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映像の世紀は95年版が原点にして頂点なんですよ。第二集の詩的な悲惨さとなお輝く人間の愚かさ、第三集の栄光と凋落と文学的な現代へと回帰する美しさ、そして第四、五集の「地獄」へ向かうのが完成されつくしている。
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現代で湯治ができる宿を探すと、最低でも1日2000~3000円に必要経費(冷暖房費や自炊の場合はガス代、寝具などを借りる場合はそれぞれ加算)で、宿によっては中に食堂や売店があり、近くに郵便局もあったりWi-Fiがあるところもあったり。…仕事やめて1ヶ月くらい隠棲しようかなあ。わりと本気です。
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数年前にイギリスがEU脱退した時に作った映像の世紀風加工動画をHDDから発掘したけど、今見返してもけっこうソレっぽいな…。
映像の世紀 第n集 分断の時代
―新冷戦とテロとの戦いを経て、世界は主義と自由を奪いあった。
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岐阜県には下呂だけでなく上呂と中呂もある。
茨城県には下妻だけでなく上妻と中妻もある。
山口県には下関だけでなく上関と中関もある。
愛媛県には道後だけでなく道前もある。
秋田県には大仙だけでなく中仙もある。…が小仙はない。
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TLの至る所で人が消えているのです。つい先ほどまで、目の前で話していた人が物言わぬ無の山と化し、その向こうから消えた人の友人の悲痛な声が聞こえていました。何もかも消えていく…漫画家、小説家、同人作家、旧知の友人、大事な思い出、そして希望も…何もかも…
――TL市民の手記より
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「何も悪いことをしていないのに凍結されるはずがない」と信じていました。だから凍結画面が現れた時はまったく何の準備もしていなかったのです。私たちが住む世界では我々オタクは虫けら以下の存在でしたが、それが今や敵とみなされたのです。
――日系人女性の回想より
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その街に近づくと…最初に臭いがしてきました。あの臭いだってことはすぐに分かりました。「恐ろしいことが起こったんだ」とすぐに気づきました。すごく静かでした。近づくにつれ、ここの人たちに何が起こったか…分かってきたんです。
――アメリカ兵、ディミエル・ブラックの回想より
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映像の世紀 第n集
TLは地獄を見た
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あの日々の状況は絶望的であった。人々は迫り来る凍結に備えるべく他サービスへアカウントを作った。人々は真剣に考え込んだ面持ちで歩いていた。私たちは人で溢れるTLを、密かな感慨を持って眺めるのだ。明日はすでに凍結がその日常を粉砕してしまうのではないかと。
――ツヴァイク『昨日の世界』より
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TLへ情熱を込めて語ったのはイーロン・マスクだけでした。私たちは彼に期待していたのです。Twitterの評判は悪化する一方でした。無意味なシャドウバンに怯え、UIは改悪されていきました。絶望していた私たちには彼の語る新しいTwitterは素晴らしいものに思えました。
――ドイツ国民の手記より
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雪国のお年寄りの買い物用カートはソリなんですよ
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愛知県の奥三河や徳島県、秋田県等はいわゆる小字以下の細かい地名が今も住所として使われている。足助もそんな地域で、地図には「月沢」「長クゴ」「イドシリ」など生活に密着していたであろう、どこか懐かしくも不思議な名前が連綿と広がる。だがその中でも「ブニヨド」はかなり異彩を放っている。
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家の呼鈴を押すと年配の女性が出てきた。「旅の人間ですが、つかのことをお訊きします。ブニヨドって何ですか?由来はありますか?」と単刀直入に問うがやはりというのか「わからない」と返された。家の奥から更にひと世代上のお年寄りも出てきたがそれでも「わからん。ブニヨドはブニヨドや」と言う。
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