金精軒(@kinseiken_jp)さんの人気ツイート(新しい順)

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ボンボンの写真を撮影していると、中のシロップが我慢できずに染み出ているものを見つけました。 吸血鬼であることを隠して生活している方が、他人の切り傷から滲む血を見て思わず生唾を飲み込むシーンと言ったら通じるでしょうか? 食欲が猛烈に湧き上がり、直ぐに首を振って我に返るアレです。
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この季節になるとお正月用に作るお餅の準備で忙しくなります。 自分達で育てた落花生を入れたお餅が中でも自慢ですが、一緒に入っている青海苔までは諸事情で育てることができないでいます。 武田信玄が新潟を欲しくなったのもお餅に青海苔を入れたかったに違いありません。
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サクランボの季節になりました。冬なのに旬を迎えるのはハウス栽培だからではなく、程よく浸かったからです。 山梨県産のサクランボを洋酒に漬け込んで数ヶ月、芯までお酒が染み込んで艶々になってくれました。またチェリーボンボンにでもしようかと考えています。
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栗餡と聞くと、普通の餡子の中に栗が入っているものをご想像する方もいらっしゃるかと思います。 それも美味しいですが、秋はやっぱり栗だけを使った贅沢な栗餡が食べたくなります。 中でも長野県小布施堂さんの栗どら焼きは声が出るほど美味しいです。 あぁ…と呟きながら食べています。
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羊羹は大きく2種類あり、寒天で固めた「練り」と小麦粉などで蒸し固めた「蒸し」があります。 後者は秋の味覚と相性が良く、当店でも芋の蒸し羊羹を作っています。 上品で爽やかな甘さが持ち味ですが、「いもむしようかん」と呼ぶとお客さんが驚いてしまうのが玉に瑕です。
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全ては書ききれないので省いていますが、当店で作っている洋菓子には何かしら和の要素が含まれています。 プリンに黒蜜をかけるが良い例でしょうか。 看板商品の関係でほんのちょっとだけ黒蜜には拘りのある和菓子屋なんです。
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画像は琥珀糖を乾燥させている様子です。 お砂糖を多めに入れた寒天ゼリーを乾燥させると、表面だけに砂糖の膜ができます。外は飴、中はゼリーといった食感になり日本で古くから愛されているお菓子です。 ガチャが回せる石の類ではないです。
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当店には分かってる方しか買わない隠れた一品があります。地元の雑穀と合わせたガトーショコラの切れ端で、時々店頭に並びます。 高級チョコレートだからと一欠片ずつ口に運びたい気持ちを抑え、口いっぱいに頬張るのがお勧めです。 この背徳感と開放感、鼻腔から吹き出すカカオの嵐が癖になります。
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ここ数年、どら焼きの皮をお皿にしたお菓子を作るようになりました。 ソフトクリームのコーンなど、器に使っているお菓子が美味しくないと最後のひとくちか寂しくなるので中々に良いアイデアだと思っています。 「その点トッポってすげぇよな!最後までチョコたっぷりだもん!」みたいな感覚です。
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お汁粉のネーミングを変えれば、普段和菓子を食べない方にも餡子をアピールできるのではないか? そんな事を考えながら「小豆のデザートスープ」などとちょこざいな名前を考えていました。 でもやっぱり汁粉は汁粉です。「寸胴にたっぷり入った熱々のお汁粉」読んでいるだけで身体が温まりそうです。
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今日も近所のお子さんが考えた「ラズベリーの和菓子」を作りました。 ご本人はお饅頭のつもりかもしれませんが、ラズベリーから作った餡子が餅生地と合うので花に仕立てた大福になっています。 自画自賛でお恥ずかしいですが、とても美味しいので感想が楽しみです。
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秋の催しの一環で、近所のお子さんが描いてくださった和菓子を実際に作ってみました。 雅で煌びやかに仕立てています。 配色や模様から、プリキュアによくある「パステルカラーでふんわりしたデザイン」がお好みなのではと想像しています。
