をーー感謝しているよ。でも7歳のときから、俺はすべての人間を嫌悪するようになった。みんないとも簡単に群れ合って、共感し合うように思えたから。」(『HEAVIER THAN HEAVEN』P484)
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4月5日は、映画監督・高畑勲の命日。 「民主主義教育を受けたはずなのに、私たち日本人は、西洋流の個人主義的な、周りが反対であろうと、一人ひとりが自立して考え、ちゃんと意見を述べたうえで、議論をして深めていく、ということは全然できていません。」(『君が戦争を欲しないならば』P54)
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「子どもが読書感想文に、「おもしろかった」とだけ書いてきたら、「どこがどうおもしろかったか書きなさい」などというおとなが、子どものための物語には、平気で、さびしかっただの、幸福だなどということばだけですましてしまうのです。」(『えほんのせかい こどものせかい』文春文庫、P113)
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作家の畑正憲さん死去。ご冥福をお祈りします。 「人の一生なんて、先の先まで見通せるものではない。何が正しいのか結論が出ないことだって多い。しかし生きることをやめるわけにはいかない。どう生きるのか、鋭敏なアンテナを動かしてさぐりあて、「信じて」進まねばならない。」(『生きる』P250)
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「音楽は、人類の歴史では農業の開始より前からあった。控え目に言っても、言語が音楽より前にあったとする明確な証拠はない。実際のところ、物的証拠はその逆を示している。笛が人類最初の楽器とは思えないから、音楽は間違いなく五万年前の骨笛より古い」(西田美緒子訳『新版 音楽好きな脳』P326)
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「この国では、独立した人格、独立した人、人そのもの、そういう「人」概念が欠けている。私はそれを疑う。人「間」なのであって、「人」ではない。「人の間」とは、うまいことを言う。そういうことを感心したように言う人があるが、私は気に入らない。」(『日本人の身体観の歴史』法藏館、P69)
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大学1回生の頃に使っていたノートを整理していると、所々に「AMD48」というワードが記されていることに気付く。自分で書いておきながら、何を意味するのか分からず、「こんなアイドルいたかな?」と頭を悩ましていたら、文脈から「阿弥陀如来の四十八願」の略語であることが分かった……。 #花まつり
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4月8日は、画家パブロ・ピカソの命日。 「皆が絵画を理解したがる。そのくせ、鳥の唄を理解したがりはしないのだ。人は夜とか、花とか、あたりにあるものを理解しようともしないで愛するではないか? ところが絵画については理解したいと欲する。」(ピカソ:述、『青春ピカソ』新潮文庫、P44)
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「くよくよするというのは、少なくとも物事を考えている証拠です。ものを考えずに本能のままに生きる人のほうが、危険ですらあります。くよくよする独裁者、くよくよする通り魔なんてのは、めったにいません。」(パオロ・マッツァリーノ『続・反社会学講座』ちくま文庫、P63)
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「国家を揺るがす問題であっても、また別の問題が浮上してくれば、その前の問題がそのまま放置され、忘れ去られるようになった。どんな悪事にも、いつまでやってんの、という声が必ず向かう。向かう先が、悪事を働いた権力者ではなく、なぜか、追及する側なのだ。」(『偉い人ほどすぐ逃げる』P8)
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「同じ空の下に想う相手が生きて住むことを幸せに感じ、その人が住んでいる「世界」そのものをも愛おしむ気持ちでいられる、片想いの状態にある人を見ると、うらやましく思ったりする。」(中島らも『世界で一番美しい病気』角川春樹事務所、P146)
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「投票」は、国民がリーダーを選ぶ作業ではなく、国民そのものがリーダーであることを確認する作業である。
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「民主主義というものは、人民が本来制度の自己目的化ーー物神化ーーを不断に警戒し、制度の現実の働き方を絶えず監視し批判する姿勢によって、はじめて生きたものとなり得るのです。」(丸山真男『日本の思想』岩波新書、P173) amzn.to/40QLptT
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「無学な人びとと同じくらい、高い教育を受けた人びとのあいだにも無知は見られる。ときとして、個人的な経験を深く受け入れるのに教育が妨げになることもある。一方、教育の不足は、個人の経験に限界をもたらすことがある。」(野中邦子訳『アート・スピリット』国書刊行会、P98)
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4月10日は、放送作家・永六輔の誕生日。 「難民がインチキだろうがなんだろうが、  助けてくれって言われたら助けるのが  人間じゃねェのかね」 (『一般人名語録』講談社文庫、P155)
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「貧困が大量に生み出される社会は弱い。どれだけ大規模な軍事力を持っていようとも、どれだけ高いGDPを誇っていようとも、決定的に弱い。そのような社会では、人間が人間らしく再生産されていかないからである。誰も、弱い者イジメをする子どもを「強い子」とは思わないだろう。」(『反貧困』P209)
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「子どもにかぎらず、人間の元気や意欲は、自分のありのままの姿が親をはじめとする周囲の人たちから受容、承認され、「私はこのままでいいのだ」という安心感や自信をもつことで、心の底からわいてくるものなのです。」(佐々木正美『はじまりは愛着から』福音館書店、P16)
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「傷つきやすい男性は変ではない。彼は傷つくことに開かれているが、愛することにも開かれている。健全な心だと思う。怒りや、不安や悲しみを押しとどめない人間は、より喜びを感じ、より親密な関係をつくることができるのである。」(小磯洋光訳『男らしさの終焉』フィルムアート社、P170)
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かこさとしの描く「パン」が可愛い。 (参照:『現代思想』第45巻第17号、P5) #パンの記念日
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「子どもというのはいろいろ悪いことをしたりしながら、失敗もしながら成長するのですが、それをさせずに、ずーっとよい子にしているということは、いわばずーっと押さえつけているわけですよね。心の中ではものすごい爆弾を抱えているわけです。」(河合隼雄『私が語り伝えたかったこと』P76)
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「言うまでもなく、スリムであるということ、つまり無駄のないことというのは、若いこと、美しいこと、健康であること、新品であることとならんで、自由で誇りある人間であるために必要なことではない。それは売り買いされる商品の価値でしかない。」(鷲田清一『ちぐはぐな身体』ちくま文庫、P124)
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「親とは、育ててくれるありがたい存在ですけれども、ときに、というより、ほとんど、わたしたちに呪いをかける厄介な存在です。その呪いは、親心や親の愛という強力な呪術でできていますから、なかなか解けません。呪いをかけられていることに気づかない子すらいます。」(『女の一生』P2~3)
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熊本地震のとき、「ペット同伴避難所」を開設して、多くの動物と飼い主を災害から救った獣医師・徳田竜之介の活躍を描いた一冊・片野ゆか『竜之介先生、走る!』(ポプラ社)。自然災害が頻発する日本で、ペットと飼い主の命をともに守るにはどうすればいいのか。その課題と処方箋が示されている。
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田中小実昌が牧師である父親について語った『ポロポロ』に、関東大震災のエピソードがある。小実昌の父は、信者が朝鮮人が襲撃してくるというデマに突き動かされて、凶行に及ぶことがないように、信者宅を一軒一軒歩いて回った。その道中、何度も「竹槍で突き殺されそうになった」(P29)らしい。