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一方気になるのは「家族が大事という教義」を提唱する事自体許されざる悪みたいな認識の人が散見されて結構ビビる。「最先端のポリコレ思想を常に最重視すべき」も「家族や国のまとまりを大事にすべき」も自分個人がどちらを選ぶかはともかく主張する政治的権利は等価に与えられるべきなはずでは?(続
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今回記事では報道から明治神宮の売上規模を試算し、普段から内苑外苑の森の維持費が大きな負担になっている事を詳察しています。それを知れば反対派が言う「銭ゲバの明治神宮が儲け話に飛びついた」的な話ではなくむしろ「ギリギリの財政状況の中で森を守ろうとする責任感」すら感じられるはず。(続
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反対派の「先人たちが守り育ててきた”神宮の森”を守れ」という文言や、ウェブ記事などで誤解させるような空中写真が多用されている事もあり、この基本的な誤解が放置されがちだと思います。そしてむしろ事情を深く知れば、明治神宮はあの内苑の森を守る費用の為に今回の再開発をやる側面もある。(続
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それ以外でも安倍氏は凄い強引なイメージあるがむしろ非常に調整能力が高く、例えば集団的自衛権関連で自民党最右派がやりすぎる可能性を野党を利用しバランスさせつつ落とし所を探るなど、細かい党派が先鋭化しバラバラにならないようにするスキルが抜群で、これは今の野党が参考にすべき点かも。(続
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同じ番組の中頃は日韓の自由貿易協定で韓国製品が安く買える、て話をしてて、人によったら保守派がここを見てNHKは韓国に乗っ取られてる!てなりかねない気がして、だんだん左右両方からNHKが仮想敵扱いされていく未来が見えてきた(笑)
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印象的だったのはTPP交渉を選挙の後にすると自民党議員の一部が「絶対反対の公約」を掲げる人が出てくるから、先にオバマと交渉して既成事実を作りその後選挙ではその補償策を公約にするほうが戦いやすいと判断したとか、とにかく「協力を取り付けて話を通す順番とか緩急の判断」が凄い冴えてる。(続
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一方アメリカのDon’t look up(ディカプリオ主演)とかは「敵であるトランプ派」だけを悪く描く形になってなくて「正義の告発者」が自分達の正義に引きこもることで何も伝わらないことや「意識高い系の自己満足的な感動イベント」にしちゃうことで結局何も変わらない状況等が強烈に皮肉られている。続
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そうやって「国民どもはバカ。俺たちは賢くて正しい」しか言ってない状況を変えていかないと、自分たちの価値を理解してもらって票を得るとか無理でしょ。以下記事twitter.com/keizokuramoto/…で書いたように「維新が勝つにはそれなりの理由」ってものがあるんで、直視して打ち勝とうとしないと。(続
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『明確な因果関係の立証がなくても怪しいというだけでカルト宗教をバンバン追求していい』=『(例えば)左派系過激派団体をバンバン追求していい』的構造があるので、今メディアが少し恐々という感じで徐々に統一協会マターに触れるようにしてるのは権力への忖度というより必要な配慮なはずでしょ?続
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月末恒例連続noteの一本は、よくある「アメコミvs漫画」SNSバトルでかき消されがちな「結局北米で日本漫画はどれぐらい売れてるのか?」「”ポリコレの行き過ぎでアメコミは衰退した説”は本当か?」等を中立的かつ冷静に調べ、今後の日本漫画の可能性を考える記事です。(続note.com/keizokuramoto/…
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左派が礼賛する少し前の韓国映画には「学生を監禁して殺しちゃう公安警察」とか「デモ隊に発砲する軍隊とそれを隠蔽する政府」とかの「巨悪」が出てくるけどそれは一昔前まで韓国にはそういう独裁政権が本当にあったからで、民主化された国家にはそんな「巨悪」は左翼のファンタジーの中にしかない。続
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昨日からバズってる以下の連ツイでも言いたかったのは『あべしね』とか言わないにしても『安倍が必要とされてる理由』とちゃんと向き合って自分たちなりの代替案を考える人たちすらほとんどおらずただ悪魔化して奴を倒しさえすればバラ色になるんだと言ってるだけではね。続
twitter.com/keizokuramoto/…
