エリザ(@elizabeth_munh)さんの人気ツイート(リツイート順)

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ウィルトシャーはイギリスの長閑な田園地帯だけど、15世紀から綿製品に押される18世紀までは品質の良い羊毛の産地として有名だった。 利に目敏いオランダとフランダースの商人たちはここに常設の商館を持ち、羊毛を買い付ける。 しかし一つ問題があった。
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デイヴィッド・ロイド=ジョージは19世紀後半から20世紀初頭のイギリスの政治家。 マンチェスター生まれの最も有名なウェールズ人と呼ばれる彼は、鵺的な性質を持つ混沌とした政治家で、一言で言い表すのが難しく、現代に於いても見る人によって評価が異なる。
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ヴィクトリア朝時代のイギリスではスポーツ熱が渦巻いていた。それまで農村の娯楽として行われていた物が急速にルールを整備され、普及して行く。サッカー、ゴルフ、ラグビー、クリケット。卓球なんかもそう。はいそこ民明書房禁止。 こうした中でスポーツと信仰が結びつく。それが筋肉的キリスト教。
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それが石炭採掘だった。当時、エネルギー源は石炭が中心で、軍艦だって汽車だって石炭で動いてる。機械化できないこの分野だけはどうしても屈強な男手が必要だった。 大戦勃発当初、炭坑夫達は志願しても軍から居残るよう説得を受けたり、志願を禁じられたりした。炭坑夫がゼロになったら継戦できない
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お昼のTIPS。 独裁者の常だけど、ナポレオンはまず自らをこき使い、次に使える順番に部下たちをこき使った。 中でも酷い目に遭ったのが参謀長のベルティエで、戦争の天才ナポレオンの意図を理解し、それを現実の軍務に落とし込んで各指揮官を指導し、また現在の戦況をわかりやすく正確に伝えられた。
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1780年ごろに指紋は一人一人違うのではないかと言われてから100年以上経過し、ついにロンドン警視庁は最新の捜査法として指紋鑑定を導入していた。きっかけの一つは日本の拇印だったと言うから面白い。 しかし現実は甘くない。徹夜を重ねて8万もの指紋全てをチェックしても該当者なし。
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こうして身長145センチから159センチの男性を集めたバンタム大隊が結成される。 バンタムとは小型のチャボを指し、闘鶏にも使われた獰猛な鳥で、ボクシングのバンタム級の由来にもなってる。 イギリス中から比較的身長の低い男達が志願し、バンタム大隊は二つできた。
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1936年の事。ドイツでは既にナチス党が政権の座に就いて3年。日に日に英独関係はきな臭くなり、戦争が近づくのをイギリス人達は肌で感じていた。 海から攻めてくる分にはいい。ロイヤルネイビーは天下無敵だ。ドイツ海軍など相手にならない。 問題は空だ。
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イングランドの象徴はライオン、スコットランドの象徴はユニコーン、ドイツの象徴は双頭の鷲、フランスの象徴は白百合。 では、アメリカは? 最も強い猛禽類である鷲もそうだけど、意外なところでは、ガラガラヘビもその一つで、ガスデン旗と呼ばれるこの旗はアメリカの愛国主義を象徴してる。
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ジョン・フォレストは19世紀初頭のスコットランド産まれの軍医で、36年間軍隊で勤め上げて最終的に陸軍軍医総監、そしてヴィクトリア女王の名誉医師にまで上り詰めた医界の超エリート。一時的にナイチンゲールの上司をやっていた事もある。 しかし一方で死体泥棒をやった事でも広く知られている。
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マサチューセッツでは特に19世紀の半ばになるまでクリスマスは非公認状態で、最終的には宗教的情熱を商業主義が上回った。 キリスト教徒でもないのに日本人はクリスマスではしゃいで……。とはよく聞くけど、そもそもキリスト教ともあんま関係ないイベントだし、目鯨立てんでもいいと思うよ。
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英文記事に機械翻訳かけて見てたら、アメリカの歴史サイトで『イギリスとイギリスとイギリスの違いはなんですか』って書いてて、何の事かと思ったらイングランドとグレートブリテンとユナイテッドキングダムってそれぞれ書いてた。 アメリカ人でもそう言う事思うのね。
