isana(@lizard_isana)さんの人気ツイート(古い順)

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人文系(いわゆる「文系」)の学問の成果は、数十年単位で「当たり前」になってしまうから、それが成果であることが分かりにくいというのはあるかもしれない。たとえば差別や平等、自由、子供、労働なんていう概念は何度も何度も再発見されていて、そこには直接/間接的に学術分野からの影響がある。
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たとえば、中世ヨーロッパには「子供」はいなかった。ただ「小さな大人」がいただけ。そこに「生まれてから一定期間は成長や学習という意味で特別な意味があるから、ちゃんと分けて考えなきゃ駄目だよ」と言い出したのはジャン=ジャック・ルソーさん。
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人文系の学問は社会の役にはあまり立たないかもしれない。お金がじゃんじゃん儲かったりしないし、生活が便利になるわけでもない(豊かにはなる)。でも確実に世界を変えている。それに価値が無いとは僕は思わない。
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#猫の日 なので猫に関係した小惑星を1つ。小惑星「Mr. Spock」は発見者の飼い猫にちなんで命名された。某TV番組のキャラクターに似て、冷静で論理的で頭が良く尖った耳をしていたとのこと。当時この名前は論争になり、以後ペットの名前を天体につけることは禁止された。lizard-tail.com/isana/orbview/…
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ちなみに、架空のキャラクターの名前を小惑星につけることは禁止されていない。 小惑星帯にはシャーロック(5049)もドクターワトソン(5050)もモリアーティ(5048)もいるし、ジェームズ・ボンド(9007)もトトロ(10160)もアンパンマン(46737)もいる。lizard-tail.com/isana/orbview/…
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このニュースについて誤解が広がっているため、NASAが追加のリリースを出している。変化したのは遺伝子ではなく、遺伝子発現。両者は全く異なる概念なので混ぜたらあかん(´・ω・`) ref. NASA Twins Study Confirms Preliminary Findings go.nasa.gov/2FEEBtX twitter.com/livedoornews/s…
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遺伝子が「元々持っていた絵の具セット」だとしたら、遺伝子発現は「その絵の具でどうやって絵を描いたか」に相当する。遺伝子発現はストレスがかかると結構簡単に変わる。季節変化するという話もあるくらい。 【遺伝】ヒト遺伝子発現の季節変化 | Nature Communications | natureasia.com/ja-jp/research…
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NASAによれば、ISSに1年滞在して変化した遺伝子発現は登山やダイビングとさほど変わらないけれど、本来速やかにもどるはずが、うち7%が6ヶ月経っても元に戻らなかったとのこと。もともと変化しやすいものだし、戻らなかった部分はごくわずかだから、それでどうにかなるというものではなさそう。
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今回の結果は、長期間の宇宙滞在の影響が、宇宙から帰ってきても、遺伝子(の発現)レベルで結構長い間残ってるよ、という話で、「宇宙飛行で遺伝子が変化して新人類爆誕!」みたいな話じゃない(´・ω・`)
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何度でも書く。僕は『水からの伝言』という話が嫌いだ。科学的かどうか以前に「物事の善悪と何かの美醜を直接結びつける」という話だし、「善悪の判断を自分以外の何かに委ねる」という話だからだ。ファンタジーだとしても最低の部類に入ると思う。 ref.『水からの伝言』の話 lizard-tail.com/isana/diary/?d…
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落下が予測されている天宮1号の2018.03.20までの高度変化(2枚のチャートは日付の範囲が違います)。複数の機関から落下予測が出ていますが、まだばらつきがありますね。SpaceTrack(米空軍): 4/10±数日、ESA: 3/30~4/6、AaroSpace(企業):4/1±4d。参考: 天宮1号の現在位置 lizard-tail.com/isana/tracking…
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可塑性のない身体的な特徴や生得的な形質を、さしたる根拠もなく、個人差を考慮せずに、思想や性格や行動と結びつけるような考え方には、どんなにそれっぽく見えてもまず疑いの目を向けたほうがいい。そういう考え方がとても大きな不幸を呼び込んだ例を我々はたくさん知っている。忘れちゃダメだよ。 twitter.com/Sankei_news/st…
