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体を壊したり、自分の限界を知って良いことなんてひとつもないかも知れないけど、そこから風景が開けてしまうこともある。
意地や、「自分はどこまでできる人間なのか」と燃えて動く力ではなくて、自分のすぐそばに流れている川を発見できる力。
再び動いていくためには暇や静寂は必ず必要。
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闇は向き合われるのが大好きです。
向き合わなければならない闇はちゃんとあるけど
悲観的な場所から出てきた闇は
「おー、いたの😃 」
と言って、刺激しないで置いとくのが良いです。
闇は深刻化が大好きで、その限度を超えると手がつけられなくなります。
ま、沈むの気持ちいいんですけどね笑
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「歳取ったな」と感じる瞬間のひとつに、「ある不調を改善していくのに、半年間ぐらいの時間をかけていかなければいけないこと」が出てきたりする。
短期気合い作戦だけで不調を乗り越えず、「この件はじっくり取り組みましょうね」と様子を見ていく。「少しずつ」が最短の道に繋がることも多いから。
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「ジャンクの時間」
って個人的にものすごく大事にしていて
昼間から床に寝転んでお菓子を食べる
とか、その報告をしても誰も「立派だね」と言わないような時間です。
「誰かに喜んでもらえない時間」って、なんかガス抜きとして大事な気がします。それがあるから喜んでもらえる面も作れていく。
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疲れているわけではないんだけど、「なんか目標とか立てて頑張りたくないな」と思ったら、それは多分、今のサイクルを自分で終わらせていく儀式をするタイミング。
僕は特定の宗教を信仰しているわけではないのですが、お寺などに行って手を合わせてきます。
共に過ごしたこの周期に。お疲れ様でした
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自分が今何をしたら良いかわからない時は
「自分がもっとも意地悪になったら何したい?」
と
「自分がもっとも優しくなったら何してる」
と心の中で聞くようにしてます。
自分の中のネガティブを聞くのは大事で、「こんなことを思っちゃいけない」は、結構自分を磨耗させちゃうから。
232
(続き)
いつもよりネガティブな出来事が増えたり、いつものように対応できない自分が出てくる時って、バリアーのレベルが下がってる。
そういう時は無理して100%できない私を悔しがるのではなく、自然な回復を待つこと。
短気を起こして白黒ハッキリつけようとしないこと。グレーで待つのも大事。
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体調の良し悪しの目安って
「上手くいかなかったこと」
をどれだけ引きずるかの時間に依るかも知れません。
「上手くいかなかったこと」の大小はもちろんあるけれど、1日以上引きずったらそれはもう立派な空っぽの証拠かも。
上手くいかなかったことを置いてくることも大切。完璧じゃないから。
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どんな世界でも、通過儀礼としてスランプと付き合わなければいけない時があり、例えば、優しさを武器にしてきた人がそこに全く手応えを感じられなくなることがある。
そういう時は「優しさの正反対にあるもの」に惹かれてきているかも知れないのです。自分にとって厳しさとは何かに取り組んでいく時。
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プレッシャーがかかったり、疲れが溜まるような現場に行く、または、そういう人に会う時は
「初めて行く。初めて会う」
気持ちで臨む。
慣れてきて、ダラけた気持ちが出てきた現場に行く時は
「今日が最後の日。色々あったなぁ」
という気持ちを持って行く。
初心大切。
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まったく一般的な根拠はないのだけど、僕自身の経験上、自分の人生を怯えながらも、真っすぐに歩いていこうとしていこうとする人にまず出る特徴は「沈黙」です。
誰かに話すよりも「やってみたい」という気持ちが強くなるから。
常に自分のすべてを話したい時って、不安にどうしても支配されています
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・断るのが苦手な人は、相手は“ダメ元”で頼んできている
とまず受け取ってみる。
相手の誘い文句に勝手に脳内で言葉を付け足して
・「(ダメ元で頼んで、万が一でも大丈夫だったらで良いんだけどさ)明日空いてる?
