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自由を失う苦しさをこの1、2カ月で日本人の多くが感じたはず。「遠くのことなんて興味ありませんよ」と人気タレントがTVで公言する日本だが、次元の違うレベルで自由を奪われ、奪われようとしている人たちが感じている恐怖に思いを馳せることができる人が増えたと思いたい。
news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne…
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イラク戦争では「他国への侵攻は国際法違反」と反対した人々が、アサドの無差別攻撃には沈黙しつつ米の軍事介入には反対し、つまり人が殺されることでなく他国への軍事介入を問題にしているのか、と思いきや露の侵攻よりも米のウへの支援を批判していて、つまり一貫しているのは反米だけというお話。
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拘束の状況はそれぞれ違うので比較すること自体が間違っているのだが、2年3年拘束された人に解放直後からカメラを向けて喋らせるのも会見させるのも日本社会だけで、それが異常であるという認識が日本の中で広がることは恐らく永遠にないだろう。これこそがまさに日本なのだから。
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「女神」と呼ばれることを「好きじゃない」と本人から直に聞いた記者が、自分の書いたそのインタビュー記事の見出しに「女神」と入れていたと。たいした神経してますなあ。そういうのを日本では“優秀な記者”というのでしょうなあ。
buzzfeed.com/jp/kotahatachi…
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《ネットの誹謗中傷を本気で考えなくちゃいけない時》
人が亡くなってようやく考えるわけね。
Twitterのクソコメントを取り上げて番組や紙面をつくってきたメディアが今さら他人事のように言っているが、自分らが今まで考えなかったことをまず考え直せ。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200523-…
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予告編だけでも涙が出てしまう。
空爆下に生きる彼女たちを、「米国に操られているだけ」「全員外国人テロリスト」「いくら殺してもなんの問題もない」と蔑んできた人々は、これを見ても同じことを言うのだろうか。 twitter.com/ForSama_JP/sta…
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《コロナ禍が終わった時点でしっかりと検証されることを望むが、これまで日本政府がやってきたことを眺めると旧日本軍の失敗パターンを繰り返している気がしてならない》
残念ながら、検証しないということも間違いなく繰り返す。
headlines.yahoo.co.jp/article?a=2020…
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私が帰りの運賃を払わなかったと言っている連中がいるが、トルコ航空の好意で「代金はいらない」と申し出があり、日本外務省から「せっかくの好意だから受けた方がいい」と言われたのでありがたく好意を受けた。相手の好意をはねのけて払うべきだと言いたいのか。
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「退避勧告を無視したことについて」と聞かれるのだが、戦争が起きているところは基本的に退避勧告が出ているので、戦争取材は退避勧告を無視するところから始まる。だから「なぜ退避勧告を無視するのか」という質問は「戦争を取材する必要はない」という認識から出ているのでそこから話す必要がある。
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私は子供の頃からきつ音があり、記者会見では特に緊張した冒頭で出ないようこらえながら話したのだが、心理学者という人が「おわびでつまったのは、おわびすることに抵抗感があるからだ。おわびに対して抵抗感が強いのかな」とTVで解説していた。
きつ音は人格を否定される。
www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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フジテレビが私について「外務省から止められたにも関わらず、シリアに渡航」とHPに掲載している件で、「止められた」とは具体的にどのような事実なのか問い合わせたところ「取材の詳細については明かせないが取材で確認した」というだけで、どういう事実なのかは言えないんだとか。
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ジャーナリストだったら今すぐ武漢に行け、と私に言ってくるご親切なご提案をしてくる人がいます。以前はウイグルに行けでした。そういうのに乗せられるつもりはありませんが、そもそもそれを言うなら外務省に言ったらどうですか?大きな相手には怖くて言えない?
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私が人質になったのは今回のシリアが初めて。人質3回だとか6回だとかデマを拡散している人々は、私を叩くために、日本がホイホイ身代金を払う国だと世界中にせっせと宣伝し、結局は日本人全体を危険にさらす自滅行為を繰り返しているわけだ。
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《電気も止められ、蒸し暑い梅雨の時期にエアコンを使うことができなかった》
《食事は差し入れられたもののスープなどの汁物は粉末状だったため、お湯がなく飲めなかった》
懲罰のやり口がシリアでの私の状況と酷似。人を拘束しているうちに人を人と思わなくなっていく。
www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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「日本の場合は上から言わないと変わらない」という趣旨のことを小池百合子都知事が言ったが、04年のイラク人質事件でまっさきに「自己責任論」を唱えたのが当時の小池百合子環境相で、そのまま日本社会に定着していったのだった。
bunshun.jp/articles/-/9514
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政府が救出したことを示す事実は ひ と つ もない。
単に見つからないだけではなく、救出するために必要な具体的な手続きを わざと やっていない、という事実がある。
それでも「政府が救出」を信じるのはもはや宗教の世界だが、問題はほとんどの報道機関がそのレベルだということ。
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勝浦のホテルやクルーズ船に滞在の人たちには、帰宅後も専門家が精神的なケアをしてあげてほしい。ああいった状況は当事者しか理解できないから、身近な人は何も言わずにそばにいてあげるくらいのほうがいい。特に身近な人は、何か疑問があってもそれは自分が知らないだけだから問い詰めてはいけない。
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「何回も人質になっている」と実名でも匿名でも何ら根拠を示すことなく言いたい放題言われてきたが、完全なるデマであるということは公開された公文書からみても明らか。デマに対していくら反論しても無駄であると16年たって思い知らされたという話を2回に分けて書きました。
hbol.jp/223197
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昔、「イラクに行かせてもらえないから新聞社やめた」というのはデマであることを面と向かって説明したのに、「だってWikipediaに書いてあるもん」といって本人の説明よりもWikipediaを信じる人がいた。04年のことだが、そのころからそれほど変わっていないのかもしれない。
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政府が止めたらから取材をやめる、というジャーナリストは存在しない。そういうのはジャーナリストじゃないので。取材をするかしないか、やめるかやめないかは自分らで決めることであって、政府が何を言っていようとそれによって決まることはない。こんなの言うまでもないが。
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権力者は人の死を利用する。
芸能人や一般人へのデマや罵詈雑言と政治家や政策自体への批判の区別がつかない人々が自民の支持者に多いであろうことが容易に想像つくので、匿名での政府批判を取り締まる方向に向かうことも容易に想像がつく。
sankei.com/politics/amp/2…
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ほんの少し考えれば分かりことであり、はっきり言って知性の問題だと思うが、そういう人々が画面で流れているものをそのまま信じて、悪意ではなくむしろ良いことをしているつもりで拡散させるのだから、放置しておいてよいものではない。陰謀論はそうやって軽く考えている間に広がっていく。
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中村医師が偉大な功績を残したということ自体が彼のやり方・考え方が正しかったという何よりの証明。米国をはじめとする他国のNGOもあれほどのことはできていないことからもよく分かる。
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デマをいちいち潰す努力をしているのは、私が反論できない間に10年以上前のデマをわざわざ探し出して撒き散らしたネットやメディアの人々がいて、無視しておけばそのうち無くなるなどというのは完全に幻想である、と実体験したからです。