「太田記念美術館コレクション展」では、ゆかいな動物たちを描いた浮世絵も紹介しています。頭が鳥、体が人間の鳥人間たちの姿も。現在、美術館は三密を気にすることなく、十分な距離を確保しながらご鑑賞することができます。展覧会は7/26(日)まで。
小原古邨の「鷹と温め鳥」。温め鳥とは、冬の夜、鷹が小鳥を捕まえて自分の腹部を温めること、あるいは、その小鳥のことを指します。鷹の足元で顔を出しているスズメの姿にご注目。原宿の太田記念美術館にて7/26まで展示中。現在、ソーシャルディスタンスを確保しながらご鑑賞できます。
寺子屋で習字の練習をしている猫たち。下の猫は「けつがかいい」、上の猫は「もういやだ」と、2匹ともまったく手習いに集中できていません。原宿の太田記念美術館にて7/26まで展示中。現在、ソーシャルディスタンスを確保しながらゆっくりとご鑑賞できます。
歌川国芳の「ほふづきづくし 八そふとび」。船から船へと飛び移る八艘跳びの源義経を、ほおずきで表現しています。形はちゃんとほおずきなのですが、人間の動きに見せているのが、さすが国芳。太田記念美術館にて7/26まで展示中。本日はソーシャルディスタンスを十分に確保できる入館状況でした。
鵺(ぬえ)は、顔は猿、胴は狸、手足は虎、尻尾が蛇という恐ろしい妖怪。しかしこちらの広重の作品では、源頼政と猪早太にすっかり飼い慣らされています。つないでいる紐は、よく見ると尻尾の蛇。「太田記念美術館コレクション展」にて展示中。現在、3密にならない状況でごゆっくりご鑑賞できます。
狐に化かされた男は、ザルに座ってお殿様気分。狐たちは大名行列ごっこをしたかったようで、挟み箱の代わりにカボチャを担ぎ、毛槍の代わりにトウモロコシをくくり付けた竹を掲げています。みんな笑顔で楽しそう。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。現在、館内は空いております。
本日7/5は東京都知事選。ネコの世界にも政治家たちはいるようです。こちらは「志んぱん猫の国かい」。国会に集まったネコたちがお仕事中です。なお、下の建物は現在の国会議事堂の前身となる第2次仮議事堂。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。日曜ですが、ごゆっくり鑑賞できます。
猫の枝豆売り。赤ん坊をおんぶしながら売り歩いていたところ、小さな女の子が「まめやさん まめおくれ」と元気に声をかけています。女の子もお人形をおんぶしてますね。「太田記念美術館コレクション展」で7/26まで展示中。再開して1週間経ちますが、平日の入館者数は50~60名程度となっています。
河鍋暁斎の『暁斎画談 内篇』より。人間の裸体を墨の線で、まとっている和服を朱の線で示しています。裸体の動きを把握することで、より躍動感ある人間の動きを表現できるという暁斎の教え。「太田記念美術館コレクション展」で7/26まで展示中。現在、館内は空いております。
河鍋暁斎は美術解剖学の視点も持っていました。『暁斎画談 内篇』より。頭蓋骨や頚椎の構造をしっかりと把握していたことが分かります。このような基礎的な鍛練があるからこそ、暁斎の絵は生き生きとしているのでしょうね。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示。館内は空いております。
ちなみに、河鍋暁斎は同じく『暁斎画談 内篇』にて、こんな絵も描いています。体全体の骨格、あるいは筋肉の構造といった、暁斎の美術解剖学への興味が見て取れます。(こちらの作品は現在展示しておりません。)
疫病をもたらす厄神たちを退治したスサノオ。二度と悪さを働かないよう、厄神たちの手形証文を取っているところです。体中にあばたがあるのが疱瘡神と思われます。葛飾派の絵師による肉筆画。新型コロナのウイルス拡大防止を祈念して、「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。
スサノオの履いている靴がまるでスニーカーのようというコメントを多くいただきましたので、拡大図を紹介しておきます。確かにオシャレな色と形をしていますね。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。館内は混雑しておらず、ごゆっくりご鑑賞できます。