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天宮1号の高度はさらに下がり、2018-03-30 12:55 UTC(21:55 JST)の時点で176.13 km × 189.58 km。すでに遠地点・近地点ともに高度は200kmを切り、近地点高度は180kmを切っています。ref. Tiangong-1/天宮一号(#37820) Apogee/Perigee Trends lizard-tail.com/isana/tle/misc…
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Space-Track(米空軍)が予測している 4/1 21:29 UTC±10h のパスをプロットするとこんな感じ。かなり絞られてきましたが、まだ複数のパスが通ります。lizard-tail.com/isana/tle/plot…
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参考)天宮1号の現在位置 lizard-tail.com/isana/tracking… 落下が近づいて来たため、誤差が大きくなってきている可能性があります。落下直前はGoogleSatTrackに限らず軌道要素を使った追跡プログラムの現在位置はあまりあてになりません。くれぐれも参考程度に。
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参考)天宮1号の現在位置 lizard-tail.com/isana/tracking… 落下が近づいて来たため、誤差が大きくなってきている可能性があります。くれぐれも参考程度に。なお、高度が上下しているのは楕円軌道を反映したもので、”落下”が見えているわけではありません。
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ドイツの研究機関 Fraunhofer FHR が新たに撮影した天宮1号のレーダー画像。前回より低い高度(161km)での撮影で、格段に鮮明になっている。 twitter.com/fraunhofer_fhr…
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JFSCC(米戦略軍)が天宮1号の再突入を確認したとの報。4/2 01:16 UTC(10:16 JST)南太平洋上空で再突入。 twitter.com/18spcs/status/…
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編集者としての仕事です。ポール・オフィット『反ワクチン運動の真実ー死に至る選択』 amazon.co.jp/dp/4805209216/ 原著は”Deadly Choices: How the Anti-Vaccine Movement Threatens Us All”。米国で反ワクチン運動がいかに始まり、いかに人々の心をつかみ、その結果何が起きたかを描いた本です。
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今夜は満月と木星が並んで見えます。ということは、太陽、地球、月、木星がおおむね一直線に並んでいるということです。一方は39万kmのすぐ隣に、もう一方は6.6億kmのはるか彼方にいます。 lizard-tail.com/isana/orbview/…
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はやぶさ帰還から8年。今年も、はやぶさ帰還を同日同時刻に再現 cf. Hayabusa's View - Recreation of Hayabusa's return lizard-tail.com/isana/orbview/… #はやぶさ帰還再現
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編集者としての仕事です(企画・進行)。ナタリア・ホルト著、秋山文野訳『ロケットガールの誕生ーコンピューターになった女性たち』。弾道ミサイル開発から惑星探査まで、ジェット推進研究所(JPL)で計算手として宇宙開発の黎明期を支えた女性たちの物語です。 chijinshokan.co.jp/Books/ISBN978-…
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とある大学で1年間みっちり英文でレポートを書くトレーニングを受けたけれど、ひたすら以下のようなフォーマットで文章を書かされた。 段落1:私は○○ということを主張する。その理由は3つ。 段落2:理由1 段落3:理由2 段落4:理由3 段落5:上記の理由により私は○○と考える。 twitter.com/sayakatake/sta…
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簡単そうに見えるけれど、本気でこの型で文章書こうとすると日本語でも結構難しい。3つで過不足なく○○を主張するに足る理由を述べなければならないし、それぞれの理由の重みや深さやフォーカスが揃ってないといけない。自分の主張を客観的に分析する能力がなければ形だけ真似ることになる。
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ちなみに「理由」の数は3つで固定。逆にいえば、これは3つの理由で説明できるくらいのテーマを選べという問題でもある。2つしか思いつかないなら主張として弱い。4つ必要なら主張が大きすぎるか、理由の切り分け方が良くない。