501
502
「占守島の戦い」は終戦後の昭和20年8月17日から始まった戦闘。千島列島の占守島に不法侵攻してきたソ連軍を日本軍が食い止めた戦いです。ソ連軍はそのまま南下して北海道の北半分を占領する計画でした。占守島で戦った方々のおかげで、日本は「分断国家」にならずに済んだのです。
503
占守島の戦いでの池田末男大佐の言葉。「もはや降魔の剣を振るう他はない。諸子は今、赤穂浪士となり恥を忍んでも将来に仇を報ぜんとするか、或いは白虎隊となり玉砕をもって民族の防波堤となり後世の歴史に問わんとするか」。この玉砕覚悟の戦闘によって、ソ連の北海道占領の野望は挫かれた。
504
終戦後、ソ連軍は南樺太に侵攻。追い詰められた大平炭坑病院の看護婦たち23名は、手首にメスを入れるなどして集団自決。生き残りの一人である鳴海寿美さんは、私の取材に対し「自決前に皆で歌を唄いました。皆、本当にいい人たちでした」と言ってうつむいた。彼女の手首には、深い傷跡が残っていた。
505
終戦後、満洲の日本人は大変な惨苦を味わった。木下梅子さんはこう記す。「朝鮮人や満人が大勢ガラスを割って、大声を上げながら家の中に侵入してきた。そして彼らは有無を言わさず、運送屋のように荷物(家財道具)をどんどん運んで行く。抵抗すれば殺される」「阿鼻叫喚の惨状」。史実の継承を。
506
507
508
509
これまで50カ国ほど訪ねてきましたが、その中で再認識したのは「日本の魅力」。もちろん、日本にも改善すべき点は多々ありますが、それでも帰するところ「日本はすばらしい」と思っています。そして、そう思えるということは、先人たちの知恵や努力の積み重ねがあってこそなわけです。素直に感謝です。
510
沖縄から本土に向かう学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦の魚雷攻撃によって撃沈されてから今日(22日)で76年。犠牲者数は子供を中心に1500人近くにも及びます。沈没現場の海は荒れており、子供たちの泣き叫ぶ声は、少しずつ消えていったと伝わります。何年経っても鎮魂の思いを寄せたいものです。
511
75年前の今日(23日)、ソ連の最高指導者であるスターリンは、50万人もの日本人将兵を捕虜とする命令を極秘に発令。結果、57万人以上もの日本人がシベリアなどに強制連行され、多くの方々が無念の思いを抱えたまま絶命されました。この明確な国際法違反は、今に到るまで全く裁かれていない。
512
513
北方領土問題。ロシアは日本に「大戦の結果を受け入れろ」というが、終戦時に中立条約を破って侵攻したのはソ連軍。スターリンは北海道占領の野望まで持っていた。日本の第5方面軍の抵抗により北海道占領を断念したスターリンは択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島を次々と占領。国際法違反は明らか。
514
私は大東亜戦争で亡くなられた310万以上もの同胞の方々の御霊が少しでも喜ばれるような国を目指すことが大事だと思っています。後に続く者たちを思って逝った御霊が「私たちが望んだ将来の日本はこんな姿ではなかった」と嘆かれるようでは、あまりに申し訳が立ちません。今の日本は大丈夫でしょうか。
515
大東亜戦争を泥沼化させた最大の要因は、新聞をはじめとする各種メディアだった。そして今回のコロナ禍においても、不正確な情報を垂れ流し、社会不安を実態以上に煽り、人々の生活を最も毀損したのは、テレビのワイドショーなどのメディアだったのではないか。歴史は繰り返されたのである。
516
安倍首相には療養の上、回復後にはぜひ手記を綴ってほしい。どういった人々に、どれだけ妨害され、どのように足を引っ張られたのか。特に与党内、野党、メディア。今後の日本のために重要な記録となる。何はともあれ、まずはしっかりと病いを克服していただければと思います。本当にお疲れ様でした。
517
ルーマニアには日本のことを「ツァーラ・ソアレルイ」と呼ぶ言い方があります。これは「太陽の国」「日出ずる国」という意味。ルーマニア在住時、友人たちと朝まで飲んだ際、明るくなりつつある東の空を指して、一人がこう言って微笑んだことをよく覚えています。「君の国はあの下にあるんだね」。
518
台湾の民政局長などを歴任した後藤新平が残した「自治三訣」。
「人のお世話にならぬよう」
「人のお世話をするよう」
「そして報いを求めぬよう」
令和に語り継ぎたい言葉。
519
多くの国難に直面する現在の日本ですが、目の前の諸問題に対して適切に対応するためにも、これまでに培われてきた日本の伝統や文化を改めて見直す作業が重要ではないでしょうか。「日本の良さ」の中には、過剰な悲観主義に陥ることなく前向きに生きていくための教訓が凝縮されていると思います。
520
メディアによる政権批判は重要だが、それはあくまでも冷静なる是々非々の視点に立って行われるべき。「反政権」という概念によってのみ行動するのであれば、もはや報道ではない。偏向した反体制運動であり、一種の信仰である。安倍首相の体調まで批判する言説には、悪い意味での宗教的なものを感じる。
521
パラオのレメンゲサウ大統領から安倍総理へのメッセージ。「安倍総理の辞任はとても悲しい」「早期の回復を願う」「安倍総理のリーダーシップによって、2国間関係はより強固で親密なものに成長し続けた」。日本のメディアにはこうした声もしっかりと報じてほしい。
522
先週、パラオのコロールにて、日本の資金協力による「高齢者センター改修計画」の起工式が行われました。この改修により、利用者の生活環境が大きく改善されることが期待されています。レメンゲサウ大統領からは日本への深い謝意が表明されました。コロナ禍においても、日本は海外貢献を続けています。
523
524
525
「軍靴の響きが聞こえる」といった使い古された表現。戦争への警鐘を鳴らすのはもちろん重要だが、現在の国際情勢に耳を澄ませれば、最も警戒すべき不協和音の源が中国であることは明らか。そのことに言及しない政治家、メディア、評論家、芸能人は信用できない。