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生きていくために、前に進んでいくために、人は色々なことを忘れていかなければいけない。
そして、自分にとってかけがえのなかったもの、そして大事なことは半分以上忘れた時に、再び姿を変えて目の前に現れてくれる。
それがいつも僕が「君の名は。」を観て想う感想なのです。
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一方で、僕はプロとは「落ち込む以外の選択肢をいくつか持っている」のだと考えています。
アイデアが出ない時はケーキを焼いてみたり、走ってみたり、掃除をしてみたり。
考え込む時間に極度に陥らないようにするというか。
僕はとりあえずケーキを食べます。うまぁ
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今の時期に悩みが多い人にお伝えしたいのが「もう7月か」と思わないこと。
悩みが多い時こそセンシティブになって、2018年の半ばが過ぎて「何も前進してない」と過度に感じ過ぎちゃうこともあります。
でも、表に出てくることだけが成果なのでしょうか?
地下で進行中の成果というのもあるはずです
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その人が「何を語るか」よりも、その人が何かを語り終えた後に残る余韻の方が大事なのかも。
あるお客が家から帰った後、その余韻として「あー、楽しかった」と言ってお皿を洗う雰囲気が残るのか、それともさっさとテレビのスイッチをつけてスポーツニュースを見たくなるのか。
余韻、結構大事。
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不思議なのが、人生の展開が速い人はよくモノを無くします。「これだけは無くしたくなかった!クッ!」というものが無くなっちゃったりする。
これは仮説なのですが、「次の展開を迎えていくための、捧げ物」という考え方もなくはないです。
自分の身代わりとして、捧げたり、前払いしてるのかも。
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自分の意見が言える人は強いです。自分のキャラとポジションを築いていく。
でも、僕自身は
「言えずに、黙って引き受けてきた人」
のことも大好きです。
そういう人って、たとえばある仕事が終わったとしても「あの時頑張ってくれたから」と結構「次」の声掛けをもらえる。どちらも頑張ってる。
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運の逆転地点は確かにあって、「あー、もう何もやりたくない」って思う時は休みをちゃんと取る時。
でも
「もっとこうしたかったな」
とか、“悔しさ”が出てきている時は、自分の足が再び前に向かって行く時。
悔しさを感じられるって、心身がまた新しい楽しみに向かっていくサインでもあります。
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「これがしたい!」と意欲が出てこない時は、もちろん色々な疲れが溜まっていることもあるけど、自分に求めるレベルが上がりすぎていることもある。
発見がなくなっている時は、驚きがなくなっているのと似てる。10年前の自分だったらどう見たかは違うはずだから。
「わー、すげー」と驚くふりから。
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よく夜寝る時などに好きな香水の匂いを枕にかける人って結構いるみたいで、やっぱり気軽にできる気分解消法みたいです。
「疲れてくると、人は匂いを感じられなくなってきて無臭の世界に行く」
って、僕はなんとなく思います。無臭の世界にいる人は表情も段々と無になっていっちゃう。
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すごく基本的なことで、そしてすごく大事なことだけど
「その人の振る舞いに対してどう対応して良いかわからず困惑してしまう」
と対人関係で困ることがあったら、とりあえず
「今目の前にその相手はいない。だから、今私の目の前では何も起こっていないし、何もしなくて良い」
と思いましょう。
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人と会う時にその人が「なんとなく上機嫌な人」なのか「なんとなく不機嫌な人」なのかを注意して見てしまうのだけど、最近そこに「戦闘的上機嫌の人」がいることにも気づきました。
常に前向きで、努力や上昇の動きを緩めない尊敬すべき人だけど、裏に「結構な不機嫌」を抱えている可能性もある。
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今の状況に足が埋もれてしまっているような重々しい感覚を受けたら
「今までの自分だったら乗り越えられなかっただろうなぁ」
と、もう勝手にその重々しいモードを抜けた気になってしまって祝福をしてあげちゃうこと。
この「先行祝福」ってけっこう役に立つことが多いです。
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自分への期待や気負いが膨張してしまうと、体や内臓がギューッとなってしまうことがあります。
