本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

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「少しでも「変だな」と感じたら、その自分の感性を大事にしましょう。そういう時は、「自分の理解が足りないため」などと思わず、なぜ違和感を覚えたのか、一度相手と少し距離を置いて、じっくり考えてみてください。」(江川紹子『「カルト」はすぐ隣に』岩波ジュニア新書、P208)
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「あらゆる戦争は,起こすのは簡単だが,やめるのは極めてむずかしい.戦争の始めと終わりは, 同じ人間の手中にあるわけではない. 始める方は, どんな臆病者にもできるが, やめる方は, 勝利者がやめたいと思う時だけだ.」(柳沼重剛編『ギリシア・ローマ名言集』岩波書店、P134)
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「遠慮や我慢は、大切な大切な一日を腐らせてしまいます。グズグズ、クヨクヨ、いいたいことを遠慮して、したいことを我慢していると、あっという間に時間が過ぎて歳をとってしまうんです。今日のことは、今日いっておかないと損。だって、今日は人生最後の一日なんですから。」(『生死半半』P26)
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8月8日は、民俗学者・柳田國男の命日。 「書物で学問をしようとする者は、よっぽど用心せぬとたちまち概念の虜になってしまう。殊に我々常民の先祖は随分よく苦しみ、また痛切なるいろいろの実験をしたが自身ではそれを書残しておいてくれなかった。」(『都市と農村』岩波書店、P15)
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褌一丁で執筆に励む稲垣足穂と移動中の猫。 (参照:『作家の猫』平凡社、P68~69) #世界猫の日
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「全般的に言って、朝はなんとなく本を読むのに向かない。朝の読書は人にとって時間の無理な使い方のような気がする。だんだんと日中になっていって初めて、本を読む能力がゆっくりと育っていき、ふつう夜になって最高になる」「読書人は夜行性の動物に属する」(『いろいろな人たち』平凡社、P120)
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「いじめっ子というのは、制度のなかで、自分のみじめさをいじめという形でしか表現できない、哀れな存在です。ぼくはむしろ、同じように制度からずれていても、いじめられっ子の登校拒否のほうに、自立の栄光を見たいと考えています。」(森毅『一刀斎の人生相談』思想の科学社、P183)
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「自然を収奪し、第三世界を収奪し、汗水たらしてまじめに働く者がバカを見るような世の中が、長続きするはずはない……とのべたとて、必ずしも妄言ではなかろう。「国際協力」は自分の足元を見ることからはじめるべきである。」(中村哲『アフガニスタンの診療所から』ちくま文庫、P196)
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「人の話すことに好奇心なり関心なりを動かさなくなるとき、それが老化現象の第一歩だと思うが、社会現象としての老化徴候は言葉だけから見ても深く静かに進んでいて、既に老人のような若者もいっぱいだ。」(『茨木のり子集 言の葉 2』ちくま文庫、P327)
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「事件で問われたのは、差別観を膨らませて犯行に及んだ彼ただ1人ではない。障害の有無や程度で学ぶ場所、暮らす場所、活動する場所を厳然として分ける社会のありようがあり、その「分ける社会」を形作っている私たち一人一人も問われている」(神奈川新聞取材班『やまゆり園事件』幻冬舎文庫、P390)
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「日本には, ネコは1200-1300年ほど前, 8世紀の奈良時代に中国から運ばれてきたとされる. 船に積まれた仏教の経典とともに, それをネズミの害から守るために運ばれてきたと考えられる. 最初の経典の渡来は, 奈良時代の初めの和銅3(710)年である」(大石孝雄『ネコの動物学』東京大学出版会、P101)
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「差別は自己価値の底上げを本質としています。自分の価値に自信がない人間が、他人の価値を引きずりおろし、価値のない人間として見下すことで、自分のほうが上だ、自分のほうが価値がある、と思いたがっているのです。」(山竹伸二『ひとはなぜ「認められたい」のか』ちくま新書、P234)
