金精軒(@kinseiken_jp)さんの人気ツイート(新しい順)

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無事に金色のプリンが出来あがりました。 カボチャ多めでモッタリとしたプリンと苦めのカラメルソースがたまりません。中々このバランスのカボチャプリンには出会わないのでこうして自作して欲求を満たしています。
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山梨の新しい葡萄の品種「ブラックキング」を使ってゼリーを作ってみました。巨峰とピオーネの良いとこ取りといった味わいで魅力的な品種です。 同じ名前のメダカ、ザリガニ、サボテン、ヘビ、ウルトラ怪獣などのライバルを押し除け、検索上位になる日が来るよう応援していきたい次第です。
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夏の終わり。
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よく「このお菓子は甘くなくて美味しい!」といった説明を耳にしますが、砂糖を減らして美味しくするのはとても大変です。 地元のパイ屋さん「八ヶ岳パイ工房」さんでいただいたブルーベリーパイが甘さ控えめで酸味が心地よい素敵なお菓子でした。 ご馳走さまでした!
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全部ではありませんが、和菓子職人は木や竹を削って自分の手に馴染む道具を作ります。 個人の手の形、動きの癖に合わせた道具は作業効率を格段に上げます。 道具は人を助けるための物なので「サイズの選べない道具に合わせて人が動きを変える」ばかりだと本末転倒になってしまいます。
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巷では「適当にクリーム多めで作った食べ物にマリトッツォって名付ければ売れるんじゃないか!?」といった発想の食べ物が珍しくなくなってきました。 そんな食べ物で雰囲気や世情を楽しむのも食の醍醐味です。広い心で楽しんでいただけたらと思います。
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お菓子の分類についてです。 「メロンパンは何gのメロン果汁使わなければ名乗れない」「信玄餅は武田信玄を…」といった面倒な話を避けるため、規定が定められた食品でなければ分類を自由に名乗れる食べ物は沢山あります。 名乗ろうと思えば画像のどら焼きもマリトッツォと名乗れます。
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以前制作過程を呟いたハーブと果物の羊羹が甲府駅店で並ぶことになりました。9月からだそうです。 ここで呟くお菓子は販促しても手間賃が返ってくる程度の物ばかりで、この羊羹も「楽しいから作った全然儲からないお菓子」です。 単純に美味しくできたのでもし見かけたらおやつにどうぞ!
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もう食べられる煮栗を、態々シロップに漬けて糖度を調整しました。 栗を羊羹に使用する際、両者の糖度が違うと浸透圧で水分の意向が発生します。これは離水と呼ばれており、滲み出てきた水分によってべしゃべしゃになるのです。 このような糖度調整は…やっぱりだめです。全然面白く書けません。
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若い店員さんから「げろう」なる和菓子が何なのか聞かれたので「外郎の読み方は"ういろう"」だと教えてあげたところ、 フランス語で「外!」と返してくれました。文字で書くと大変伝わり難いのが残念です。 棒状の外郎が有名ですが、色々な素材と合わせやすい味なので生菓子の皮にも使います。
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世の中にある大半のタルト生地が硬過ぎて自分好みではなかったので、サクサクした軽い食感になるよう見様見真似で作ってみました。 しかし味は美味しくできたものの、生地がマスカットの値段の重圧に耐えきれず崩壊してしまいました。 味と見た目の両立を求められる製菓の世界は本当に厳しいです。
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「薄めると色が変わる」という話です。 当店が作っている琥珀糖は水色をしていますが色付けは緑です。 本当に青を付けてしまうと細かく切った際に白くなってしまうからで、緑だと最終的に水色になります。 これは想像ですが、青信号も本当に青いと見えなくなる事があるのではないでしょうか。
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日頃から「山梨北部は西洋の野菜が美味しい」と発信しているこのアカウントですが、その野菜を使った料理番組が放送されるそうです。 日頃私達が食べている野菜や素敵な景色を是非ご覧になってみてください。 町内でKing & Princeさんが農作業をしていたなんて驚きです。 youtu.be/DcNgN8V1m84