そういう時、「今日は15時にコンビニでお菓子を買えたらOK。あとは全部ついで」と、具体的で日常的なミッションを設定してみる。
「ついで」の気持ちで過ごしてみると、案外波に慣れていけたりしますよ。
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占いの仕事を通じて人に会っていった時に気づいたことがあって、どの人も、
人が立ち入っちゃいけない闇を10%
ぐらい持ってる。
そこを訂正しようとしたり、興味本位で覗こうとするとお互いにトラブルが起きがち。
その10%はなつかない猫みたいな感じで、放っておくのが良かったりする。
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大人の自信のつけ方は「今悩んでいることの延長線上ではつかない」ことが多いです
それよりも、分野が違うところで小さな自信をつけた方が循環する。
仕事で悩んでいる人は、友達に頼んで、できるところからキャンプにチャレンジしてみるとか。
不便があるところに体を投じると、自信は返ってくる。
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ちょっと大胆なことを言わせてください。
「あ、もうこういうのいいや」
って飽きることができなくて、そこで切り替えて前に進めない時って「取り逃がしたものがある」と、何か100点を取れなかった過去に固執しています。
「私の人生に取り逃がしたものなどない」
と言い切ることも必要です。
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疲れって「先週はバタバタしていたから疲れた」と、原因がわかるものと、「最近何か知らないけど、調子が出ない」など、ハッキリとした理由がわからないものがあったりします。
「なんとなくの疲れ」は、緊張した日々を乗り越えて、次に向かう準備の疲れもあるから、急いでもいけなかったりします。
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VOGUE GIRL副編集長と対談しました🍄
連載を始めたばかりの頃のエピソードや、改めて「しいたけ占い」に込めてきた思いなど、かなり長くなってしまったのですがたっぷりお話させていただきました。
最後に12星座ごとのお守りメッセージも書きましたので、もしよろしければ!
voguegirl.jp/boys/boyfriend…
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思い通りにならないことに対して怒りや不機嫌で突破してこようとする人たちって、多分若い頃にめちゃくちゃ努力して、気合いによって物事を突破してきたタイプの人に多い気がします。
でも、そうやって「優秀」を勝ち取ってきた人たちって、気を付けないと他人に不機嫌や絶望感を押し付けちゃいます。
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恋愛関係でも人間関係でも「良いお付き合いをしているかどうか」を判断してくれるのって実は自分たちではなくて「周りの人たち」で
「あなた最近変わったよね」
とか、礼儀正しくなったとか、柔らかくなったとか、周りが褒めてくれる関係はとても良いお付き合いをされているんだろうなぁと思います。
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世の中に色々なことがある。
そして、自分には自分の生活がある。低気圧なんかもある。
世の中に起きていることで、気づいたら自分が動揺させられてしまっている時には、「とりあえず今の私が大切にする3つ」を持つ。
笑顔を大事に、おいしいものを食べる、夕陽が綺麗そうだったら外を眺めるなど。
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暗い気持ちに落ちちゃうことってあります。
でも、そのまま「暗い気持ち」を通していくかどうかは常に見直していってください。
「暗い気持ち」の怖いところは、今まで頑張ってきた明るい側の話も全部否定してしまうことなのです。
暗さに飽きたら明るさに目を向けてみること。そこはもう、勇気🐶
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幸せを受け取るコツって、不安を一瞬でも脇に置いておくことが大事になります。
ご飯を食べる時だけ、5秒間だけ不安を脇にどけ、「あー、美味いなぁ」と完全な幸福感を5秒間だけ「完全に」味わってみる。
不安が黒だとすると、ずっと放出していくと自分が全てグレーになっちゃうから。黒に染まるな。
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「やる気」って実は自分の中から自然発生的に出てくるものだけじゃなくて、周りからプレゼントされるものでもあります。
「この人に褒められたいから頑張りたい」とか「こいつにだけは負けたくない」も含めて。
自分が立ち止まって、ひとりになって、そういう周りと距離が出来る時期って何度か来ます
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人にアドバイスするときのルールや礼儀とは、ちゃんと「ピンポーン」と鳴らして、相手が受け入れてくれたら玄関から入ることだと思う。
急に居間に居座って、いきなり上からの態度や「言い当てよう」なんてただ自分が気持ち良いだけで、相手には失礼。
相手が嫌がったら玄関先で帰ることも礼儀。