301
302
303
304
それが石炭採掘だった。当時、エネルギー源は石炭が中心で、軍艦だって汽車だって石炭で動いてる。機械化できないこの分野だけはどうしても屈強な男手が必要だった。
大戦勃発当初、炭坑夫達は志願しても軍から居残るよう説得を受けたり、志願を禁じられたりした。炭坑夫がゼロになったら継戦できない
305
お昼のTIPS。
独裁者の常だけど、ナポレオンはまず自らをこき使い、次に使える順番に部下たちをこき使った。
中でも酷い目に遭ったのが参謀長のベルティエで、戦争の天才ナポレオンの意図を理解し、それを現実の軍務に落とし込んで各指揮官を指導し、また現在の戦況をわかりやすく正確に伝えられた。
306
1780年ごろに指紋は一人一人違うのではないかと言われてから100年以上経過し、ついにロンドン警視庁は最新の捜査法として指紋鑑定を導入していた。きっかけの一つは日本の拇印だったと言うから面白い。
しかし現実は甘くない。徹夜を重ねて8万もの指紋全てをチェックしても該当者なし。
307
308
309
310
311
マサチューセッツでは特に19世紀の半ばになるまでクリスマスは非公認状態で、最終的には宗教的情熱を商業主義が上回った。
キリスト教徒でもないのに日本人はクリスマスではしゃいで……。とはよく聞くけど、そもそもキリスト教ともあんま関係ないイベントだし、目鯨立てんでもいいと思うよ。
312
英文記事に機械翻訳かけて見てたら、アメリカの歴史サイトで『イギリスとイギリスとイギリスの違いはなんですか』って書いてて、何の事かと思ったらイングランドとグレートブリテンとユナイテッドキングダムってそれぞれ書いてた。
アメリカ人でもそう言う事思うのね。
313
314
フォリーは元々、イギリスやフランスの貴族層が朽ちるに任されてた古代ローマ時代の遺跡や中世の修道院の廃墟なんかをお庭に取り込んだのが始まりで、やがてそれがお洒落だと言う事から、最初から朽ちたような形の建物として新設されたりした。だから古代ギリシア風の建築様式だったりするのね。
315
316
そして薔薇戦争。
昨日の友は今日の敵。裏切り、内通、当たり前。親も子供も信用できぬ。敵は同志で背中も怖い。
この時期のイングランドは非常に殺伐としていた。マロリー自身もランカスター派とヨーク派を行き来してる。貴族達は生き残るのに必死になり、短視眼的に略奪と殺戮を重ねる。
317
元々知的エリート達の場であったコーヒーハウスは、庶民がやってきた事で多様な階層が一緒に過ごす混沌とした坩堝となった。
「旦那ぁ! 新聞を読んで下せぇ! 俺っちは字が読めねぇんでさ!」
「よし来た。昨今の政治状況はな……」
文字が読める者はそうでないものに日々のニュースを伝える。
318
319
1865年に結成された救世軍によって始められたこうした運動は、世紀末には効果を認められ、無料で提供されるようになり、待遇も改善されていく。
出来ることからコツコツと。たとえ不快で窮屈であったとしても、雨風が凌げるだけで助かる命は大勢あったのだから。
320
普段わたしたちが目にするカラスをクロウと言うけど、大型のワタリガラスをレイヴンと言う。見ての通り大きくて目つきが鋭いね。
イギリスの観光名所、ロンドン塔ではこのレイヴンを6羽、飼育する伝統がある。 twitter.com/elizabeth_munh…
321
グリフィスは戦争への貢献から騎士爵、次いで準男爵を授かる。しかし現代に至るまでトンネル掘削部隊や後方で炭坑労働に尽くしてきた人達が表彰されたとは聞かない。
総力戦の中では誰もが英雄のはずだけど、最も苛烈な労働量なのにね。
322
そう問われたら何も返せない。いやぁその言葉は極秘のコードネームでしてとは言える訳がない。
「……使ってはならない訳ではありません。しかし、どのような意図で使ったのですか!?」
「意図も何も…… ただのクロスワードパズルですよ!?」
尋問は長時間に渡った。
323
324
イギリスの貴族たちは権威を示すため、また、地元に雇用をもたらしたり、政治的な会合のために豪壮華麗なカントリーハウスを建てた。
しかし中にはとんでもない変わり者もいる。それが第五代ポートランド公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュ。
彼は地下に住んだ。 twitter.com/elizabeth_munh…
325
おはよう。今朝のTIPS。
大英帝国の黄金時代を作り上げたヴィクトリア女王だけど、実は彼女はその治世において8回もの暗殺未遂を経験している。
ただしその内、政治的な主張があったのはたった一度で、その他の全ては謂わば頭のおかしい人による突発的な犯行だった。