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菊の上生菓子に細工を施す様子を撮影しました。 上生菓子は手間と経験の結晶な為、どうしても材料費だけで値段を付けることができません。 和菓子に歴史があるお陰で私達はご理解をいただきやすいですが、値踏みされがちなITやデザイン関係のお仕事も同じ様に認知度が広まって欲しい次第です。
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先程「夏がもう終わる」といった感傷に浸るような呟きを致しましたが、今年最後のブルーベリーを軽く煮付けてチーズケーキにブチまけている内にどうでも良くなりました。 10分保ちませんでした。 秋の美味しい果物をどんなお菓子にしてやろうか、これからの事でわくわくが止まりません。
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名曲「蛍の光」を聴くと閉店のイメージが頭をよぎって物悲しい気持ちになります。 それと同様に、職人さんが菊の上生菓子を作り出すと同じような気持ちになります。夏の菊は晩夏を指す季語。夏がもう終わる合図です。 日曜日のサザエさんもまた然りです。
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お盆さんに入り、毎日「安倍川餅」で大急ぎの金精軒でございます。 安倍川餅は、お餅に黒蜜と黄な粉をかけて食する昔ながらの餅菓子になります。味付けは様々で、砂糖と黄な粉にまぶしたお餅を安倍川餅と呼ぶ地域もございます。 山梨北部のお盆さんにはこの安倍川が欠かせない食べ物です。
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焼き菓子は出来立てと、半日程生地を休ませた物とで味が変わります。 画像のどら焼きは焼きたてふわふわです。時間が経つと餡子の水分と生地の水分が近付き両者の一体感が増します。 どちらが上という事はなく、まだ馴染んでいない焼きたてを口の中で噛んで合わせる食べ方も美味しいです。
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自分が首都圏に住んでいた頃、とある河川敷のバーベキュー場が大混雑している様子に絶句したことがありました。 田舎の綺麗な川に慣れてしまい都会の川が物足りなかったのです。 と、書いたところで首都圏の定義を調べたところ「山梨は首都圏」ということを知り絶句しています。
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山梨北部の夏はとにかく野菜だらけです。毎日野菜を食べ続けないと冷蔵庫が破裂しかねません。 西洋の野菜も美味しく育つ地域なので、こんな時はミネストローネの出番です。数種の野菜から溶け出した圧倒的旨味重奏はまさに歯車的野菜の小宇宙。 イタリア料理が山梨の家庭の味になる日も近そうです。
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餡子にカフェオレが美味しすぎて、また食べてしまいました。 濃く淹れた少量のコーヒーを牛乳で割り、砂糖は加えずに餡子にかけるだけで至福のひとときが味わえます。 カラメルソースやチョコレートもそうですが、甘いものに苦味を足すと味に深みが出ます。苦味は大切な調味料です。
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お麩は和菓子の材料としても使われる事があります。画像は乾燥させる前の瑞々しい生のお麩で餡子を包んだお菓子です。もっちもちです。 生麩はどちらかというと西日本でよく見かける食材で、京都や石川県辺りが有名でしょうか。 グルテンフリーもこのお菓子の美味しいさの前ではタジタジです。
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お店の裏の河原で、相棒と散歩を楽しんでいる方がいらっしゃいました。 ご本人からするとご家族かもしれませんが、この麗しさと猛々しさを腕に乗せる様に「相棒」という言葉を使わせていただいた次第です。 快く撮影させていただき誠にありがとうございました。
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夏は暑さから需要が落ちますが、当店は餅菓子が得意なので「ゆべし」をよく作ります。 経絡秘孔を突かれた荒くれ者の断末魔に似た名前ですが、粉にした餅米をお醤油と砂糖で味付けして蒸し上げた和菓子のひとつです。 一子相伝ということもなく全国で食べられますが、当店は胡桃入りです。
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ハーブにすっかり魅了されてしまい、今日は南アフリカのハーブを使ったルイボスティー羊羹に林檎を入れた試作を作りました。 ルイボスの香りに眉をしかめる方も少なくない中「ここまで自分好みのお菓子と出会えた奇跡に感謝したい」と羊羹をフォアグラか何かのように噛み締める方もいました。