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アメリカ型エリートは「見た感じの完璧な爽やかさ」の背後で骨の髄までネオリベ精神に満ちているので「自分を売り込める”弱者救済の理想像”を描いてそこにお金を集める」事は得意だが一方で公立学校の学区ごとの予算が全然違いすぎるような格差の根本問題は放置されてしまう「米国あるある」になる。続
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とはいえあまり軽い気持ちで潜入とかしない方がいい、マインドコントロールされちゃうから!て今ネットで言われてるしあまりお勧めはしないが、でもまあ、一般に思われてるように拉致されて強引に勧誘されて逃げられなくなる的な例は凄く少ないと思う。カルトってそういう感じじゃないんだよね。続
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別に日本会議や統一協会に言われずとも「家族が大事」的な教義は一般の素朴な人心的に普通に共有されているもので、「カルトが騒ぐから自民党はそういう主張をするのだろう」という認識はそもそも間違ってる。よく夫婦別姓問題とかで「選択肢を増やすだけなのに」という触れ込みが警戒されるのも 続
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保守派側は「決して選択肢を増やすだけでは終わらない」事を知っているから反対されるというか、「個」と「家族や国といったまとまり」を必ず対決するものと見て後者の影響を「滅ぼすべき後進性」として徹底排撃するモメンタムが隠されている事を警戒されるからちょっとした改革も進まなくなる。続
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まとめると安倍氏は「政治(選挙)というゲーム」の純粋な”プレイヤー”として非常に有能なスキルを持った人だったという事がわかる本でした→amzn.to/3Zp5Dtw 安倍氏とは逆の政治的意見を持っている人でも、戦後最長政権を作った「スキル」は野党側も学ぶべき点が多いんじゃないかと。(続
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クライアントの経営者と『組織は成長してたら百難隠すし皆ハッピーな居場所を作れるが成長してないとどうしても澱んでくる』と話した事あるんだけど、今話題の人文アカデミアの騒動を見てると(詳細はよく知らないが)やはり『椅子の数が限られてる世界』は次々と不幸を呼び込んでしまうなと感じる。続
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この話に関連して、Netflix版「新聞記者」に関する記事も準備中です。ネトフリ版は映画と比べ「官僚が暗闇でツイッターに書き込み」「獣医学部の設立目的は生物兵器」的な「いかにも陰謀論」は消してるが、結局全部「敵側のせい」にしてる所は全く変わらず、結局「左翼の内輪ウケ映画」になってて。続 twitter.com/keizokuramoto/…
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そういうのは全部「安倍という巨悪」じゃなくて自分も含めた「小悪の連鎖」によって起きているので結局現状の制度のどこに歪みがあるのかを真剣に考えてお金使って調べて解決するしかない。立民も69億円も助成金貰ってるんだからそれこそ「お友達」のPR会社に大金使ってないでちゃんと準備するべき。続
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記事要約4
・広告塔に利用されるのを容認していた事が脇が甘いのは確かだが、一般に思われているほどにズブズブに自民党が「支配」されているような実体はおそらく存在しない。(逆に言えば、適切に誘導すれば尻尾切り的に関係を切る流れになる事も難しいことではないという話と思われる)続
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色んな制約条件の中なんとか関係者が10年以上かけて詰めて来た案に対し、反対派は最初から「どうせ単に金儲けにしか興味のないクズどもが考えた案に違いない」という偏見を持って争点化した為に、結果として推進者側の態度も硬化して説明不足になって相互不信が渦巻いてしまっている所がある。(続
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松本杏奈さんをメディアを通じて見ていた印象では別に米国絶対主義者ではなくたまたま自分には合っていたという感じだし周囲のサポートに感謝している様子も十分感じられました。そこで「無理解な周囲に抑圧されてそれを独力で跳ね返し成功したストーリー」でマーケティングする事自体が間違いで。続
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自分は「アメリカ的な理想主義」は大好きなんですが、実際の彼らはその「実装」面において社会の辺境部分がムチャクチャになっても全然OKという精神で作られている事には注意が必要で、日本でも同じ理想を追いたければ、現実の日本社会とのすり合わせを今の何百倍も丁寧にやる必要があるんですよ。続