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社長が柿を店頭に干してくれました。どうせ干し柿を作るなら飾りにしようとの粋な計らいです。 田舎の和菓子屋は、普段の生活をお見せするだけで店作りになります。飾らない姿ほど飾りになるなんて不思議な話です。
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金精軒は洗練された和菓子職人の集団というよりも、田舎に住む人達が「たまたま和菓子を生業に選んだ」心持ちのお店です。 近所の方が食べたいと言えば洋菓子も喜んで作りますし、実家の畑で育てた野沢菜をみんなで漬物にしたりします。 和菓子が文化なら、日本人の生活そのものが金精軒の仕事です。
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何のことはないシンプルなお饅頭を作りました。いつもの生地でいつもの餡子を包んだお饅頭です。きっといつものお客さんがいつもの日常で食べるものです。 SNSをやっていると、つい特別な物を探しがちになります。何か大きい出来事がある度に普段を見つめ直し、姿勢を整えています。
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Jタウンネットさんが先日の柿デザートについて詳しく取材をしてくださるどころか、実際にお菓子を作ってくださいました。 詳しいレシピが気になっていた方は方は是非ご覧になってみてください! 製菓を楽しんでくださりとても嬉しい内容でした。 news.livedoor.com/lite/article_d…
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食品に限らず、製造品は全て同じ見た目になるように作るのが一般的なやり方です。 ただ、せっかく手仕事で作っているのに強引に見た目を揃えるのは勿体無いので、信玄餅は最後の結び方にルールを設けず自由に縛ってもらっています。 ルールがないと労力も減る点も重要なんです。
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さつま芋をシロップと一緒に真空パックしている様子です。香りをお芋の中に封じ込め、シロップに旨味を溶け出させない効果があるのでとても重宝しています。 お菓子は手作りの方が美味しいイメージがありますが、機械でしかできない特殊な調理法もあり非常に魅力的です。
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昨日の呟きについて何件か取材をお受けました。 その際「金精軒48の必殺技」について詳しくお尋ねされたので、あれはキン肉マンの能力「48の殺人技」と、屋号の「金」をかけた冗談のつもりだったと返し続けました。 自分でボケの説明をするのがここまで恥ずかしいものとは知りませんでした。 twitter.com/kinseiken_jp/s…
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バニラアイスと一緒に食べると柿が不味いだなんてもう言えなくなりますよ!
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柿農家さんから「家族が柿嫌いで悲しい」というお話を伺ったので、金精軒48の必殺技のうちのひとつ「柿のカラメルシロップ漬け」を伝授しました。 薄く切った柿を苦いカラメルシロップとラム酒に30分浸して出来上がるちょっとしたデザートです。
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傷をデザインとする和菓子があります。黄身時雨です。 画像1枚目の生地を蒸し、ふかふかに膨らませてヒビができれば成功です。 考案者がこのお菓子を失敗だと思わず、良さを活かそうとした目線とゆとり。自分も常に持ち合わせたいものです。
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十五夜は中国から伝わった満月を愛しむ行事ですが、十三夜は日本で生まれた「欠けた月」を楽しむ行事です。 欠けた月を栗や豆に見立て、秋の実りへの感謝と共に今年も見上げます。 完璧な満月も美しいですが、少し足りないくらいが丁度良いです。
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褒められたのに不本意な気持ちになる稀有な経験をしました。 「カボチャとサツマイモ、どちらのプリンが美味しいか食べ比べたい」との依頼を受けたので両方用意したところ「どちらも美味しい」との返事が返ってきただけで終わったからです。 単にプリンをご馳走しただけで終わった感が否めません。
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ゼニと落花生を収穫しに行きました。 普段から「体毛がきな粉色」といった表現をしてきましたが、こうして比べると落花生の色にも見えます。 白と茶色は美味しい色です。