本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

1201
「難民がインチキだろうがなんだろうが、  助けてくれって言われたら助けるのが  人間じゃねェのかね」 (永六輔『一般人名語録』講談社文庫、P155)
1202
「馬鹿は百人寄つても馬鹿なり。味方が大勢なる故、己れの方が智慧ありと思ふは、了見違ひなり。牛は牛伴れ、馬は馬連れと申す。味方の多きは、時としてその馬鹿なるを証明しつつあることあり。これほど片腹痛きことなし。」(三好行雄編『漱石文明論集』岩波書店、P290)
1203
「他人の心を知ることが、いかに不可能でも、相手の心を知ることができると信ずること、けっして心の通いあいを断念しないこと、それが人間のやさしさだ。不可能でありながら、なおもそれを信じつづけることで、人間の社会はなりたっている」(森毅『まちがったっていいじゃないか』ちくま文庫、P26)
1204
「男性にも女性にも、繊細でいられる自由があるべきです。そして男性にも女性にも、強くいられる自由がなくてはいけません。今や性別は、二つの相反する理想ではなく、ひとつの連続するスペクトラムとしてとらえる時代です。」(エマ・ワトソン:述、『だから私はここにいる』フィルムアート社、P150)
1205
「かわいそうな他者をわざわざ選ぶひと、なんらかの障害をもった他者に近づくひとは珍しくない。これらは、ヒューマニズムあふれる自己犠牲的選択に見えるが、「かけがえのなさ」が非対称的であれば、そこから容易に共依存という対象支配が生まれる。」(信田さよ子『共依存』朝日文庫、P158)
1206
「親とは、育ててくれるありがたい存在ですけれども、ときに、というより、ほとんど、わたしたちに呪いをかける厄介な存在です。その呪いは、親心や親の愛という強力な呪術でできていますから、なかなか解けません。呪いをかけられていることに気づかない子すらいます。」(『女の一生』P2~3)
1207
「ファンという正体不明のものに振り回されて、疲れ果ててしまうミュージシャンもいる。特に今は、長く売ろうじゃなくて、今のうちに売って使い捨てちまおうっていう発想が、業界の主流だからね。まあ、これはもちろんこの業界に限らないんだけど。」(『ロックで独立する方法』P222) #ロックの日
1208
「速読や「あらまし読み」が有効なのは,自らが情報に対する「確証バイアス」に陥っているかもしれないという自覚を持てるときで,しかし,そうした自己の相対化ができるためには,広くバランスのとれた知性を必要とします。」(鈴木哲也『学術書を読む』京都大学学術出版会、P95)
1209
「一言でいって、企業に所属していなければ、福祉を受けることができないのが、日本社会なのである。そして、福祉不在のために、通常の生活を営むためにかかる費用が高すぎるのが、日本社会の特徴だと言える。」(今野晴貴『生活保護』ちくま新書、P200) amzn.to/3GZWgbO
1210
「生活保護がまったく機能しない社会を想像してみればよい。それは貧困にストッパーがなく、人々は生きるために「どんな手」でも使わなければならない社会である。犯罪が増え、病気になっても医療が受けられずに、尊厳もなく人が道端で死んでいく。」(今野晴貴『生活保護』ちくま新書、P6)
1211
「権威ある人たちが押しつけてくる論理がなんかおかしい、なんかヘンだと感じたら、たとえ論理的に反論できなくても、とりあえず、なんかヘンだぞ、と態度で示しておくことが大切です。そうした態度すら見せないと、権威はみんなが納得したものと考えて、ますます増長する」(『つっこみ力』P71)
1212
「こんや きみが ねる とき  なにか とても おおきい こと  かんがえるんだ。  その おおきい かんがえが  きみの あたまを おおきくするだろう。」 (アーノルド・ローベル著、三木卓訳『かえるの哲学』P64)
1213
澁澤龍彦と丸山(美輪)明宏。 (参照:『新文芸読本 澁澤龍彦』河出書房新社、P146)
1214
「ふつう弱肉強食があからさまになった社会であれば、政府の存在価値は、弱きを助け強きを挫くことによってバランスをとることにあるはず。ところが、レーガンやサッチャーはその逆をやった。強きを助け弱きを挫く政策。日本政府が今やっているのは、まさにそれ。」(米原万里『真夜中の太陽』P18)
1215
「人から受けた恩は別の人間に返しな。でないと世間が狭くなるよ」 「厚意とか思いやりなんてのは、一対一でやり取りするようなもんじゃないんだよ。それじゃあお中元やお歳暮と一緒じゃないか」 (中山七里『護られなかった者たちへ』宝島社文庫、P262)
1216
「強調しておこう。いじめの被害者は悪くない。たとえ、被害者自身がいじめを招くような行動をしていたとしても、である。たとえば、どんなに嫌な人であっても、私たちはその人を傷つけることはできない。」(和久田学『学校を変える いじめの科学』日本評論社、P44)
1217
6月7日は、漫画家・荒木飛呂彦の誕生日。 「漫画というものは、描く人の心から湧き上がる情熱が描かせるもので、何が正しい、などと証明できるものではありません。普遍的な「描き方」が存在する、というのは勝手な思いあがりであり、自戒すべきことでしょう。」(『荒木飛呂彦の漫画術』P277)
1218
「おそらくはメディアの影響でしょうか、権力者に「お友達感覚」をもち、その人間性に過剰な思い入れを抱いてしまう。そして、権力者のすることに問題があれば批判するという当たり前の行為を「悪口」と感じてしまう。」(藤本一勇訳『茶色の朝』大月書店、P44)
1219
「わたしにとって貧困とは、魅力的なものでも、自らを啓発してくれるものでもない。それから学んだのは、価値をゆがめてしまうこと、そしてお金持ちやいわゆる上流階級の美徳と品位を過大評価してしまうことだけだ。」(中里京子訳『チャップリン自伝 栄光と波瀾の日々』新潮文庫、P206)
1220
「日本人は独裁者なき全体主義者なんですが、一度誰かをやっつけていいんだ、コテンパンに叩いていいんだということになると、どいつもこいつもがモラリストのような顔をしてぶったたくので、見ているとおかしくてしようがない。」(開高健・文、ジョージ・オーウェル『動物農場』ちくま文庫、P150)
1221
「しんどい!」を下に向けるか、上に向けるか。 (参照:『脱「いい子」のソーシャルワーク』現代書館、P101)
1222
いじめは罪になる。 (参照:『みんなのための法律入門』小学館、P79)
1223
「迷信の多くは間違った知識,いい加減な観察,「BはAの後に起こった. よってAはBの原因である」という論法によるものである. 観察しない人にかぎって迷信深い.」(ナイチンゲール著、助川尚子訳『看護覚え書 決定版』医学書院、P202)
1224
政治家は疑う対象であって、信じる対象ではない。
1225
「「叱る」という行為を理解する第一歩は、それが「他者を変えようとする手段」であると認識することです。さらに踏み込んで言うと、「叱る」という行為は、叱る側が求める「あるべき姿」や「してほしいこと」を実現するための手段です。」(村中直人『〈叱る依存〉がとまらない』紀伊國屋書店、P29)