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「読書は、動物園で離れたところから動物を見て楽しむことではありません。デパートで買ってきた昆虫標本を広げることでもありません。密林で、猛獣に追い掛け回されながら、見たこともない昆虫を捕獲するのによく似た行為です。その一匹一匹との遭遇が、読書です。」(荒俣宏『喰らう読書術』P88)
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「サラリーマンであるパパ族が、あまりクタクタになって帰ってくることは、私たち赤ん坊族にとってははなはだ好ましくない。ママに一〇〇パーセントのサービスを要求するから、私たち赤ん坊族には恐るべき競争者があらわれたことになる」(『私は赤ちゃん』岩波書店、P13) amzn.to/3BMrGSp
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「赤ん坊が大きくなるまで「育児」をママにまかせておいて、都合のいい時をみて教育者として登場しようなどというのは虫のいいはなしだ。一〇〇パーセントたよりになる人物だという信頼感がなかったら、家庭教育などというものがうまくいくはずはない。」(松田道雄『私は赤ちゃん』岩波新書、P13)
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「自尊心とは自分自身の強さと不完全さの両方をしっかりと見すえた上で、自分で行なう一つの主張なのです。まやかしの優越感を捨てて自分のプラス面を評価し、自己卑下や劣等感を感じることなく、弱い面にもスポットライトをあてることです。」(『いやな気分よ、さようなら』星和書店、P356)
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「だれにでもいい顔をする人は  だれからも距離をおいている  だれにでも当たりさわりのないことを言う人は  心の奥で苦しんでいる  そしてその苦しみに気づかないでいる」 (銀色夏生『ひとりが好きなあなたへ 2』幻冬舎文庫、P46)
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「スピリチュアル・ビジネスの特徴は、倫理的行為規範や社会関係が要請される宗教団体であることを辞めて、スピリチュアルな商品やサービスを販売する営利事業体になりきることにあった。彼らが売っているのは「不安」そのものだ。」(櫻井義秀『霊と金』新潮新書、P236)
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サメとイルカを、海面の上から見分ける方法。尾ビレに注目。 (参照:沼口麻子『ほぼ命がけサメ図鑑』講談社、P63)
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「陸軍では、特攻隊員を送りだす司令官や参謀はこぞって、「君たちのあとにわれわれもつづく」と約束しています。しかし結果的に、そうした司令官のなかで自ら率先して特攻隊員の後を追って行動を起こした者はいませんでした。」(保阪正康『若い人に語る戦争と日本人』ちくまプリマー新書、P166)
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「○○らしいよ」は危険な言い方。 「事実なら、自分が見たことなのか、誰が言っていたことかをはっきりさせるべき。きみが思っただけのことなら、「これは想像だけど」と、きみの気持ち、意見として伝えようね。」(『クレヨンしんちゃんの自分の気持ちを伝えよう!』双葉社、P62)
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「われわれの社会は、必要なときにガーッとやってそうじゃないときにはゆるくしているといった労働形態をゆるさない、仕事の性格おかまいなしに時間でいわば抽象的に区切る、そういう強制がはたらいています。」(酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎』講談社現代新書、P109)
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「人は心の中の大切なものを他者に伝えようと苦闘するが、他人は受け取るだけの力を持たない。だから、人は他者を知ることも、他者に知られることもできずに、並んでいても一緒にではなく、孤独に歩むのだ。」(サマセット・モーム著、行方昭夫訳『月と六ペンス』岩波書店、P270)
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「一人の人間が戦争を欲したり肯定する心の根底には、他の百万人が惨死しても己れの生命だけは助かるという漠たる気分が支配しているのだろう。」「戦争は今後、あらゆる国家あらゆる人間の一人一人を平等に死滅に導くということを特に銘記すべきだ。」(原民喜『小説集 夏の花』岩波書店、P199)
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8月6日は、芸術家アンディ・ウォーホルの誕生日。 「問題は誰にでもあるけれど問題を問題にしないことが肝心なのだ。たとえば金がなくてそのことをいつも悩んでいたら潰瘍ができてしまう、それこそ問題だ。その上相変わらず金は入ってこない。」(『ぼくの哲学』新潮社、P262)