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曲者揃いの英国海軍。ネルソンもかなりの問題児だけど、そんな彼でもトマス・コクランよりはまだ御し易い。 コクランこそは英国切っての暴れ者で、機知に富み、勇敢で、また過激な海軍軍人だった。 コクランはスコットランド貴族で、家業は軍人であり、予め軍人となる事が決定されていた。
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フォリーは元々、イギリスやフランスの貴族層が朽ちるに任されてた古代ローマ時代の遺跡や中世の修道院の廃墟なんかをお庭に取り込んだのが始まりで、やがてそれがお洒落だと言う事から、最初から朽ちたような形の建物として新設されたりした。だから古代ギリシア風の建築様式だったりするのね。
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おはよう。今朝のTIPS。 ピカソの代表作『ゲルニカ』。スペイン内戦の最中、ドイツ軍による無差別爆撃に遭う地方都市ゲルニカの悲惨を描いた大作で、戦争の恐怖の象徴となってる。 ただ、ゲルニカ爆撃の内実は少し複雑なところがある。
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そして薔薇戦争。 昨日の友は今日の敵。裏切り、内通、当たり前。親も子供も信用できぬ。敵は同志で背中も怖い。 この時期のイングランドは非常に殺伐としていた。マロリー自身もランカスター派とヨーク派を行き来してる。貴族達は生き残るのに必死になり、短視眼的に略奪と殺戮を重ねる。
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元々知的エリート達の場であったコーヒーハウスは、庶民がやってきた事で多様な階層が一緒に過ごす混沌とした坩堝となった。 「旦那ぁ! 新聞を読んで下せぇ! 俺っちは字が読めねぇんでさ!」 「よし来た。昨今の政治状況はな……」 文字が読める者はそうでないものに日々のニュースを伝える。
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メキシコ風のソースをサルサと言い、日本だとあまり一般的ではないけど、アメリカだとかなり普及してる。 このサルサのアメリカにおける売上が1991年、「ケチャップを上回った」とするニュースは大きな話題となり、アメリカに激震を走らせた。
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1865年に結成された救世軍によって始められたこうした運動は、世紀末には効果を認められ、無料で提供されるようになり、待遇も改善されていく。 出来ることからコツコツと。たとえ不快で窮屈であったとしても、雨風が凌げるだけで助かる命は大勢あったのだから。
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普段わたしたちが目にするカラスをクロウと言うけど、大型のワタリガラスをレイヴンと言う。見ての通り大きくて目つきが鋭いね。 イギリスの観光名所、ロンドン塔ではこのレイヴンを6羽、飼育する伝統がある。 twitter.com/elizabeth_munh…
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グリフィスは戦争への貢献から騎士爵、次いで準男爵を授かる。しかし現代に至るまでトンネル掘削部隊や後方で炭坑労働に尽くしてきた人達が表彰されたとは聞かない。 総力戦の中では誰もが英雄のはずだけど、最も苛烈な労働量なのにね。
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そう問われたら何も返せない。いやぁその言葉は極秘のコードネームでしてとは言える訳がない。 「……使ってはならない訳ではありません。しかし、どのような意図で使ったのですか!?」 「意図も何も…… ただのクロスワードパズルですよ!?」 尋問は長時間に渡った。
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スコットランドの伝統と言えばタータンチェック模様のキルト(スカートと言う表現は誤り。過去にはわたしもそう表現した)だけど、比較的その伝統は新しい。 そもそも全スコットランド的なものでもなく、スコットランドの北部で山がちなハイランド地方の各氏族(クラン)がこれを用いた。
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イギリスの貴族たちは権威を示すため、また、地元に雇用をもたらしたり、政治的な会合のために豪壮華麗なカントリーハウスを建てた。 しかし中にはとんでもない変わり者もいる。それが第五代ポートランド公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュ。 彼は地下に住んだ。 twitter.com/elizabeth_munh…
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おはよう。今朝のTIPS。 大英帝国の黄金時代を作り上げたヴィクトリア女王だけど、実は彼女はその治世において8回もの暗殺未遂を経験している。 ただしその内、政治的な主張があったのはたった一度で、その他の全ては謂わば頭のおかしい人による突発的な犯行だった。