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8月1日は「富山大空襲」が行われた日。昭和20年8月1日、170機以上ものB29爆撃機が、富山市内に無数の焼夷弾を投下。2700名以上の方が亡くなった。富山市には7月20日に「模擬原爆」も投下されている。これは長崎型原爆「ファットマン」に似せられた爆弾で、データ収集のために使用された。合掌。
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昭和19年8月2日、岩手県出身の海軍整備兵長・遠藤英悦は、北マリアナ諸島のテニアン島で戦死。遺書にはこう綴られている。「もとより一点の未練なからん。しかれども熱血の裏面すなわち多涙なれば、今宵のこの月を見て、念頭の忽然として故郷の山川草木を浮べ出でぬ」享年若く21。合掌。
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最新刊『昭和史の声』(飛鳥新社)刊行。約20年に及ぶ取材生活の集大成となる渾身の一作です。南京戦、特攻、BC級裁判など、当事者からの貴重な「叫び」にぜひ耳を傾けていただければと思います。
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特攻隊員・渋谷健一には、幼い子供と身重の妻がいた。彼は遺書にこう書き記した。「父恋しと思わば空を視よ。大空に浮ぶ白雲に乗りて父は常に微笑みて迎う」。昭和20年6月11日、渋谷は特攻死。奇しくも同日、妻・光は男児を出産。周囲の者たちは「生まれ変わり」と驚嘆して号泣した。
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ペリリュー島など、海外に放置されたままになっている戦没者のご遺骨の数は、実に112万柱にも及ぶ。遺骨収集を「国の責務」と定めた推進法が成立して4年。しかし、「ご遺骨の取り違え」が起きるなど、課題はなお山積している。遺骨収集は、国と戦没者との大切な約束。戦没者を二度死なせてはならない。
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「なぜ70年以上も前の戦争の話を書くのですか?」と時々聞かれます。しかし、現在の政治や外交、憲法、教育等の問題も「戦争認識」に大きく左右されています。歴史観とは価値基準の土台。だからこそ、より正確な歴史観を丁寧に広げていく作業が、とても重要だと思っています。
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ペリリュー島など、海外に放置されたままになっている戦没者のご遺骨の数は、実に112万柱にも及ぶ。遺骨収集を「国の責務」と定めた推進法が成立して4年。しかし「ご遺骨の取り違え」が起きるなど、課題はなお山積している。遺骨収集は、国と戦没者との大切な約束。戦没者を二度死なせてはならない。
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先の大戦を通じた「失敗学」はもちろん重要。軍への批判も多角的に行えば良い。しかし、だからと言って軍そのものを「悪」の一語で括ってしまうような史観はあまりに安直。軍人の中にも樋口季一郎や中川州男のような学ぶべき人士は少なからずいた。こういった人物を教科書でも丁寧に教えていくべき。
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先の大戦に関し、未だに日本とドイツを同列に並べて語ったり、「日本は加害者として相手が納得するまで謝罪するべき」と述べる人物がメディアに出ている状況には、国民もさすがにウンザリしているのではないか。いくら史実をもって丁寧に検証しても、彼らの史観は揺るがない。史実より思想なのである。
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日本海軍には多くの隠語があり、「結婚する」を「マリる」、「鼻の下を伸ばす」を「ロング」、「梅毒」を「プラム」などと称した。70年以上前の軍人さんといえども、今の若者とさして変わらない表情も持っていた。そんな彼らが身命を賭して戦い、斃れていったのが先の大戦の素顔。合掌。
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8月15日。
日本人が戦争と平和について深く思いを寄せるべき日。
戦時中、多くの方々が「未来の日本人のために」との思いで身命を賭して戦いました。
そんな戦没者の「みたま」に哀悼の誠を捧げるのは、言わば当然のことではないでしょうか。
「未来の日本人」の一人として。
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オピニオンサイト「iRONNA」に、樋口季一郎に関する論考を寄稿しました。樋口の功績は、もっと多くの方々に知っていただきたいと思っています。是非ご一読下さい。
樋口季一郎の埋もれた功績、ユダヤ人を救ったもう一つの「命のビザ」 (早坂隆) - iRONNA ironna.jp/article/15610 #iRONNA