7/9、10、浅草寺ではほおずき市が開催される予定でしたが、残念ながらコロナ禍のため中止となってしまいました。せめてほおずきたちの楽しげな姿をご覧ください。ほおずきたちが相撲を取っているところ。投げ技が決まって、行司が軍配を上げました。まわしもしっかり描かれています。作者は歌川国芳。
昨日に続いて、こちらも歌川国芳が描いたほおずき。ほおずきたちが、トウモロコシの幽霊に出会って、ビックリ仰天という場面です。腰を抜かしたり、逃げようとしたりする仕草が見事に表現されています。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。本日、館内は空いています。
東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター・つば九郎のご先祖様?黒い腹掛けと股引という衣装から察するに、鳶の仕事をしていたよう。かなりたくましい上腕二頭筋をしています。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。太田記念美術館、神宮球場から約1キロの場所です。
太田記念美術館の地下1階にある手拭い専門店「かまわぬ」。ただ今このお店では、太田記念美術館ツイッターのアイコンである「虎子石」をデザインした、「虎子石つなぎ」の手拭いを販売中。税込1,320円。原宿店限定商品ですので、ここでしか手に入りません。ご来館の際には、ぜひお立ち寄り下さい。
古寺の御簾を破って巨大な化け猫の頭部が出現した芝居の一場面。猫好きで有名な歌川国芳が描いた、手前の2匹の猫たちにご注目。実は、尻尾が2つに分かれた猫又という妖怪。手拭いをかぶって踊る表情も可愛いですが、後ろからみたお尻もキュート。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示。
安政の大地震で、崩れた家の下敷きになった人々を助けているナマズたち。ナマズが地震を起こしたとされていましたが、ナマズは、地震を起こしたのは自分たちではない、ナマズのことを悪く言わない人ばかりを助けてやったと、絵の中で語っています。「太田記念美術館コクレション展」にて7/26まで展示。
今年4月、コロナ禍のために開催3日で中止となってしまった「月岡芳年ー血と妖艶」展。改めて来月8/1より開催いたします。月岡芳年の血みどろ絵と美人画を中心に紹介。前期と後期で合計146点を展示します(全点展示替え)。詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/blo…
天気雨のことを「狐の嫁入り」と呼びますが、まさしく狐たちが嫁入り行列をしている場面です。豪華な行列なので格式高いおうちなのでしょう。場所は桜が満開の飛鳥山。狐で有名な王子稲荷がすぐ近くにありました。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。ただし本日7/13は休館日です。
江戸時代、災難や病気をまぬがれる護符として、旅のお守りになっていたのが、白澤(はくたく)という霊獣の絵。葛飾北斎は『北斎漫画』二編で白澤を描いています。ヤギのような姿で、額と胴体に眼がついています。新型コロナ退散を願って「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示しています。
「トンビに油揚げをさらわれる」ということわざがありますが、文字通り、トンビが油揚げの入ったザルごと掴み、上空高くに舞い上がったという場面。ザルから油揚げがこぼれ落ち、頭上を見上げる男の顔にペチャリ。見事に貼りつきました。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。
スサノオの蒲焼屋。食材はウナギではなくヤマタノオロチになっているところにご注目。さばいているのは天羽々斬で、調理中に天叢雲剣が出てくるのでしょうか。後ろでヤマタノオロチを焼いているのはクシナダヒメです。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示しています。
松魚亭という料亭で食事をしている猫たち。みんなお行儀よくお食事してます。右端のネコは「みなさんよろしうおあがんなさいまし」と言っています。歌川芳藤「しん板猫のたわむれ踊のをさらゐ」の一部。「太田記念美術館コレクション」展にて7/26まで展示しています。