と変換すると、気兼ねなく自分の希望を出せていけますよ。
#ダメ元作戦
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そのままの調子で上がっていく人などいない。
大きくパワーアップする直前には大きくパワーダウンするようなことも起こる。
力を溜めて。対応できないことを恐れないこと。
力を溜めている時に普段通りのパフォーマンスができないことは良くある。
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よくやっているライフハックなのですが、仕事で詰まった時には近くの駅まで行きます。そこで、「やろうと思えば〇〇県まで行ける」と確認します。
「でも今日は許してやる」と言って帰る。具体的な「脱出ルート」を確認すると、不思議な安心感が湧く。
今まで結構このやり方で頑張れてきました。
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・その人が好きなモノに触れている姿が安心できる
と
・その人の苦しみぐらいだったら引き受けたり、何割か迷惑を掛けられても大丈夫
と思える相手って、つまりそれはその人のことが「好き」ってことになると思います。
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「これだけ期待してもらっているのに」と、「今自分がそれを出来切れるかどうか」の体力の話って別問題です。
全ての他者は「私が抱えている事情」の何分の1しか知らないです。
期待や義理よりも「ごめんなさい、今ちょっと自分の体力を優先させて下さい!」って頼むことって大事だったりします。
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人にアドバイスを伝える時に気をつけていることは、自分が見えている世界は「主観」であり、その人のことなんて実は全然わかってないということ。
その上で嘘なく、感じたことを敬意を持って伝える。
それがないとアドバイスは暴力になる。
相手の人生をルールなく分析してはならない。
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今週の「しいたけ占い」を更新しました🍄5月22日(月)から1週間の運勢がチェックできます。
来週の月曜日で、VOGUE GIRL「しいたけ占い」の連載は終了となってしまいますが、最後まで楽しんでいただけると嬉しいです!
voguegirl.jp/horoscope/shii…
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これも経験的に。
「やりたいことがわからない」って、多分「立派な瞬間」を探しているのだと思います。
でも本当は、たまたま本屋さんで見つけた「今日の料理の表紙のピーマンが美味しそうだから買っちゃう」とか、「なんでこんなことに惹かれたのか?」を行動することが大切な気がします。
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あるアーティストの方が昔のNHKの番組で
「今の自分がやっている表現やお仕事は、この先に自分がお仕事をご一緒したい人達に対して、自分を紹介する名刺代わりになるんです」
というようなことを言っていた。
常に自分が「どういう人に」見てもらいたいかを意識すると、表現の角度は変わってくる。
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チャンスとは騒がしい形でやってくるものではなく、雪が降る直前、街から一切の音が消えるように、そういう静寂の中にやってくるものである。
チャンスと仲良くするためには、自分自身が静寂の友でなければならない。
言葉の時代だからこそ、言葉にまみれない自分の時間を。
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昔精神医学系の本を読んでいた時に
「外側に出る病気や怪我と違って、内面的に追いつめられる鬱などの症状は、外側にいるどんなに身近な人にでも『この人は弱ってる』と認識されない辛さがある」
と書いてあって、自分の「今弱ってますよサイン」を把握してズル休みするとか結構大事だと思いました。
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僕が村上春樹さんの小説が好きな理由が
「世界を良くするために、まずは冷蔵庫にある材料でおいしいオムレツを作る」
を重視する考えがあるからなのです。
モヤモヤするものの正体のほとんどは「他人事」だったりします。
拭き掃除をする、一仕事終えてラーメンを食べる。自分事を取り戻す。
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これ本当そう思います。
自分でも最近気をつけていることは
「あー、わかりますそれ」
と安易に言わないこと。
「わかる」は共感を示しているようだけど、「わかる〜」を多用しちゃうと、その人との対話で大事な部分をスルーしちゃうから。
「わからない」と言うことが大事なんじゃないか。 twitter.com/Pirate_Radio_/…
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「あー、こういうおじさんになっていきたいなぁ」と思う人たちに共通するのは、ちょっとだけお腹も出ていて、そして、会うと「ほっ」とする人達。
「僕は色々なことを知ってる」
じゃなくて、今日みた蝶々が綺麗だったとか、そういう話ができる大人って、欠損を過度に埋めてこなかった人なのかなぁ。