金精軒(@kinseiken_jp)さんの人気ツイート(古い順)

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無事に金色のプリンが出来あがりました。 カボチャ多めでモッタリとしたプリンと苦めのカラメルソースがたまりません。中々このバランスのカボチャプリンには出会わないのでこうして自作して欲求を満たしています。
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「お菓子に纏わる苦労や想いの発信」は、当アカウントにおいて大切な責務のひとつです。 ところが「勢いと閃きで作ったらとても美味しかった」そんな薄いストーリーしかないお菓子があり、美味しさに反して語る内容が足らずに困っています。 画像は雑穀米を使ったおはぎです。特徴は「美味い」です。
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名将、武田信玄は「人は岩垣」という言葉を残しています。 自分の勝手な解釈で「多くの人がひとつになって協力すれば岩垣のように強固になる」だと思い信玄餅の岩垣を撮影してきましたが 単純に「人はお城と同じくらい大切」という意味なんだそうです。自分は名将にはなれそうもありません。
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クラムボンの笑い声は多分こんな音です。
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金精軒は山梨の北部で和菓子作りを生業としています。 自分たちの宣伝というよりも、全国の菓子専門店や田舎の良さを身近に感じて欲しいといったスタンスでSNSを続けています。 というのは建前で、自慢の社員さんと戯れる様子を捩じ込むのが真の目的です。
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サツマイモを材料にしてサツマイモを模した焼き菓子を作りました。餡子やシナモンで味付けしたのが特徴です。 それにしても、サツマイモを材料にして態々またサツマイモを作るなんて回りくどい話です。 そこまでして美味しい物を追い求める人間の探究心はすごいですね。
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誕生日を迎える友人から「自分の好みだけしか考えてない世界でただひとつのプリン食べたい」とのご所望があり、自宅で製菓に勤しみました。 プリンは比較的簡単なお菓子ですが、この工程だけは灼熱の砂糖がキッチンで大暴れするので未だに慣れません。
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栗のお菓子が比較的高価なのは下拵えの手間が関係しています。 栗ご飯を作るにも表面の鬼皮を剥いて、中の渋皮を剥いて、剥いて剥いて剥き倒します。 今日は遠くの友人と長電話をしながら栗を剥いて過ごしました。
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「羊羹の栗がハートの形だった」ただそれだけで1日良い気分で過ごせました。味はいつもの羊羹なのに良い気分でした。
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メダカをあしらったお饅頭を作ったところ、鳥のクチバシに見えるお客さんが「分かっていてもキーウィに引っ張られる」と笑っていらっしゃいました。 では店外の本物のメダカはというと、青色のメダカを知らない方から「何の魚ですか?」とお尋ねされます。 中々噛み合わない世の中です。
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兎とウサギ。
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ウサギは花鳥風月の全てが詰まっているのでとても好きです。
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和菓子には「五味五形五色」という考え方があり、テーマは同じでも味や見た目が違う5種類の生菓子をひとつの作品として扱います。 スーパー戦隊が日本で親しまれてる理由のひとつかもしれませんが、和菓子的には「青と緑」「赤とピンク」が同じ扱いなのでカクレンジャー辺りが正しい組み合わせです。
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お彼岸になったので、艶やかに咲き乱れる彼岸花と餡子ツヤツヤのおはぎを撮影しました。 花より団子にならないようバランスを取ろうとしたところ、彼岸花3枚、おはぎ1枚で均等な力関係になりました。 食欲は強敵です。
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餡子は本来、直火で炊くものです。 鍋を直接火に当てるとコクがあり洗練された甘味になります。 直火はとても焦げ易く、職人さんの腕が問われます。またステンレスではなく銅のお鍋を使うのでお手入れも大変です。 ですが金精軒の場合は、蒸気の熱を使って餡子を炊いています。
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今朝はみんなでお団子と格闘しています。いつもは軽くあしらう相手ですが、お月見の今日は多勢に無勢なので苦戦は必至です。 お団子の戦闘力も普段より高まっており、彼らの身体からは強力なオーラが立ち昇っています。 百戦錬磨の職人でなければ、圧によって吹き飛ばされてしまっているところです。
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奴らは、群れでやってくる。
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お月見が来ると、こうして撮り溜めたウサギの画像を見ては自然の凄さを噛み締めます。 どれだけ愛らしくお菓子を作っても、彼らの完璧なフォルムには勝てません。 これからも、自然に敬意を払って和菓子と向き合っていきたいです。
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店先に謎のカボチャが置いてあったので、これは何なのかお店の皆さんにお聞きしたところ 「よく分からないが誰かが飾ってくれたのだと思う」とのご回答をいただきました。 謎のカボチャの正体は、何を隠そう『謎のカボチャ』だったのです!
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水信玄餅は透明に見えますが、寒天を使っているので色が薄っすらついています。 寒天の量が少な過ぎるのでボールにたくさん入れても目を凝らさないと分からない程の色合いです。 実はほんのり海の香りもします。
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有給休暇の季節になりました。 土地によって差はあると思いますが「両親が続けている田んぼの稲刈りを手伝うため」仕事を休む方が珍しくない季節が秋だからです。 稲は土日を待ってくれたり、毎日少しずつ刈るといった都合を聞いてくれません。 植物も生き物だと実感する話でもあります。
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夜に肌寒さを感じる季節になってきたので、今晩は鍋ココアを作りました。 テフロンではないお鍋にココアとお砂糖を入れてよく混ぜます。 ココアは振るった方が好ましいですが、洗い物が大変なのでしゃもじでココアの塊を壊していきます。 砂糖の粒にココアをよくまぶすと滑らかなココアになります。
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枝豆は素早く調理しないと生臭くなる食材で、収穫してから1時間以内にお菓子にすると美味しくなります。 毎年ずんだ餡を作る日は、職人さんもパートさんも、販売員さんも営業さんも会計さんもTwitter担当も部屋とワイシャツと私も動ける者は全員枝豆の下拵えをします。 みんなでお菓子を作ります。
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枝豆をずんだ餡にするには、鞘だけではなく豆の表面に付いた甘皮を取る必要があります。 何万個の豆をみんなで剥いて剥いて、やっとずんだ餡が出来上がります。 五月雨を集めて早し最上川。
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職人さんが「恐らく菊だがコスモスの可能性も捨てきれないお菓子」を作っていたので、不粋を承知でお尋ねしました。 結果は菊でした。 加えて「雪のお菓子をしらす干しと指摘されて笑うくらいなので、これからも気にせず確認してください」と返してもらえました。 しらす干しの君に心からの感謝を。